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七星学園編
16話 事件の裏側、その陰謀者とは?
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(学園総帥)さて、本日皆に集まって貰ったのは他でもない。既に知っている者もいるだろうが、この学園の生徒に死者が出た。とある事件に巻き込まれ何者かに殺されたのだ。
我が学園の生徒は世界平和の為に日々各地を駆けずり回り、治安を守ってきた。その我が学園の生徒の目を盗んで行動しているかなりの切れ者だといえる。
どんな方法で我々の目を盗んで行動しているかは知らぬが、皆もくれぐれも気をつけて行動する様に。
学園にも影響を及ぼす事件。今この世界で何が起ころうとしているのかわからない。学園の生徒は不安と恐怖に駆り立てられている。
そして事件の被害は次第に大きくなって行く。
6月20日 七星学園3年の生徒が5人殺された。2年生1人。殺されているのはいずれも腕輪ランク「レッド」の生徒。
その全員が魔力を吸い尽くされて殺されている。魔力を吸い尽くした後に殺している。この一連の事件の犯人は同一と見て間違いないとルーザーは考えた。
そして6月27日 学園も危機を感じ、流石にランキング戦は中止となる。
そこで学園総帥から新たな発表がされた。
(学園総帥)これから当分の間、我々教員、七星剣が君達生徒諸君に座学と修行をする事になった。 学園の外はもはや危険だ。ここで皆には脅威に立ち向かう確かな知識と力を身につけて貰う。今の学園に世界を平和にする力はない!
(ルーザー)ふむ、ようやく気付いたか。
学園総帥の言う通りだ。この学園にはもはや世界の秩序を保つ力はない。
七星剣がいる限りこの学園内は安心だと、誰もがそう思っていた。
しかし6月30日 学園内に更なる衝撃が走る。
学園の管理する寮内での犯行だった。生徒が1人寮の部屋の中で死体となって発見された。
この寮は学園関係者だけが入る事ができる。生徒が全員装着している腕輪。この腕輪がないと学園の敷地内の各施設には出入りが出来ない様にセキュリティがしっかりしているのだ。部外者が入ると警報がなり敷地内が封鎖される仕組みだ。
しかし、セキュリティは発動しなかった。
つまりこの犯行は学園の生徒の誰かであると考えるしかなくなり、学園内は完全に混乱してしまったのだ。学園内の誰が敵なのかわからないこの状況では人は余程の信頼が無ければ誰も信用できなくなるのだ。
ルーザーは透明人間ではないかと考えた。寮の廊下に足跡が残る細工をしてトラップを張ったのだ。しかし、足跡も残らず、魔力探知にもかからない。
そこでルーザーはある仮説を立てた。クリフォード家の巨大書庫の文献に記されていた「亜空間」の話しを思い出していた。
ごく一部の竜には亜空間に干渉する奴がいると。そいつらは亜空間を移動し人知れず害を及ぼすと。
その仮説にはレン先輩やシオン先輩も興味を持ち、その方向で捜査を進めた。
7月2日 そして俺たちは遂にこの事件の首謀者にたどり着いた。
そいつはレン先輩の父親を暗殺し、デアボリスを復活させた張本人。
「ルドア」と名乗るその男は竜を従えて亜空間を移動し、その竜の背にはユリウスも一緒に乗っていたという。レン先輩は見つけはしたものの、亜空間を移動されては追いかけようがないと逃してしまった。
ユリウスはレン先輩や、シオン先輩の顔を見ようとはしなかったらしい。
俺たち転生者同盟は寮に帰り同じ部屋に集まり話し合いをするつもりだったが、その話を聞いた皆はショックを隠せなかった。レオンは怒り狂っていた。ダーミア、レイシアは落ち込み、アリア、マリンは寝込んでしまった。
その事は学園総帥にも話した。かなりショックだった様で、言葉は返って来なかった。
ユリウスは俺たちを裏切った。
転生者同盟のメンバーの心にその言葉が何度もループしていた。
俺はここで一つ疑問を抱いたのだ。
俺にはスキル「希望の光」があり、人を惹きつける力がある。
しかしユリウスにはそのスキルが今は効果がないという事。それは何故なのか?と。これについて女神様が説明してくれた。
(女神のマリア)ユリウスに対して発動していたスキルは「ルドア」によって無効化されています。
私が知る限りでは恐らく激レアスキル「支配する者」が発動した事により主人様のスキルを超越したものと思われます。
(ルーザー)そのスキルを破る方法はないの?
(マリア)スキルを発動している本人を倒せばユリウスへの支配は無くなります。
(ルーザー)なるほど、俺達の目標は決まったな。
その事を皆に話したのだ。
(ルーザー)今度の敵はかなり手強い。レン先輩の父を暗殺し、竜を従えて、亜空間を移動しさらに、俺のスキルを無効化している。
つまり最低でも俺より魔力の総量が上であると言う事。
(レン)ルーザーのスキルを無効化できる奴なら決して甘くはない。ルーザーの力は今の俺と殆ど変わらない。何よりも俺は親父に勝てた事はない。
もし、この戦いに参戦するのならばそれ相応の覚悟が必要になる。
俺にとっては親父の仇!
