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七星学園編
14話 希望の光を求めて
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(ルーザー)俺は今街のパトロールをしている。アリアと共に犯罪者狩りをしていたあの街に来ている。さて、読者の皆さまは覚えていますでしょうか?あの時街の連続放火事件の犯人を捕まえて更生させ、「ホムラ」というコードネームをつけたあの犯罪者の事を。
彼は街の復興の為に尽力している。実は他の街にも俺とアリアで更生させた人物が居てちゃんとコードネームもつけている。
若い女性ばかり狙う通り魔。彼には「ジャック」
老人から金を騙し取る詐欺師。彼には「ギサール」
連続銀行強盗事件を起こしたあいつ。彼には「ゴート」
とまぁその他数人の犯罪者を更生させた俺は彼らから社長ではなく、「神様」と呼ばれてしまっている。
俺の中のスキルが進化して「希望の光」となった影響で彼ら犯罪者達、あるいは負け組と呼ばれる人々からは輝いて見えるらしく、その神々しい姿は神と呼ぶに相応しいと皆そう言うのだ。
転生者同盟のメンバーも俺が輝いて見えるらしい。先日寮でパーティをした際にやたら人が集まってきたのはそのスキルの影響だった。
転生する前の俺ではあり得ない事だった。あの頃は周りに仲の良い友達が居なく、人が集まるなんて事はなかった。
思い返して見れば子供の頃よく家に人が沢山集まっていた理由はそのスキルが影響してたのかもしれない。
今もこうして街に行くとまるで自分が英雄であるかの様に街人達が集まってくる。
貴方が来てくれたおかげで街は平和になった。壊された街の復興支援してくださる方が増えたのも貴方様の力があってこそだと、物凄い崇めてもらっている。
どうやら人々にとって俺は「希望の光」らしい。
そこまで持ち上げて貰うと悪い気がしないな。
街人の皆様も是非俺が作る大きな組織の一員として働きたいと言ってくれている。学園を卒業した後の話になるのにそれまで待ってくれると言うのだ。俺はこの大いなるご期待にお応えしていかなければならない使命がある。故にこの夢を成し遂げなければならない責任がある。
世界の各地を回ってより多くの人からの信頼を得るのだ。
一つ問題を片付けて終わり!では世界に平和は訪れないのだ。七星学園のコンセプトは「世界平和に貢献する」だが、全然わかっていない。どの学生も自分達の稼ぎを目的に動くだけだ。
しかし、人界ではそれが自然の様な気がする。世界に貢献する為に仕事をするなんて真面目な考えを持った人間が果たして何人いるのか?
おそらく大半の人間は自分達の稼ぎのために仕事をするのだろう。人界ではそれが結果的に世界のバランスを保つ形となっている。
しかし、この異界では七星学園の生徒がいくら働いても潤うのは七星学園そのもので結果的に人々の心を満たせては居ないのだ。
この異界の悪い流れを分かりやすく説明するとこうだ。
異界には色々と足りない
↓
不満が生じて数多の事件発生
↓
七星学園の生徒が解決&お礼金を貰う
↓
七星学園にお金が入る
↓
七星学園の中でばかり大金が回る
↓
世界中に金が回らず治安が悪化
つまり治安が悪化するほどに七星学園が潤う。こんな事が許されて良い筈がない!俺はこの事に直ぐに気付いたが、何人がこの事に気づいているのか。
その事を先日シオン先輩に話しをしてみたんだ。
するとシオン先輩が受けていた特務というのがまさにその事絡みだと言っていた。
シオン先輩は学園総帥から七星学園を作った張本人、「グラム.ヘプター」の身辺調査を依頼されていたのだ。
学園総帥もこのアンバランスな世界をどうにかしなければと考えていたらしい。
シオン先輩いわく、学園総帥は真面目な方で悪い事を考える様な人ではない。しかし、実際に私達学生を動かしているのはあの学園総帥。
学園総帥にはグラム.ヘプター氏に逆らう事ができない理由があるのではないだろうかと話をした。
シオン先輩いわく、グラム.ヘプター氏は相当な危険人物だったらしく深追いが出来ないとのこと。
正直とんでもない特務を受けてしまったと嘆いていて助けを求められた。
俺もシオン先輩に助けてもらった恩がある。彼女が危険な目に遭っていたら助けになりたいと思う。
それにしても俺が以前立てた仮説は惜しくも外れていた。暗躍しているのは学園総帥ではなく、グラム.ヘプター氏であるという事だ。
シオン先輩が深追い出来ない程の危険人物なら俺達にとっても脅威だ。
今は下手に刺激しないほうが身の為だとシオン先輩が言っていたので俺たちは今の所は気付かないふりをして平然と学園生活を送るしかない。勿論いつの日かケリをつけるつもりだ。
さて、話は変わるがランキング戦の時といい昨晩の時といい、どうにもユリウスの元気がなくて心配なのだ。
実は今朝起きるとユリウスはいなかったのだ。早起きしてどこかへ出掛けた様なのだ。誰も行き先は聞いていないらしく、書き置きがあっただけなのだ。
内容は「修行の旅に出る、次の登校日には戻る」とのこと。
ユリウスが何か思い詰めてる様にも見えたので皆心配しているのだ。
マリンは「どうせいじけてるだけなのです」と言う。いじけてるだけなら励ますことも出来るがそんな感じではなくもっと重い雰囲気だったため、俺も声をかける事が出来なかった。
さて、場面は変わり過酷な環境下で物凄い形相で修行をするユリウス。
