あるADHD母と男女双子の日常

ゆきな

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はじめまして、僕達ふたごです

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2019年11月16日。今日は前から楽しみにしていた、ヒロイン系のアニメの劇場版を隣市まで主人の運転で行く日だ。

いつもは朝の9時直前に、遅刻ギリギリで登園する息子と娘。休みに限って早起き。
ちなみにうちの子は5歳の男女双子である。しかし、二卵性双生児、男女別性なせいか、見た目も、性格も似てはいない。
そんな双子に5歳児健診の結果。発達障害の疑いが出てきた。
県内の発達障害支援員さんと話し、この月末より療育を始めることとなった。
本人たちには話したが、なんの事か恐らく分かってはいないだろう。

実は、、書いている私自身も大人になって、うつになり心療内科へ通院している身であった。 自身のことが知りたかった私は、当時通院していた女医クリニックへお願いし、臨床心理士さんから検査を受けた。
検査の結果は【ADHD】多動性、衝動性障害。知能は70程。
普通の人を100とすると、やはり知能的に低いことが証明された。
ああ、やっぱり、、普通の人の中で普通が何か分からない、いつもクスクス笑われる。空気が読めなくて、人間関係の悩みがつきないのも、、、そうか、、そうか、、
目から水が自然に流れた。

自分の過去が悲惨だったので、双子には同じ思いをさせたくない!
それが、始まりだった。
息子は気持ちの切り替えが難しい。
娘は気持ちの切り替えに加え、聴覚過敏もあるようだ。

主人の実家へ帰省したとき、お義母さんに双子が発達障害あるかもしれないこと、もしかしたら、学校が養護学校になるかもしれないことを話した。
「そんなん、気のせいじゃない?」と言われるの覚悟で話したら、意外にも
【どうせ、男女やから大きくなったら離れるし、早いうちから離してもええんじゃないん?え?なんか問題でもあるん?】

、、、、。

「問題ないです。そうですよね!」

ずっと頭の中でモヤモヤしていた雲が晴れたように、すっと楽になった。

---双子だから同じ学校へ行かせないと!って思っていたけど、そうだよね、どうせこの子らは男女で離れる日が来るんだ。ならはじめから離して早くお友達を作る方がええな。---

味方がいるて、大きいな。早く話して良かった。やっぱり人生の先輩の話は聴くもんである。

そして、今日は双子にとって3回目の映画だ。1回目は暗闇が怖いと中に入れず、残り30分のみ抱っこで視聴。2回目は音の大きさに驚いて、泣いて途中入ったり出たり。
そして、今回は。息子は普通に座り、娘はひざ抱っこで観る。2人とも今日は安心して最後まで観ることができたのだ!

親ができない。と決めてしまうとその子の可能性やチャンスを逃がしてしまう。それがどんなことでも、親は見守る。
見守るしかできないなんて、、と言う親もたまにいるが見守ることこそ、こどもが成長する機会だったりする。

一緒にいる時間を楽しんで、
一緒にこの令和という時代、
時と歳を共に重ねていこう。

今日も双子の母ちゃんよくやった私!
よし、明日も楽しむぞー!
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