8 / 74
7. 告白
しおりを挟む
結局オーウェンの結婚を止めることはできなかった。
「一度彼女を連れて帰ろうと思うんだ。お前も来るか?」
オーウェンは幸せでたまらないといった表情でリアンを誘った。正直あまり気が進まなかったが、それ以上に結婚の話を聞かされる幼馴染のことを思い、リアンも久しぶりに故郷へ帰ることにした。
「おお、オーウェン。それにリアンも。よく帰ってきたな」
「親父さんのおかげで、無事に騎士になれました」
オーウェンが昔のように無邪気に自分のことを語り、うんうんとそれに父も頷いている。
「こんな素敵なお嬢さんと結婚するなんて、お前は幸せ者だなぁ」
オーウェンの隣に座る女性に目を向け、父は涙ぐんだ。
「そうでしょう。こんな美人な嫁さんをもらえて、俺は国一番の幸せ者です」
オーウェンの婚約者であるハンナは、リアンの目にはいたって普通の女性に見えた。裕福な家庭に育てられ、苦労など何一つしたことのないような幸せな女性に。
(オーウェンとお似合いかもな……)
「式は向こうであげるのか?」
「ええ。よかったら親父さんも来て下さい」
俺にとってあなたは父親のような存在ですから、と語るオーウェンに父はますます感激したようで必死に目を瞬かせている。そんな父の姿をリアンはじっと見つめた。
久しぶりに見る父は痩せて、すいぶんと老いたように見える。それだけ時が経ったのだとリアンが思っていると、オーウェンたちと楽しげに話していた父が急に真面目な顔をしてこちらを向いた。
「それで、お前は結婚の話は出ていないのか?」
どうやらオーウェンが身を固めるので、自分もそうしろと言いたいらしい。内心ため息をつき、リアンは微笑んだ。
「私はまだいいですよ。王女の護衛で精いっぱいですし」
「まだいいって、もう十八だろう? またいつ戦争になるかもわからんのに……」
ラシア国は隣国のユグリットと何かと衝突し、国境付近で数十年に渡る争いを続けていた。今は国王の代替わりで戦争どころではなく、つかの間の平和を保っているが、落ち着いたらまた何か仕掛けてくるかもしれない。
ユグリット国は強い。ラシア国は守るだけで精いっぱいだろう。
「その前にきちんと身を固めろ」
「大丈夫ですよ、親父さん。リアンはこう見えても王宮で人気なんです。結婚なんてすぐですよ」
それに、とオーウェンがニヤニヤする。
「リアンが結婚したいと思う相手は、もうきちんといるんですから」
「おいオーウェン!」
余計なこと言うなとリアンが睨んでも、別にいいじゃないかとオーウェンは笑うばかりだ。
「……とにかく、今日はオーウェンの結婚話をしに来たんだ。他にも伝える相手がいるだろう?」
「ああ。そうだったな」
本当は一番初めに伝える相手なのに、オーウェンは後回しでいいとリアンの家へやって来たのだ。
(ナタリーは変わっているだろうか……)
記憶の中の彼女は痩せていて小さかった。ただあの青い瞳だけはきれいで、輝いている。
早く会いたい、と思った。たとえ彼女が傷つく表情を浮かべたとしても。
「――ナタリー」
リアンが後ろから声をかけるとナタリーの小さな肩はびくりと震えた。慌てて目元をこすり、振り返ったその表情は無理矢理笑みを浮かべているように見えた。
数年ぶりに見るナタリーは相変わらず痩せていたものの、綺麗な少女へと変わっていた。さらさらと零れるような髪は背中まで伸びており、リアンが何度も思い浮かべた青い瞳は想像よりずっと輝いていた。
「どうしたの、リアン」
「……いや、オーウェンの所へはいかないのかと思ってな」
よっこいしょと彼女の隣に腰かける。どこまでも続く緑にぽつぽつと建っている家々。特別心奪われるような景色でもない、みすぼらしい田園風景だった。高台から見える景色は子供の頃に見た時と何一つ変わっていないようで、何かが変わっているように見えた。リアンの視線をたどるようにしてナタリーも景色へと目をやる。
「わたしがいたら邪魔しちゃうかなって思って」
「誰の?」
意地の悪い問だと思いながらもリアンは聞いた。ナタリーは少し渋るように口を閉ざしたが、すぐに明るく言った。
「そりゃあ、オーウェンとハンナさんのだよ」