(ユリウス)俺は、誇り高き竜狩りだ。なのに何だこの弱さは?自分が憎い!強さが欲しい!他の全てを捨ててでも力が欲しい。
涙を流しながら自身の力の無さを嘆くユリウス。
そこに怪しい男が現れるのだった。
次回 引き裂かれた友情
彼は街の復興の為に尽力している。実は他の街にも俺とアリアで更生させた人物が居てちゃんとコードネームもつけている。
若い女性ばかり狙う通り魔。彼には「ジャック」
老人から金を騙し取る詐欺師。彼には「ギサール」
連続銀行強盗事件を起こしたあいつ。彼には「ゴート」
とまぁその他数人の犯罪者を更生させた俺は彼らから社長ではなく、「神様」と呼ばれてしまっている。
俺の中のスキルが進化して「希望の光」となった影響で彼ら犯罪者達、あるいは負け組と呼ばれる人々からは輝いて見えるらしく、その神々しい姿は神と呼ぶに相応しいと皆そう言うのだ。
転生者同盟のメンバーも俺が輝いて見えるらしい。先日寮でパーティをした際にやたら人が集まってきたのはそのスキルの影響だった。
転生する前の俺ではあり得ない事だった。あの頃は周りに仲の良い友達が居なく、人が集まるなんて事はなかった。
思い返して見れば子供の頃よく家に人が沢山集まっていた理由はそのスキルが影響してたのかもしれない。
今もこうして街に行くとまるで自分が英雄であるかの様に街人達が集まってくる。
貴方が来てくれたおかげで街は平和になった。壊された街の復興支援してくださる方が増えたのも貴方様の力があってこそだと、物凄い崇めてもらっている。
どうやら人々にとって俺は「希望の光」らしい。
そこまで持ち上げて貰うと悪い気がしないな。
街人の皆様も是非俺が作る大きな組織の一員として働きたいと言ってくれている。学園を卒業した後の話になるのにそれまで待ってくれると言うのだ。俺はこの大いなるご期待にお応えしていかなければならない使命がある。故にこの夢を成し遂げなければならない責任がある。
世界の各地を回ってより多くの人からの信頼を得るのだ。
一つ問題を片付けて終わり!では世界に平和は訪れないのだ。七星学園のコンセプトは「世界平和に貢献する」だが、全然わかっていない。どの学生も自分達の稼ぎを目的に動くだけだ。
しかし、人界ではそれが自然の様な気がする。世界に貢献する為に仕事をするなんて真面目な考えを持った人間が果たして何人いるのか?
おそらく大半の人間は自分達の稼ぎのために仕事をするのだろう。人界ではそれが結果的に世界のバランスを保つ形となっている。
しかし、この異界では七星学園の生徒がいくら働いても潤うのは七星学園そのもので結果的に人々の心を満たせては居ないのだ。
この異界の悪い流れを分かりやすく説明するとこうだ。
異界には色々と足りない
↓
不満が生じて数多の事件発生
↓
七星学園の生徒が解決&お礼金を貰う
↓
七星学園にお金が入る
↓
七星学園の中でばかり大金が回る
↓
世界中に金が回らず治安が悪化
つまり治安が悪化するほどに七星学園が潤う。こんな事が許されて良い筈がない!俺はこの事に直ぐに気付いたが、何人がこの事に気づいているのか。
その事を先日シオン先輩に話しをしてみたんだ。
するとシオン先輩が受けていた特務というのがまさにその事絡みだと言っていた。
シオン先輩は学園総帥から七星学園を作った張本人、「グラム.ヘプター」の身辺調査を依頼されていたのだ。
学園総帥もこのアンバランスな世界をどうにかしなければと考えていたらしい。
シオン先輩いわく、学園総帥は真面目な方で悪い事を考える様な人ではない。しかし、実際に私達学生を動かしているのはあの学園総帥。
学園総帥にはグラム.ヘプター氏に逆らう事ができない理由があるのではないだろうかと話をした。
シオン先輩いわく、グラム.ヘプター氏は相当な危険人物だったらしく深追いが出来ないとのこと。
正直とんでもない特務を受けてしまったと嘆いていて助けを求められた。
俺もシオン先輩に助けてもらった恩がある。彼女が危険な目に遭っていたら助けになりたいと思う。
それにしても俺が以前立てた仮説は惜しくも外れていた。暗躍しているのは学園総帥ではなく、グラム.ヘプター氏であるという事だ。
シオン先輩が深追い出来ない程の危険人物なら俺達にとっても脅威だ。
今は下手に刺激しないほうが身の為だとシオン先輩が言っていたので俺たちは今の所は気付かないふりをして平然と学園生活を送るしかない。勿論いつの日かケリをつけるつもりだ。
さて、話は変わるがランキング戦の時といい昨晩の時といい、どうにもユリウスの元気がなくて心配なのだ。
実は今朝起きるとユリウスはいなかったのだ。早起きしてどこかへ出掛けた様なのだ。誰も行き先は聞いていないらしく、書き置きがあっただけなのだ。
内容は「修行の旅に出る、次の登校日には戻る」とのこと。
ユリウスが何か思い詰めてる様にも見えたので皆心配しているのだ。
マリンは「どうせいじけてるだけなのです」と言う。いじけてるだけなら励ますことも出来るがそんな感じではなくもっと重い雰囲気だったため、俺も声をかける事が出来なかった。
さて、場面は変わり過酷な環境下で物凄い形相で修行をするユリウス。
(ユリウス)俺は、誇り高き竜狩りだ。なのに何だこの弱さは?自分が憎い!強さが欲しい!他の全てを捨ててでも力が欲しい。
涙を流しながら自身の力の無さを嘆くユリウス。
そこに怪しい男が現れるのだった。
次回 引き裂かれた友情
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