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イータウン冒険編
16話 冒険者の最高峰、 S S S級昇格試験に挑む!
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株式会社「希望の星」が出来て3日。イータウン内での評判はかなり良い。これから徐々に街の発展、冒険者の発展に繋がっていく事が望める。
そして私は今日、サータウンにいる龍君に会いにいく!
遂に冒険者最高峰のランクに挑戦する。
まあ、実は龍君から呼び出しをくらったという感じ。ギルドからサータウンにいき昇格試験を受ける様にとの通達があったのだ。
恐らく大魔龍が復活した事で龍君も焦りを感じ私を鍛えようと考えたのだと思う。
これからサータウンに向かうのだが、そこそこ距離がある為通常は移動に時間がかかるのだ。しかし、私にはパートナーの天牙がいる。天牙は世界最速。サータウンまであっという間に着くだろう。
そして天牙は流星の如く走り抜けていきあっという間に着いたのだ。
凄いぞ天牙。帰りも頼むぞ。帰ったら褒美をやろう。
はい!ありがとうございます杏里沙様。
サータウンに着くと龍君は言った。
今回の試験内容は、俺の本気の攻撃を全て受けきることだ。
え!?マジ?
マジだ。
無理無理死んじゃう!
何言ってやがる。俺程度に殺されるんならこれから起こる戦いに参加する資格はねーぞ。いいか?この先の戦いにSランク以下の冒険者を踏み込ませない事にした。
ところでイータウンに新しく城を設立したらしいな。手練れが多くいると聞いた。今後はお前の会社のメンバーの力も頼る事になる。頼むぞ。
時間がないのでな、早速始めようか。
言っとくが手加減はせん。お前が魔物である限りな。殺す気で攻める。覚悟しろ杏里沙!
龍君の猛攻が始まった。なんて凄まじい。一撃一撃が重すぎる。この間よりも更に力を上げてる。龍君はもう人の域を完全に超えてる!とても人間とは思えない。
黒龍と戦ってる時並みの緊張をさせてくる。怖い!徐々に追い詰められていく杏里沙。そして杏里沙は持っていた武器を弾き飛ばされてしまう。
そこに龍青が斬りかかる。
杏里沙はもうダメ、と思った。だが次の瞬間、杏里沙の体内から出る魔力が赤色に染まったのだ。杏里沙の眼光も赤色になる。
龍青の本気の攻撃は杏里沙の赤いオーラに弾かれたのだ。
そして杏里沙は進化し始めた。苦しみながら進化をしていく杏里沙を見つめる龍青。
杏里沙の進化が終わった。杏里沙の姿はどこからどう見ても人間そのものだった。しかし、放っている魔力はもう以前の杏里沙のものではなくなっていた。
龍青は悟った。もう人間では及ばない領域に杏里沙は到達したのだと。黒龍をも凌ぐのではないかと思わせるほどの魔力に龍青は腰が抜けそうになるのを必死に耐えるのがやっとだった。
杏里沙の進化と共に、娘達も全員進化を始めた。イータウンは娘達の膨大な魔力で埋め尽くされ、付近にいた魔物が血相を変えてその場から立ち去った。
杏里沙は進化を終えて、龍青に言った。
龍君、必ず世界を平和にしよう。
授かったこの力、決して無駄にはしない。
ああ、共に進もう。杏里沙、お前はもう俺を余裕で超えてる。良くやった。これで冒険者の最高峰、S S S冒険者の仲間入りだ。
こうして冒険者としての高みに到達した私は、新たな旅立ちの決意をするのだ。
世界を救う為、これから起こる大きな戦いのため、まずは四魔龍全てを倒す。
私がイータウンを離れても大丈夫な程の戦力が整った。各地を回って四魔龍を倒す為、今より攻勢に出る時だ。
そして旅立ちの日の朝。
皆聞いて欲しい。私は今日からしばらくの間、遠征する事になる。私が留守の間は「希望の星」の冒険者達が力になり、このイータウンを必ず守り抜く。信じて頼って欲しい。
私は各地の英雄達と協力し、四魔龍を必ず倒す。朗報を期待していてくれ。
それじゃあ皆、留守を頼んだぞ!
大勢の人に見送られ、天牙に乗っていく杏里沙はあっという間にイータウンから姿を消していったのだった。
これからは新章 「真紅の空編」に突入します。これからのストーリー展開をお楽しみください。
次回 新たな地へ
そして私は今日、サータウンにいる龍君に会いにいく!
遂に冒険者最高峰のランクに挑戦する。
まあ、実は龍君から呼び出しをくらったという感じ。ギルドからサータウンにいき昇格試験を受ける様にとの通達があったのだ。
恐らく大魔龍が復活した事で龍君も焦りを感じ私を鍛えようと考えたのだと思う。
これからサータウンに向かうのだが、そこそこ距離がある為通常は移動に時間がかかるのだ。しかし、私にはパートナーの天牙がいる。天牙は世界最速。サータウンまであっという間に着くだろう。
そして天牙は流星の如く走り抜けていきあっという間に着いたのだ。
凄いぞ天牙。帰りも頼むぞ。帰ったら褒美をやろう。
はい!ありがとうございます杏里沙様。
サータウンに着くと龍君は言った。
今回の試験内容は、俺の本気の攻撃を全て受けきることだ。
え!?マジ?
マジだ。
無理無理死んじゃう!
何言ってやがる。俺程度に殺されるんならこれから起こる戦いに参加する資格はねーぞ。いいか?この先の戦いにSランク以下の冒険者を踏み込ませない事にした。
ところでイータウンに新しく城を設立したらしいな。手練れが多くいると聞いた。今後はお前の会社のメンバーの力も頼る事になる。頼むぞ。
時間がないのでな、早速始めようか。
言っとくが手加減はせん。お前が魔物である限りな。殺す気で攻める。覚悟しろ杏里沙!
龍君の猛攻が始まった。なんて凄まじい。一撃一撃が重すぎる。この間よりも更に力を上げてる。龍君はもう人の域を完全に超えてる!とても人間とは思えない。
黒龍と戦ってる時並みの緊張をさせてくる。怖い!徐々に追い詰められていく杏里沙。そして杏里沙は持っていた武器を弾き飛ばされてしまう。
そこに龍青が斬りかかる。
杏里沙はもうダメ、と思った。だが次の瞬間、杏里沙の体内から出る魔力が赤色に染まったのだ。杏里沙の眼光も赤色になる。
龍青の本気の攻撃は杏里沙の赤いオーラに弾かれたのだ。
そして杏里沙は進化し始めた。苦しみながら進化をしていく杏里沙を見つめる龍青。
杏里沙の進化が終わった。杏里沙の姿はどこからどう見ても人間そのものだった。しかし、放っている魔力はもう以前の杏里沙のものではなくなっていた。
龍青は悟った。もう人間では及ばない領域に杏里沙は到達したのだと。黒龍をも凌ぐのではないかと思わせるほどの魔力に龍青は腰が抜けそうになるのを必死に耐えるのがやっとだった。
杏里沙の進化と共に、娘達も全員進化を始めた。イータウンは娘達の膨大な魔力で埋め尽くされ、付近にいた魔物が血相を変えてその場から立ち去った。
杏里沙は進化を終えて、龍青に言った。
龍君、必ず世界を平和にしよう。
授かったこの力、決して無駄にはしない。
ああ、共に進もう。杏里沙、お前はもう俺を余裕で超えてる。良くやった。これで冒険者の最高峰、S S S冒険者の仲間入りだ。
こうして冒険者としての高みに到達した私は、新たな旅立ちの決意をするのだ。
世界を救う為、これから起こる大きな戦いのため、まずは四魔龍全てを倒す。
私がイータウンを離れても大丈夫な程の戦力が整った。各地を回って四魔龍を倒す為、今より攻勢に出る時だ。
そして旅立ちの日の朝。
皆聞いて欲しい。私は今日からしばらくの間、遠征する事になる。私が留守の間は「希望の星」の冒険者達が力になり、このイータウンを必ず守り抜く。信じて頼って欲しい。
私は各地の英雄達と協力し、四魔龍を必ず倒す。朗報を期待していてくれ。
それじゃあ皆、留守を頼んだぞ!
大勢の人に見送られ、天牙に乗っていく杏里沙はあっという間にイータウンから姿を消していったのだった。
これからは新章 「真紅の空編」に突入します。これからのストーリー展開をお楽しみください。
次回 新たな地へ
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