リアンも気づいているでしょう? とナタリーがリアンに同意を求めるようにして言った。だがリアンはそれにあえて気づかない振りをした。
「そうか? 二人ともナタリーのことを喜んで受け入れると思うけど」
「……うん。そうだね」
我ながら嫌な奴だと思う。
「もし、彼らが結婚したら」
「祝福するよ。とてもおめでたいことだもん」
ナタリーは明るく答えた。
「本当に?」
リアンはじいっとナタリーのどんな反応も見逃すまいと見つめた。あからさまな態度にすぐにナタリーは気づいた。
「……今日のリアンは意地悪だね」
困ったように微笑むナタリーは今すぐにでも泣いてしまいそうに見えた。泣けばいいとリアンは心の中で思った。そうすれば――
「もしナタリーがお嫁にいけなかっら、俺がきみをもらいたい」
ナタリーが真っ青な目を真ん丸と見開いた。
「それは、同情で?」
「まさか。……ずっと、ナタリーのことが好きだった」
「ずっと?」
「うん。その、たぶん出会った時から」
惹かれていた。リアンが正直にそう言えば、ナタリーは驚きで何も言えないようだった。その沈黙が恐ろしくて、リアンは断られるかもしれないと怯えた。
「……うん。そのときは、わたしをもらってくれる?」
てっきり冗談で済まされると思っていたリアンはとても驚いた。
「いいのか?」
「あ、まさか冗談のつもりだったの?」
「違う! 本気だ。小さい頃からずっとナタリーのことが好きなんだ!」
ナタリーは顔を赤くする。つられるようにしてリアンも顔が熱くなった。二人して顔を見合わせる。
「あの、だから、俺は」
「ありがとう。リアン」
ナタリーは顔を真っ赤にさせながらも幸せそうに微笑んだ。それにリアンはごくりと唾を飲み込み、勇気を出して彼女に言った。
「ナタリー。俺は、きみのことが好きだ」
ごろつきのような大男を軽々となぎ倒してきた自分の声が今はひどく震えている。
「すぐにとは言わない。ゆっくりでいい。だから、将来俺と結婚してくれないか」
「ええ、リアン」
わたしでよければ、というナタリーの言葉にリアンは思いっきり彼女を抱きしめた。
「一度彼女を連れて帰ろうと思うんだ。お前も来るか?」
オーウェンは幸せでたまらないといった表情でリアンを誘った。正直あまり気が進まなかったが、それ以上に結婚の話を聞かされる幼馴染のことを思い、リアンも久しぶりに故郷へ帰ることにした。
「おお、オーウェン。それにリアンも。よく帰ってきたな」
「親父さんのおかげで、無事に騎士になれました」
オーウェンが昔のように無邪気に自分のことを語り、うんうんとそれに父も頷いている。
「こんな素敵なお嬢さんと結婚するなんて、お前は幸せ者だなぁ」
オーウェンの隣に座る女性に目を向け、父は涙ぐんだ。
「そうでしょう。こんな美人な嫁さんをもらえて、俺は国一番の幸せ者です」
オーウェンの婚約者であるハンナは、リアンの目にはいたって普通の女性に見えた。裕福な家庭に育てられ、苦労など何一つしたことのないような幸せな女性に。
(オーウェンとお似合いかもな……)
「式は向こうであげるのか?」
「ええ。よかったら親父さんも来て下さい」
俺にとってあなたは父親のような存在ですから、と語るオーウェンに父はますます感激したようで必死に目を瞬かせている。そんな父の姿をリアンはじっと見つめた。
久しぶりに見る父は痩せて、すいぶんと老いたように見える。それだけ時が経ったのだとリアンが思っていると、オーウェンたちと楽しげに話していた父が急に真面目な顔をしてこちらを向いた。
「それで、お前は結婚の話は出ていないのか?」
どうやらオーウェンが身を固めるので、自分もそうしろと言いたいらしい。内心ため息をつき、リアンは微笑んだ。
「私はまだいいですよ。王女の護衛で精いっぱいですし」
「まだいいって、もう十八だろう? またいつ戦争になるかもわからんのに……」
ラシア国は隣国のユグリットと何かと衝突し、国境付近で数十年に渡る争いを続けていた。今は国王の代替わりで戦争どころではなく、つかの間の平和を保っているが、落ち着いたらまた何か仕掛けてくるかもしれない。
ユグリット国は強い。ラシア国は守るだけで精いっぱいだろう。
