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第3章:水の心臓編
065 リアス④
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「心臓をあげる代わりに……この子を頂戴?」
「……は?」
「え……?」
リアスの言葉に、リートと私はつい聞き返す。
心臓の代わりに、私を寄越せだって?
一体どういうつもりだ……? と疑問に思っていたとき、彼女はゆっくりと私の肩に手を回しながら続けた。
「この子、少し話して思ったんだけど、面白い子ね。気に入っちゃった」
言いながら、彼女は私の肩を抱く。
それから私の頭に頬に自分の頬を擦り付けながら、彼女は続ける。
「元を正せば、私は貴方から生まれた存在。……生みの親に手を下すような野蛮な真似、したくないの」
ほぼ耳元で囁かれるような状態で紡がれたその言葉に、私は絶句した。
この女は……何を言っているんだ……?
だって、彼女は……彼女等は、あの心臓を守る為に生み出された存在のはずじゃないか?
その心臓を他でもないリートに譲渡するなど、自らの存在意義を否定するような行為ではないのか……?
「お主は……心臓を守ることが、使命なのではないのか……?」
「確かにそうね。バレたら、あのお方に怒られちゃうかもしれない」
「だったら……!」
「でも、ずっとこんなつまらない場所にいて、少し刺激に飢えているの。このまま使命を守ってつまらない人生を送るよりは、少し自分の使命に逆らってみるのも悪くないと思って」
「……その好奇心にイノセを使うのは感心せんのう」
「あら? 貴方には悪くない条件だと思うけど?」
リアスの言葉に、リートは頭を押さえながら「何……?」と聞き返した。
それに、リアスは小さく笑みを浮かべ、私の頭を抱きながら続けた。
「この子……イノセちゃん? が言っていたわよ? 元々貴方達は二人きりで旅をしていて、途中でフレアが入ってきて、三人で旅をしてきたって。だから、リートには自分の代わりにフレアがいるから、自分がいなくなっても困らない……って」
「そ、それは……!」
リアスの突然の暴露に、私はつい狼狽する。
会ったばかりの彼女にこのことを正直に話した私も馬鹿だが、だからと言ってこの場でバラされたら、リートが私のいる意味の無さに気づいてしまうじゃないか。
そしてそこに、私を渡す代わりに心臓をやるなんて条件を出されれば……迷う必要なんて無い。
「……イノセが……?」
リアスの暴露に、リートは驚いた表情でそう言いながら、私の顔を見つめてくる。
それに、私は拳を強く握りしめ、ソッと静かに目を伏せた。
奴隷である私には、この場において選択権など無いのだから……リートの選択に、従うしかない。
リートがリアスの提案に頷いてしまえば、それで私とリートの関係は終わる。
でも、こんな条件……断る理由が無い。
自分の心臓の音が、やけに耳につく。
呼吸が苦しい。まるで肺が締め付けられているかのように、胸が痛む。
なんでこんなに、胸が苦しいのだろうか。
リアスの元に行くのが、それだけ怖いのだろうか?
確かに、不思議な力で私を操ったような奴の元に行くのは怖いが……見ず知らずの魔女の奴隷になるという道を選んだ時に比べれば、まだマシな方だ。
それに、この感覚は、恐怖とは少し違うように感じる。
この胸が締め付けられるような苦しさは……まるで……──。
「断る」
私の思考に掛かった闇を断ち切るような、迷いのない声がした。
顔を上げると、そこではリートが堂々と立っていた。
血は止まったみたいだが、未だに彼女の顔には赤黒い血痕がくっきりと残っており、痛々しかった。
「……断る?」
リートの言葉に、リアスは僅かに引きつったような笑みを浮かべながらも、そう聞き返す。
それに、リートはクイッと顎を上げながら「あぁ」と答えた。
「そんな下らぬ提案、こっちから願い下げじゃ。イノセはやらん」
「じゃあ、何? またボロボロにされたいの?」
リアスはそう言いながら、薙刀の刃に水を纏わせた。
その様子をリートは流し目で軽く一瞥してから、すぐに小さく笑みを浮かべ、続けた。
「それも却下、じゃな。……フレアがお主の相手をしてくれたおかげで、お主の戦い方は大体理解した。もう同じような手は食わん」
「でも、さっきと違って一対一よ? 魔力しか取り柄のない貴方に何が……」
「誰がテメェらだけでのタイマンっつった……?」
地獄の底から響くような声に、リアスはバッと薙刀を向ける。
そこには、ヌンチャクにマグマを纏わせて巨大な柱を作り、肩に背負うフレアの姿があった。
リアスはそれに、ずっと浮かべていた余裕の笑みを僅かに崩しながら、口を開いた。
「交渉決裂までは予想していたけど……まさか、貴方まで動けるなんてね」
「意識飛びかけてる時に、テメェがおもしれェ話を始めるからよォ……目が覚めちまったじゃねぇかッ!」
闘争心にギラギラと目を輝かせながら、フレアはそう言って、ヌンチャクを思い切り振るった。
マグマで出来た巨大なヌンチャクをリアスが薙刀でいなすのを見ながら、フレアは犬歯を露わにして笑い、続けた。
「心臓の代わりにイノセを寄越せだァッ!? ンな提案、俺達が受けるわけねェだろうがよォッ!」
「ッ……! 貴方には最初から聞いて無いッ!」
叫びながら、リアスは水の球を三つほど出現させ、フレアに向かって射出した。
フレアはそれに不敵な笑みを浮かべ、体を捻って二つ程の水球を躱し、巨大なヌンチャクを盾にするようにして残り一つの直撃を免れた。
その光景を眺めながら、私は呆然とした。
ダメだ……頭が追いつかない……。
リアスが私を欲しいと言った理由も、リートやフレアが当たり前のようにリアスの提案を断った理由も、なぜ穏便に心臓を手に入れられた可能性を捨てて目の前で死闘を繰り広げているのかも……サッパリ理解が出来ない。
だって、リートは自分の心臓を回収する為に旅をしていて、私はその手伝いをさせられる為だけに奴隷として同行していて、私とリートを繋ぐ関係はただそれだけのはずで……──。
「イノセッ!」
名前を呼ばれ、私は顏を上げた。
そこでは、気付けば私の目の前まで来ていたリートが、必死そうな表情で私を見つめていた。
「リート……?」
「怪我は無いか? すぐにこの枷を外すからのう」
リートはそう言って、私の胴体を固定している枷に触れた。
彼女の手から放たれた炎が、氷で出来た枷をジワジワと溶かしていく。
間近に見える、血で汚れた痛々しい彼女の顔に、私はグッと唇を噛みしめた。
彼女の肩越しに僅かに見える火と水の死闘も、今の私には全く気にならなかった。
先程まで思考を支配していた疑問の言葉も、いざ本人を目の前にすると、途端に腹の底へと沈んでいってしまう。
何も言えずに、目を逸らしそうになっていた時だった。
「……お主が、妾や自分のことをどう思っておるのかは知らん」
リートはそう言うと、胴体を固定していた枷を完全に溶かし、私の頬に優しく触れた。
先程まで火魔法を使っていた彼女の手は暖かく、強張っていた私の感情が、溶かされるような感覚があった。
目と目が合うと、彼女は藍色の綺麗な目を僅かに細め、続けた。
「じゃが、これだけは言っておく。……妾にとって、お主は必要な存在じゃ」
ドクンッ……と、心臓が強く高鳴る。
その言葉は、生まれてから今まで、ずっと誰かに言われたかった言葉だった。
生まれてからずっと……望んでいた言葉だった。
脳裏に、いつの日だったか、今までの人生で一番この言葉を望んだ時の光景が過った。
仲間に裏切られて瀕死の傷を負い、自分の生きた意味すら分からず、この命が潰えようとした正にその瞬間。
たったの一言。
誰でも良いから、ただ……私のことが必要だと、言って欲しかったんだ。
何も言えずにいる私に、リートはフッと小さく笑みを浮かべた。
「じゃから、そんな……泣きそうな顔をするな」
そう言って、彼女は私の頬に添えた手を動かし、眼尻の辺りを軽く親指で撫でた。
すると、途端に涙腺が緩み、私の頬を一筋の涙が伝った。
泣きそうな顔……そんな顔を、していたのか……?
いつから、そんな顔をしていたのだろうか。
必要だと言われた時か、リートとフレアがリアスの提案を断った時か、それとも……リートに捨てられるんじゃないかと、思った時か。
「さっさと涙を拭かぬか。まだ戦いの最中だぞ」
すると、リートはどこか呆れたような口調でそう言ってきた。
気付けば私の体を磔にしていた枷は消え、両手足が自由に動かせるみたいだった。
少しくらい待ってくれても良いのにと思ったが、よく考えれば、これが彼女の通常運転だった。
涙で霞んだ視界の先に見えるシルエットが、“あの時”見たリートの姿と重なる。
私はすぐにグイッと涙を拭い、改めてリートに顔を向け、笑って見せた。
「ごめん、と……ありがとう。リート」
「んぇぁッ……!?」
私の言葉に、リートはギョッとしたような表情を浮かべながら、素っ頓狂な声を上げた。
しかし、すぐにグッと歯を食いしばり、私の胸を軽く殴った。
「急に何じゃ! ビックリするではないか!」
「えっ、ごめん……」
「今はそんなことは良いから、早く戦わぬかッ! 妾の奴隷であろうッ!?」
「……分かってるよ」
リートの言葉に、私はそう答えながら剣を抜いた。
彼女の言う通り、奴隷なのに、ご主人様に無理をさせ過ぎてしまった。
ここからは、奴隷が戦う番だ。
「……は?」
「え……?」
リアスの言葉に、リートと私はつい聞き返す。
心臓の代わりに、私を寄越せだって?
一体どういうつもりだ……? と疑問に思っていたとき、彼女はゆっくりと私の肩に手を回しながら続けた。
「この子、少し話して思ったんだけど、面白い子ね。気に入っちゃった」
言いながら、彼女は私の肩を抱く。
それから私の頭に頬に自分の頬を擦り付けながら、彼女は続ける。
「元を正せば、私は貴方から生まれた存在。……生みの親に手を下すような野蛮な真似、したくないの」
ほぼ耳元で囁かれるような状態で紡がれたその言葉に、私は絶句した。
この女は……何を言っているんだ……?
だって、彼女は……彼女等は、あの心臓を守る為に生み出された存在のはずじゃないか?
その心臓を他でもないリートに譲渡するなど、自らの存在意義を否定するような行為ではないのか……?
