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18話
六花ちゃんから雪女の現状を聞いて感心していると稲荷ちゃんが袖を引っ張る。
「裕二さん、裕二さんそろそろ防寒着を用意しといた方がいいと思います」
六花ちゃんに聞こえないようにぼそっと伝えたことは気になるが言われたように防寒着をすぐ着れるように用意をしておく。
「さーそれじゃ、裕二さんには私たち雪女のことを少し理解してもらえたところで、ちょっと一息つきましょうか。稲荷ちゃん今日こそはいけると思うんです。お願いしてよろしいですか?」
胸元に手を寄せて、ムンスと意気込んでいた。これからなにが起きるのか分からないが稲荷ちゃんはハ~と溜め息をつきながら、稲荷ちゃんの管狐を入れた筒を取り出しくーちゃんを開放した。
「は~は~待っていました。今日こそは、今日こそは仲良くなってみせます」
開放されて現れたくーちゃんは周りを見渡し現状を確認していると、顔を赤くしながら興奮している六花ちゃんに気づき、その表情を強張らせながら静かに稲荷ちゃんの後ろに隠れてしまった。
「もーくーちゃんったら相変わらず恥ずかしがりやですね。そこがかわいいとこの一つなんですが、さっさこちらにおいでませ」と凄い笑顔でくーちゃんを問いかける。
くーちゃんはまるでイヤ、イヤとこちらに伝わってくる表情でこちらを見てくる。うわっこれマジで嫌がってるやつじゃん、稲荷ちゃんみたいにくーちゃんと繋がっていないから正確な感情とかは分からないが、完全に嫌がっていることだけは理解できた。
「くーちゃんごめんなさい、六花ちゃんに呼ばれた時点であなたにも伝えるべきだとは思ったんですが、伝えたらあなたはまた家出してしまう可能性がありましたので申しわけありません。今後、どうしても六花ちゃんとの繋がりは必要になりますので、私達の為に生贄、ごほっ六花ちゃんと仲良くなってください」
今完全に生贄とはっきり言っちゃったよね、くーちゃんも、マジか、主様は俺を生贄に出したんかと絶望な表情をしていた。そして、その絶望したくーちゃんに魔の手が忍び寄っていた。
「にひひ、捕まえましたよくーちゃん、今日こそ仲良くしましょう」と六花ちゃんの手がくーちゃんに伸びると、一瞬早くその気配に気づいたのか素早く振り返り、六花ちゃんの手をペシッと払い除けた。さすが探査系の能力持ちだからか、六花ちゃんの気配にいち早く気づいたみたいだ。
「もーくーちゃんたら、そんなに照れなくていいんですよ。ほらっ私の手ひんやりして気持ちいいんですよー」と再び手を伸ばすがペチンっと手を弾く、そこから六花ちゃんとくーちゃんの静かな争いが繰り広げられる。
その光景を稲荷ちゃんと一緒に見つめるが、稲荷ちゃんはやっぱりこうなりますよねと溜め息をつきながら二人を、見つめていた。
「ねー稲荷ちゃん、どうしてくーちゃんはあんなに六花ちゃんを嫌がってるのかな?昔からの付き合いならもう少し慣れていてもいいと思うんだけど」
「それはですね、まだ六花ちゃんが雪女としての力を制御できてない頃に、今と同じようにくーちゃんとじゃれていたんですが、力が暴走してしまいくーちゃんを氷漬けにしてしまう寸前までいってしまってそれ以来」
なるほど、くーちゃんなりに六花ちゃんを嫌がる理由はあるのか、そんなことあったならここまで嫌がる理由も分かるか。
「は~は~、もうどうして、どうして私と触れ合ってくれないんですか?確かに昔にあなたにひどいことをしてしまったことがあります。ですが、私もあれから修行して暴走することは減ったのに、ひっひっぐすっなんでしょんにゃにきらうんでしゅかー」
六花ちゃんが悲しみのあまり泣き出すと、周りの空気が一変して一気に涼しく、いや寒くなった。この寒さはやばい、だから稲荷ちゃんは防寒着を用意させたのか。
「裕二さん、裕二さんそろそろ防寒着を用意しといた方がいいと思います」
六花ちゃんに聞こえないようにぼそっと伝えたことは気になるが言われたように防寒着をすぐ着れるように用意をしておく。
「さーそれじゃ、裕二さんには私たち雪女のことを少し理解してもらえたところで、ちょっと一息つきましょうか。稲荷ちゃん今日こそはいけると思うんです。お願いしてよろしいですか?」
胸元に手を寄せて、ムンスと意気込んでいた。これからなにが起きるのか分からないが稲荷ちゃんはハ~と溜め息をつきながら、稲荷ちゃんの管狐を入れた筒を取り出しくーちゃんを開放した。
「は~は~待っていました。今日こそは、今日こそは仲良くなってみせます」
開放されて現れたくーちゃんは周りを見渡し現状を確認していると、顔を赤くしながら興奮している六花ちゃんに気づき、その表情を強張らせながら静かに稲荷ちゃんの後ろに隠れてしまった。
「もーくーちゃんったら相変わらず恥ずかしがりやですね。そこがかわいいとこの一つなんですが、さっさこちらにおいでませ」と凄い笑顔でくーちゃんを問いかける。
くーちゃんはまるでイヤ、イヤとこちらに伝わってくる表情でこちらを見てくる。うわっこれマジで嫌がってるやつじゃん、稲荷ちゃんみたいにくーちゃんと繋がっていないから正確な感情とかは分からないが、完全に嫌がっていることだけは理解できた。
「くーちゃんごめんなさい、六花ちゃんに呼ばれた時点であなたにも伝えるべきだとは思ったんですが、伝えたらあなたはまた家出してしまう可能性がありましたので申しわけありません。今後、どうしても六花ちゃんとの繋がりは必要になりますので、私達の為に生贄、ごほっ六花ちゃんと仲良くなってください」
今完全に生贄とはっきり言っちゃったよね、くーちゃんも、マジか、主様は俺を生贄に出したんかと絶望な表情をしていた。そして、その絶望したくーちゃんに魔の手が忍び寄っていた。
「にひひ、捕まえましたよくーちゃん、今日こそ仲良くしましょう」と六花ちゃんの手がくーちゃんに伸びると、一瞬早くその気配に気づいたのか素早く振り返り、六花ちゃんの手をペシッと払い除けた。さすが探査系の能力持ちだからか、六花ちゃんの気配にいち早く気づいたみたいだ。
「もーくーちゃんたら、そんなに照れなくていいんですよ。ほらっ私の手ひんやりして気持ちいいんですよー」と再び手を伸ばすがペチンっと手を弾く、そこから六花ちゃんとくーちゃんの静かな争いが繰り広げられる。
その光景を稲荷ちゃんと一緒に見つめるが、稲荷ちゃんはやっぱりこうなりますよねと溜め息をつきながら二人を、見つめていた。
「ねー稲荷ちゃん、どうしてくーちゃんはあんなに六花ちゃんを嫌がってるのかな?昔からの付き合いならもう少し慣れていてもいいと思うんだけど」
「それはですね、まだ六花ちゃんが雪女としての力を制御できてない頃に、今と同じようにくーちゃんとじゃれていたんですが、力が暴走してしまいくーちゃんを氷漬けにしてしまう寸前までいってしまってそれ以来」
なるほど、くーちゃんなりに六花ちゃんを嫌がる理由はあるのか、そんなことあったならここまで嫌がる理由も分かるか。
「は~は~、もうどうして、どうして私と触れ合ってくれないんですか?確かに昔にあなたにひどいことをしてしまったことがあります。ですが、私もあれから修行して暴走することは減ったのに、ひっひっぐすっなんでしょんにゃにきらうんでしゅかー」
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