「その前にきちんと身を固めろ」
「大丈夫ですよ、親父さん。リアンはこう見えても王宮で人気なんです。結婚なんてすぐですよ」
それに、とオーウェンがニヤニヤする。
「リアンが結婚したいと思う相手は、もうきちんといるんですから」
「おいオーウェン!」
余計なこと言うなとリアンが睨んでも、別にいいじゃないかとオーウェンは笑うばかりだ。
「……とにかく、今日はオーウェンの結婚話をしに来たんだ。他にも伝える相手がいるだろう?」
「ああ。そうだったな」
本当は一番初めに伝える相手なのに、オーウェンは後回しでいいとリアンの家へやって来たのだ。
(ナタリーは変わっているだろうか……)
記憶の中の彼女は痩せていて小さかった。ただあの青い瞳だけはきれいで、輝いている。
早く会いたい、と思った。たとえ彼女が傷つく表情を浮かべたとしても。
「――ナタリー」
リアンが後ろから声をかけるとナタリーの小さな肩はびくりと震えた。慌てて目元をこすり、振り返ったその表情は無理矢理笑みを浮かべているように見えた。
数年ぶりに見るナタリーは相変わらず痩せていたものの、綺麗な少女へと変わっていた。さらさらと零れるような髪は背中まで伸びており、リアンが何度も思い浮かべた青い瞳は想像よりずっと輝いていた。
「どうしたの、リアン」
「……いや、オーウェンの所へはいかないのかと思ってな」
よっこいしょと彼女の隣に腰かける。どこまでも続く緑にぽつぽつと建っている家々。特別心奪われるような景色でもない、みすぼらしい田園風景だった。高台から見える景色は子供の頃に見た時と何一つ変わっていないようで、何かが変わっているように見えた。リアンの視線をたどるようにしてナタリーも景色へと目をやる。
「わたしがいたら邪魔しちゃうかなって思って」
「誰の?」
意地の悪い問だと思いながらもリアンは聞いた。ナタリーは少し渋るように口を閉ざしたが、すぐに明るく言った。
「そりゃあ、オーウェンとハンナさんのだよ」
リアンも気づいているでしょう? とナタリーがリアンに同意を求めるようにして言った。だがリアンはそれにあえて気づかない振りをした。
「そうか? 二人ともナタリーのことを喜んで受け入れると思うけど」
「……うん。そうだね」
我ながら嫌な奴だと思う。
「もし、彼らが結婚したら」
「祝福するよ。とてもおめでたいことだもん」
ナタリーは明るく答えた。
「本当に?」
リアンはじいっとナタリーのどんな反応も見逃すまいと見つめた。あからさまな態度にすぐにナタリーは気づいた。
「……今日のリアンは意地悪だね」
困ったように微笑むナタリーは今すぐにでも泣いてしまいそうに見えた。泣けばいいとリアンは心の中で思った。そうすれば――
「もしナタリーがお嫁にいけなかっら、俺がきみをもらいたい」
ナタリーが真っ青な目を真ん丸と見開いた。
「それは、同情で?」
「まさか。……ずっと、ナタリーのことが好きだった」
「ずっと?」
「うん。その、たぶん出会った時から」
惹かれていた。リアンが正直にそう言えば、ナタリーは驚きで何も言えないようだった。その沈黙が恐ろしくて、リアンは断られるかもしれないと怯えた。
「……うん。そのときは、わたしをもらってくれる?」
てっきり冗談で済まされると思っていたリアンはとても驚いた。
「いいのか?」
「あ、まさか冗談のつもりだったの?」
「違う! 本気だ。小さい頃からずっとナタリーのことが好きなんだ!」
ナタリーは顔を赤くする。つられるようにしてリアンも顔が熱くなった。二人して顔を見合わせる。
「あの、だから、俺は」
「ありがとう。リアン」
ナタリーは顔を真っ赤にさせながらも幸せそうに微笑んだ。それにリアンはごくりと唾を飲み込み、勇気を出して彼女に言った。
「ナタリー。俺は、きみのことが好きだ」
ごろつきのような大男を軽々となぎ倒してきた自分の声が今はひどく震えている。
「すぐにとは言わない。ゆっくりでいい。だから、将来俺と結婚してくれないか」
「ええ、リアン」
わたしでよければ、というナタリーの言葉にリアンは思いっきり彼女を抱きしめた。
40
あなたにおすすめの小説
聖女解任ですか?畏まりました(はい、喜んでっ!)
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
私はマリア、職業は大聖女。ダグラス王国の聖女のトップだ。そんな私にある日災難(婚約者)が災難(難癖を付け)を呼び、聖女を解任された。やった〜っ!悩み事が全て無くなったから、2度と聖女の職には戻らないわよっ!?
元聖女がやっと手に入れた自由を満喫するお話しです。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。
ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。
国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。
悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。
護国の聖女、婚約破棄の上、国外追放される。〜もう護らなくていいんですね〜
ココちゃん
恋愛
平民出身と蔑まれつつも、聖女として10年間一人で護国の大結界を維持してきたジルヴァラは、学園の卒業式で、冤罪を理由に第一王子に婚約を破棄され、国外追放されてしまう。
護国の大結界は、聖女が結界の外に出た瞬間、消滅してしまうけれど、王子の新しい婚約者さんが次の聖女だっていうし大丈夫だよね。
がんばれ。
…テンプレ聖女モノです。
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
追放聖女の再就職 〜長年仕えた王家からニセモノと追い出されたわたしですが頑張りますね、魔王さま!〜
三崎ちさ
恋愛
メリアは王宮に勤める聖女、だった。
「真なる聖女はこの世に一人、エミリーのみ! お前はニセモノだ!」
ある日突然いきりたった王子から国外追放、そして婚約破棄もオマケのように言い渡される。
「困ったわ、追放されても生きてはいけるけど、どうやってお金を稼ごうかしら」
メリアには病気の両親がいる。王宮で聖女として働いていたのも両親の治療費のためだった。国の外には魔物がウロウロ、しかし聖女として活躍してきたメリアには魔物は大した脅威ではない。ただ心配なことは『お金の稼ぎ方』だけである。
そんな中、メリアはひょんなことから封印されていたはずの魔族と出会い、魔王のもとで働くことになる。
「頑張りますね、魔王さま!」
「……」(かわいい……)
一方、メリアを独断で追放した王子は父の激昂を招いていた。
「メリアを魔族と引き合わせるわけにはいかん!」
国王はメリアと魔族について、何か秘密があるようで……?
即オチ真面目魔王さまと両親のためにお金を稼ぎたい!ニセモノ疑惑聖女のラブコメです。
※小説家になろうさんにも掲載
冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる
みおな
恋愛
聖女。
女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。
本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。
愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。
記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。
偽聖女として私を処刑したこの世界を救おうと思うはずがなくて
奏千歌
恋愛
【とある大陸の話①:月と星の大陸】
※ヒロインがアンハッピーエンドです。
痛めつけられた足がもつれて、前には進まない。
爪を剥がされた足に、力など入るはずもなく、その足取りは重い。
執行官は、苛立たしげに私の首に繋がれた縄を引いた。
だから前のめりに倒れても、後ろ手に拘束されているから、手で庇うこともできずに、処刑台の床板に顔を打ち付けるだけだ。
ドッと、群衆が笑い声を上げ、それが地鳴りのように響いていた。
広場を埋め尽くす、人。
ギラギラとした視線をこちらに向けて、惨たらしく殺される私を待ち望んでいる。
この中には、誰も、私の死を嘆く者はいない。
そして、高みの見物を決め込むかのような、貴族達。
わずかに視線を上に向けると、城のテラスから私を見下ろす王太子。
国王夫妻もいるけど、王太子の隣には、王太子妃となったあの人はいない。
今日は、二人の婚姻の日だったはず。
婚姻の禍を祓う為に、私の処刑が今日になったと聞かされた。
王太子と彼女の最も幸せな日が、私が死ぬ日であり、この大陸に破滅が決定づけられる日だ。
『ごめんなさい』
歓声をあげたはずの群衆の声が掻き消え、誰かの声が聞こえた気がした。
無機質で無感情な斧が無慈悲に振り下ろされ、私の首が落とされた時、大きく地面が揺れた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる