115 / 372
4 もふ!うさうさクラブ
『おかま伝説』佐祐ちゃん、姫ちゃん
しおりを挟む
佐祐ちゃんは姫ちゃんより一年先にうちに迎え入れられました。
佐祐ちゃんはホーランドロップイヤーラビットの男の子です。
ですから、お嫁さんにと、ペットショップで、ホーランドロップイヤーラビットの女の子を捜していました。
そうしたら、ブロークントートの可愛い子がいるではありませんか。
まだ、鼻の先と背中が少し茶色いだけの白地がメインの可愛い子でした。
ペットショップの女性の店員さんに、尋ねました。
「お嫁さんが欲しいのですが。男の子ですか女の子ですか?」
「分からないけれど、男の子です」ときっぱり言った後で、「女の子でした」と撤回されました。
夫も覗いていたのですが、分からないとのことでした。
お股を見ても毛がふさふさだし、その子は、暴れまくってました。
結局、その子を買って来て、帰りの車の中で『姫ちゃん』と名付けました。
気が早いですが、どう見ても『姫ちゃん』だったのです。
ママも夫も、姫ちゃんは女の子だと思っていて、佐祐ちゃんとは、別のケージで暮らさせ、お散歩の時間もずらしていました。
ケージ越しにお見合いをさせると、佐祐ちゃんも姫ちゃんもどきどきする程気が合うようでした。
「これはいける!」
私一人、きらきらしていました。
「可愛い赤ちゃんを無事に産んでください」
そっとお願いしました。
「もう、会わせても良いでしょう?」
夫にせがんで、姫ちゃんが我が家に来てから半年程経ちましたので、ケージから出しました。
マウンティングの嵐です。
お互いにマウンティングをし合うので、ぐるぐると回ります。
女の子もするからと思って楽しんでいたのですが、夫が疑念を持ったようです。
「引っ繰り返してみよう」
夫の見立てでも十分立派な男の子でした。
夫は大笑いをしましたが、特にママのそのショックは隠し切れませんでした。
男の子だと判明しても、考えても考えても、『姫ちゃん』は『姫ちゃん』です。
餌をやる時はママは『お姫』、遊ぶ時は夫は『姫すけ』と呼んでいます。
佐祐ちゃんは、姫ちゃんをお嫁さんだと思ってますか?
姫ちゃんは自分を男の子だと思ってますか?
どちらにしても、ママは佐祐ちゃんも姫ちゃんも好きです……。
佐祐ちゃんはホーランドロップイヤーラビットの男の子です。
ですから、お嫁さんにと、ペットショップで、ホーランドロップイヤーラビットの女の子を捜していました。
そうしたら、ブロークントートの可愛い子がいるではありませんか。
まだ、鼻の先と背中が少し茶色いだけの白地がメインの可愛い子でした。
ペットショップの女性の店員さんに、尋ねました。
「お嫁さんが欲しいのですが。男の子ですか女の子ですか?」
「分からないけれど、男の子です」ときっぱり言った後で、「女の子でした」と撤回されました。
夫も覗いていたのですが、分からないとのことでした。
お股を見ても毛がふさふさだし、その子は、暴れまくってました。
結局、その子を買って来て、帰りの車の中で『姫ちゃん』と名付けました。
気が早いですが、どう見ても『姫ちゃん』だったのです。
ママも夫も、姫ちゃんは女の子だと思っていて、佐祐ちゃんとは、別のケージで暮らさせ、お散歩の時間もずらしていました。
ケージ越しにお見合いをさせると、佐祐ちゃんも姫ちゃんもどきどきする程気が合うようでした。
「これはいける!」
私一人、きらきらしていました。
「可愛い赤ちゃんを無事に産んでください」
そっとお願いしました。
「もう、会わせても良いでしょう?」
夫にせがんで、姫ちゃんが我が家に来てから半年程経ちましたので、ケージから出しました。
マウンティングの嵐です。
お互いにマウンティングをし合うので、ぐるぐると回ります。
女の子もするからと思って楽しんでいたのですが、夫が疑念を持ったようです。
「引っ繰り返してみよう」
夫の見立てでも十分立派な男の子でした。
夫は大笑いをしましたが、特にママのそのショックは隠し切れませんでした。
男の子だと判明しても、考えても考えても、『姫ちゃん』は『姫ちゃん』です。
餌をやる時はママは『お姫』、遊ぶ時は夫は『姫すけ』と呼んでいます。
佐祐ちゃんは、姫ちゃんをお嫁さんだと思ってますか?
姫ちゃんは自分を男の子だと思ってますか?
どちらにしても、ママは佐祐ちゃんも姫ちゃんも好きです……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語
kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。
率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。
一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。
己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。
が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。
志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。
遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。
その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。
しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
◆アルファポリスの24hポイントって?◆「1時間で消滅する数百ptの謎」や「投稿インセンティブ」「読者数/PV早見表」等の考察・所感エッセイ
カワカツ
エッセイ・ノンフィクション
◆24h.ptから算出する「読者(閲覧・PV)数確認早見表」を追加しました。各カテゴリ100人までの読者数を確認可能です。自作品の読者数把握の参考にご利用下さい。※P.15〜P.20に掲載
(2023.9.8時点確認の各カテゴリptより算出)
◆「結局、アルファポリスの24hポイントって何なの!」ってモヤモヤ感を短いエッセイとして書きなぐっていましたが、途中から『24hポイントの仕組み考察』になってしまいました。
◆「せっかく増えた数百ptが1時間足らずで消えてしまってる?!」とか、「24h.ptは分かるけど、結局、何人の読者さんが見てくれてるの?」など、気付いた事や疑問などをつらつら上げています。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる