夏のニライカナイ

真朱マロ

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夏のニライカナイ 2

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 空港に降り立つと
 空気がまるで違ったんだ

 同じ国のはずなのに
 同じ言葉を使っているのに
 同じく人が暮らす場所なのに

 エイサーの音に浮き立ちながら
 押し寄せてくる空気が まるで違ったんだ

 なんだか新しい気持ちが生まれて
 なんだか懐かしい気持ちが生まれて

 行ける所まで行くために
 レンタカーを一台借りて
 無計画に海沿いに走っていく

 風に揺れるハイビスカスは赤くて
 風に踊るブーゲンビリアも赤くて

 風に揺られて笑うように
 花は鮮やかに咲いている

 それでも 青い世界に見えるんだ

 空はどこまでも
 青くて 青くて 青くて

 海はどこまでも
 青くて 青くて 青くて

 透明で どこまでも透き通った
 厚みのないなめらかな濃い青で

 窓を開けて海沿いを走っていると
 吹きぬける風すら青い色をしていて

 アクセルを緩やかに踏み込めば
 私まで鮮やかな青に染まる気がして

 この道の果てに
 ニライカナイが見えそうな気がして
 止まることすらできなかったんだ
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