「お主は……心臓を守ることが、使命なのではないのか……?」
「確かにそうね。バレたら、あのお方に怒られちゃうかもしれない」
「だったら……!」
「でも、ずっとこんなつまらない場所にいて、少し刺激に飢えているの。このまま使命を守ってつまらない人生を送るよりは、少し自分の使命に逆らってみるのも悪くないと思って」
「……その好奇心にイノセを使うのは感心せんのう」
「あら? 貴方には悪くない条件だと思うけど?」
リアスの言葉に、リートは頭を押さえながら「何……?」と聞き返した。
それに、リアスは小さく笑みを浮かべ、私の頭を抱きながら続けた。
「この子……イノセちゃん? が言っていたわよ? 元々貴方達は二人きりで旅をしていて、途中でフレアが入ってきて、三人で旅をしてきたって。だから、リートには自分の代わりにフレアがいるから、自分がいなくなっても困らない……って」
「そ、それは……!」
リアスの突然の暴露に、私はつい狼狽する。
会ったばかりの彼女にこのことを正直に話した私も馬鹿だが、だからと言ってこの場でバラされたら、リートが私のいる意味の無さに気づいてしまうじゃないか。
そしてそこに、私を渡す代わりに心臓をやるなんて条件を出されれば……迷う必要なんて無い。
「……イノセが……?」
リアスの暴露に、リートは驚いた表情でそう言いながら、私の顔を見つめてくる。
それに、私は拳を強く握りしめ、ソッと静かに目を伏せた。
奴隷である私には、この場において選択権など無いのだから……リートの選択に、従うしかない。
リートがリアスの提案に頷いてしまえば、それで私とリートの関係は終わる。
でも、こんな条件……断る理由が無い。
自分の心臓の音が、やけに耳につく。
呼吸が苦しい。まるで肺が締め付けられているかのように、胸が痛む。
なんでこんなに、胸が苦しいのだろうか。
リアスの元に行くのが、それだけ怖いのだろうか?
確かに、不思議な力で私を操ったような奴の元に行くのは怖いが……見ず知らずの魔女の奴隷になるという道を選んだ時に比べれば、まだマシな方だ。
それに、この感覚は、恐怖とは少し違うように感じる。
この胸が締め付けられるような苦しさは……まるで……──。
「断る」
私の思考に掛かった闇を断ち切るような、迷いのない声がした。
顔を上げると、そこではリートが堂々と立っていた。
血は止まったみたいだが、未だに彼女の顔には赤黒い血痕がくっきりと残っており、痛々しかった。
「……断る?」
リートの言葉に、リアスは僅かに引きつったような笑みを浮かべながらも、そう聞き返す。
それに、リートはクイッと顎を上げながら「あぁ」と答えた。
「そんな下らぬ提案、こっちから願い下げじゃ。イノセはやらん」
「じゃあ、何? またボロボロにされたいの?」
リアスはそう言いながら、薙刀の刃に水を纏わせた。
その様子をリートは流し目で軽く一瞥してから、すぐに小さく笑みを浮かべ、続けた。
「それも却下、じゃな。……フレアがお主の相手をしてくれたおかげで、お主の戦い方は大体理解した。もう同じような手は食わん」
「でも、さっきと違って一対一よ? 魔力しか取り柄のない貴方に何が……」
「誰がテメェらだけでのタイマンっつった……?」
地獄の底から響くような声に、リアスはバッと薙刀を向ける。
そこには、ヌンチャクにマグマを纏わせて巨大な柱を作り、肩に背負うフレアの姿があった。
リアスはそれに、ずっと浮かべていた余裕の笑みを僅かに崩しながら、口を開いた。
「交渉決裂までは予想していたけど……まさか、貴方まで動けるなんてね」
「意識飛びかけてる時に、テメェがおもしれェ話を始めるからよォ……目が覚めちまったじゃねぇかッ!」
闘争心にギラギラと目を輝かせながら、フレアはそう言って、ヌンチャクを思い切り振るった。
マグマで出来た巨大なヌンチャクをリアスが薙刀でいなすのを見ながら、フレアは犬歯を露わにして笑い、続けた。
「心臓の代わりにイノセを寄越せだァッ!? ンな提案、俺達が受けるわけねェだろうがよォッ!」
「ッ……! 貴方には最初から聞いて無いッ!」
叫びながら、リアスは水の球を三つほど出現させ、フレアに向かって射出した。
