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第5章
第2話(2)
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ビクン、ビクンと躰を痙攣させた後、手足から力が抜けていく。ようやく莉音を解放したヴィンセントは、身を起こすと、みずからも着ているものを脱ぎ捨てた。手の甲で莉音の精を飲み下した口許をぐいっと拭う仕種が、いつになく野性味を帯びていてゾクリとする。
莉音は粗相をしてしまったような気分で躰を丸めて横を向き、握りしめた枕に顔をうずめた。
恥ずかしくてヴィンセントの顔を見ることができない。だが、そんな莉音に後ろから近づくと、ヴィンセントはあろうことか莉音の腰を抱え寄せて、双丘を揉みこむようにしながら割り開いた。
「ひ…っ」
あられもない場所にあたたかい吐息がかかって莉音は身を縮める。次の瞬間、ベロリと舐められて悲鳴を放った。
「やっ! アルフ、さ……っ、アルフさんっ! やだっ! それダメッ。やあっ!!」
「莉音、ここを濡らしてほぐさないと繋がれない」
ヴィンセントはなだめるように言った。莉音の目に涙が滲む。
「でも、でもっ、そんなとこ、きたな…い。お願い、舐め、ないで……」
ヴィンセントは莉音のこめかみにキスを落とすと、その頭をそっと撫でた。
「そんなことはない。莉音、大丈夫だから」
「でもアルフさん、でもっ」
「すまない、莉音。でも、私も君が欲しい。次はちゃんとローションを用意するから、今夜だけ、私のために恥ずかしいのを我慢してくれるか?」
そんなふうに言われてしまったら、それ以上嫌だとは言えない。最初に抱いてほしいと懇願したのは自分のほうで、そんな自分に応えてくれているヴィンセントのほうが機嫌をとるように下手に出てくれている。
もう一度頬にキスすると、ヴィンセントは莉音の腰を抱えなおして、自分が普段、決して目にすることのない器官を丹念に舌先で舐めほぐしはじめた。
「ふっ、ん……っ、んくっ、ん……んん……っ」
莉音は枕をきつく抱きしめて、必死に声を殺しながら羞恥に耐える。
恥ずかしくて、どうしたらいいのかわからなくて、けれど、ヴィンセントから与えられる優しい刺激がとても心地よくて、溺れてしまいそうになる。
やわやわと襞を舐めていた舌先が、くすぐるように蠢きながら内部に侵入してきて、莉音はふたたびビクンと躰をふるわせた。
「ひあっ、や……っ。あぁ…、ん、やぁっ!」
体内で生き物のように蠢く舌の感触に、莉音の背が大きく撓る。
たっぷりと唾液を絡めたヴィンセントの舌先に翻弄されて、莉音の口から甘い嬌声が漏れ出た。
自分のそこを舐める淫猥な音が、耐えがたいほどの羞恥を煽る。
逃げ出したくて、けれども、自分を欲しいと言ってくれたヴィンセントの言葉が嬉しくて、莉音は啜り泣いた。
やがて、舌を抜いたヴィンセントは莉音の腰をさらに高く掲げさせ、濡れた後孔に中指をあてがうと、ゆっくりと沈めていった。強烈な異物感に莉音は歯を食いしばる。
「すまない、莉音。痛むか?」
訊かれて、莉音は枕をきつく抱えこんだまま必死で首を横に振った。言葉を発する余裕はすでになくなっていた。
室内に、荒い呼吸と押し殺すような喘ぎ声だけが響く。だが、丁寧にほぐされていく中で、不意にある一点に指先が触れた瞬間、腰が跳ねた。
「やっ、アルフ、さ……っ、そこ、ダ…メ……ッ」
必死で訴えるが、ヴィンセントは先程同様、少しも聞き入れてはくれない。莉音の躰を傷つけることがないよう細心の注意を払いつつ、指の数は着実に増やされていった。
「ふ、ん……、んんん……っ」
もう、なにがなんだかわけがわからず、ただひたすらヴィンセントのすることに翻弄されていく。耳に届く絶え間ない甘い声が、自分の口から発せられていることに、莉音は気づかなかった。
莉音は粗相をしてしまったような気分で躰を丸めて横を向き、握りしめた枕に顔をうずめた。
恥ずかしくてヴィンセントの顔を見ることができない。だが、そんな莉音に後ろから近づくと、ヴィンセントはあろうことか莉音の腰を抱え寄せて、双丘を揉みこむようにしながら割り開いた。
「ひ…っ」
あられもない場所にあたたかい吐息がかかって莉音は身を縮める。次の瞬間、ベロリと舐められて悲鳴を放った。
「やっ! アルフ、さ……っ、アルフさんっ! やだっ! それダメッ。やあっ!!」
「莉音、ここを濡らしてほぐさないと繋がれない」
ヴィンセントはなだめるように言った。莉音の目に涙が滲む。
「でも、でもっ、そんなとこ、きたな…い。お願い、舐め、ないで……」
ヴィンセントは莉音のこめかみにキスを落とすと、その頭をそっと撫でた。
「そんなことはない。莉音、大丈夫だから」
「でもアルフさん、でもっ」
「すまない、莉音。でも、私も君が欲しい。次はちゃんとローションを用意するから、今夜だけ、私のために恥ずかしいのを我慢してくれるか?」
そんなふうに言われてしまったら、それ以上嫌だとは言えない。最初に抱いてほしいと懇願したのは自分のほうで、そんな自分に応えてくれているヴィンセントのほうが機嫌をとるように下手に出てくれている。
もう一度頬にキスすると、ヴィンセントは莉音の腰を抱えなおして、自分が普段、決して目にすることのない器官を丹念に舌先で舐めほぐしはじめた。
「ふっ、ん……っ、んくっ、ん……んん……っ」
莉音は枕をきつく抱きしめて、必死に声を殺しながら羞恥に耐える。
恥ずかしくて、どうしたらいいのかわからなくて、けれど、ヴィンセントから与えられる優しい刺激がとても心地よくて、溺れてしまいそうになる。
やわやわと襞を舐めていた舌先が、くすぐるように蠢きながら内部に侵入してきて、莉音はふたたびビクンと躰をふるわせた。
「ひあっ、や……っ。あぁ…、ん、やぁっ!」
体内で生き物のように蠢く舌の感触に、莉音の背が大きく撓る。
たっぷりと唾液を絡めたヴィンセントの舌先に翻弄されて、莉音の口から甘い嬌声が漏れ出た。
自分のそこを舐める淫猥な音が、耐えがたいほどの羞恥を煽る。
逃げ出したくて、けれども、自分を欲しいと言ってくれたヴィンセントの言葉が嬉しくて、莉音は啜り泣いた。
やがて、舌を抜いたヴィンセントは莉音の腰をさらに高く掲げさせ、濡れた後孔に中指をあてがうと、ゆっくりと沈めていった。強烈な異物感に莉音は歯を食いしばる。
「すまない、莉音。痛むか?」
訊かれて、莉音は枕をきつく抱えこんだまま必死で首を横に振った。言葉を発する余裕はすでになくなっていた。
室内に、荒い呼吸と押し殺すような喘ぎ声だけが響く。だが、丁寧にほぐされていく中で、不意にある一点に指先が触れた瞬間、腰が跳ねた。
「やっ、アルフ、さ……っ、そこ、ダ…メ……ッ」
必死で訴えるが、ヴィンセントは先程同様、少しも聞き入れてはくれない。莉音の躰を傷つけることがないよう細心の注意を払いつつ、指の数は着実に増やされていった。
「ふ、ん……、んんん……っ」
もう、なにがなんだかわけがわからず、ただひたすらヴィンセントのすることに翻弄されていく。耳に届く絶え間ない甘い声が、自分の口から発せられていることに、莉音は気づかなかった。
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