フレアはそれに不敵な笑みを浮かべ、体を捻って二つ程の水球を躱し、巨大なヌンチャクを盾にするようにして残り一つの直撃を免れた。
その光景を眺めながら、私は呆然とした。
ダメだ……頭が追いつかない……。
リアスが私を欲しいと言った理由も、リートやフレアが当たり前のようにリアスの提案を断った理由も、なぜ穏便に心臓を手に入れられた可能性を捨てて目の前で死闘を繰り広げているのかも……サッパリ理解が出来ない。
だって、リートは自分の心臓を回収する為に旅をしていて、私はその手伝いをさせられる為だけに奴隷として同行していて、私とリートを繋ぐ関係はただそれだけのはずで……──。
「イノセッ!」
名前を呼ばれ、私は顏を上げた。
そこでは、気付けば私の目の前まで来ていたリートが、必死そうな表情で私を見つめていた。
「リート……?」
「怪我は無いか? すぐにこの枷を外すからのう」
リートはそう言って、私の胴体を固定している枷に触れた。
彼女の手から放たれた炎が、氷で出来た枷をジワジワと溶かしていく。
間近に見える、血で汚れた痛々しい彼女の顔に、私はグッと唇を噛みしめた。
彼女の肩越しに僅かに見える火と水の死闘も、今の私には全く気にならなかった。
先程まで思考を支配していた疑問の言葉も、いざ本人を目の前にすると、途端に腹の底へと沈んでいってしまう。
何も言えずに、目を逸らしそうになっていた時だった。
「……お主が、妾や自分のことをどう思っておるのかは知らん」
リートはそう言うと、胴体を固定していた枷を完全に溶かし、私の頬に優しく触れた。
先程まで火魔法を使っていた彼女の手は暖かく、強張っていた私の感情が、溶かされるような感覚があった。
目と目が合うと、彼女は藍色の綺麗な目を僅かに細め、続けた。
「じゃが、これだけは言っておく。……妾にとって、お主は必要な存在じゃ」
ドクンッ……と、心臓が強く高鳴る。
その言葉は、生まれてから今まで、ずっと誰かに言われたかった言葉だった。
生まれてからずっと……望んでいた言葉だった。
脳裏に、いつの日だったか、今までの人生で一番この言葉を望んだ時の光景が過った。
仲間に裏切られて瀕死の傷を負い、自分の生きた意味すら分からず、この命が潰えようとした正にその瞬間。
たったの一言。
誰でも良いから、ただ……私のことが必要だと、言って欲しかったんだ。
何も言えずにいる私に、リートはフッと小さく笑みを浮かべた。
「じゃから、そんな……泣きそうな顔をするな」
そう言って、彼女は私の頬に添えた手を動かし、眼尻の辺りを軽く親指で撫でた。
すると、途端に涙腺が緩み、私の頬を一筋の涙が伝った。
泣きそうな顔……そんな顔を、していたのか……?
いつから、そんな顔をしていたのだろうか。
必要だと言われた時か、リートとフレアがリアスの提案を断った時か、それとも……リートに捨てられるんじゃないかと、思った時か。
「さっさと涙を拭かぬか。まだ戦いの最中だぞ」
すると、リートはどこか呆れたような口調でそう言ってきた。
気付けば私の体を磔にしていた枷は消え、両手足が自由に動かせるみたいだった。
少しくらい待ってくれても良いのにと思ったが、よく考えれば、これが彼女の通常運転だった。
涙で霞んだ視界の先に見えるシルエットが、“あの時”見たリートの姿と重なる。
私はすぐにグイッと涙を拭い、改めてリートに顔を向け、笑って見せた。
「ごめん、と……ありがとう。リート」
「んぇぁッ……!?」
私の言葉に、リートはギョッとしたような表情を浮かべながら、素っ頓狂な声を上げた。
しかし、すぐにグッと歯を食いしばり、私の胸を軽く殴った。
「急に何じゃ! ビックリするではないか!」
「えっ、ごめん……」
「今はそんなことは良いから、早く戦わぬかッ! 妾の奴隷であろうッ!?」
「……分かってるよ」
リートの言葉に、私はそう答えながら剣を抜いた。
彼女の言う通り、奴隷なのに、ご主人様に無理をさせ過ぎてしまった。
ここからは、奴隷が戦う番だ。
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