お前ら一年坊はどうなんだ?ユリウスとは仲が良かったのだろう。
(ルーザー)もちろん俺は友の為にも、世界の為にも戦います。
ルーザーの部屋に転生者同盟のメンバーが入ってきた。
(レオン)途中から聞いていた。どうやら俺達の目標は決まったらしいな。
(マリン)お友達の危機なのです。私達も参戦するのです。
(アリア)私も行くわ!
(レオン)あいつに会ってビシッと厳しく言ってやらねーとな!
(ダーミア)なんだかんだでユリウスは良い人だよ。竜を狩に行ってる時俺達に言ったんだ。世界平和の為に俺達は最強を目指そうって。皆んなが笑って暮らせる幸せな世界を作る為にルーザーに付いて行くんだって。
(レイシア)友達が悪い奴に支配されてるなんて放って置けない。それでルー君、作戦はあるの?
(ルーザー)レン先輩に考えがあるみたい。
(レン)奴は亜空間を移動し、表に出てきて極めて短い時間で事を済ませる。俺は奴に2度会った。もう奴の魔力を覚えた。奴の魔力は出たり消えたりを繰り返し、真南に向かっている。
(シオン)真南ってまさか?
(レイシア)ユリウスのいる国。
(レン)その通りだ、奴らはそこに向かっている。しかも狙いはおそらく竜の復活だ。
南の王「シリウス.ゴルドン」氏は間違いなく強い。しかし、あいつは俺の親父を殺す程の力を秘めている。急いで南へ向かう。
シオンは学園に残って七星剣達と守りをかためてくれ!
俺とこいつら6人で奴らを葬ってくる。
(シオン)わかったわ。学園の方は任せて。皆死なない様にね。
この世界で何が起ころうとしてるのか?
ユリウスの身になにがあったのか?
様々な思いの中、一同はそれぞれ役目を果たす為動きだす。
つづく
次回 竜を暴食するルドア
我が学園の生徒は世界平和の為に日々各地を駆けずり回り、治安を守ってきた。その我が学園の生徒の目を盗んで行動しているかなりの切れ者だといえる。
どんな方法で我々の目を盗んで行動しているかは知らぬが、皆もくれぐれも気をつけて行動する様に。
学園にも影響を及ぼす事件。今この世界で何が起ころうとしているのかわからない。学園の生徒は不安と恐怖に駆り立てられている。
そして事件の被害は次第に大きくなって行く。
6月20日 七星学園3年の生徒が5人殺された。2年生1人。殺されているのはいずれも腕輪ランク「レッド」の生徒。
その全員が魔力を吸い尽くされて殺されている。魔力を吸い尽くした後に殺している。この一連の事件の犯人は同一と見て間違いないとルーザーは考えた。
そして6月27日 学園も危機を感じ、流石にランキング戦は中止となる。
そこで学園総帥から新たな発表がされた。
(学園総帥)これから当分の間、我々教員、七星剣が君達生徒諸君に座学と修行をする事になった。 学園の外はもはや危険だ。ここで皆には脅威に立ち向かう確かな知識と力を身につけて貰う。今の学園に世界を平和にする力はない!
(ルーザー)ふむ、ようやく気付いたか。
学園総帥の言う通りだ。この学園にはもはや世界の秩序を保つ力はない。
七星剣がいる限りこの学園内は安心だと、誰もがそう思っていた。
しかし6月30日 学園内に更なる衝撃が走る。
学園の管理する寮内での犯行だった。生徒が1人寮の部屋の中で死体となって発見された。
この寮は学園関係者だけが入る事ができる。生徒が全員装着している腕輪。この腕輪がないと学園の敷地内の各施設には出入りが出来ない様にセキュリティがしっかりしているのだ。部外者が入ると警報がなり敷地内が封鎖される仕組みだ。
しかし、セキュリティは発動しなかった。
つまりこの犯行は学園の生徒の誰かであると考えるしかなくなり、学園内は完全に混乱してしまったのだ。学園内の誰が敵なのかわからないこの状況では人は余程の信頼が無ければ誰も信用できなくなるのだ。
ルーザーは透明人間ではないかと考えた。寮の廊下に足跡が残る細工をしてトラップを張ったのだ。しかし、足跡も残らず、魔力探知にもかからない。
そこでルーザーはある仮説を立てた。クリフォード家の巨大書庫の文献に記されていた「亜空間」の話しを思い出していた。
ごく一部の竜には亜空間に干渉する奴がいると。そいつらは亜空間を移動し人知れず害を及ぼすと。
その仮説にはレン先輩やシオン先輩も興味を持ち、その方向で捜査を進めた。
7月2日 そして俺たちは遂にこの事件の首謀者にたどり着いた。
そいつはレン先輩の父親を暗殺し、デアボリスを復活させた張本人。
「ルドア」と名乗るその男は竜を従えて亜空間を移動し、その竜の背にはユリウスも一緒に乗っていたという。レン先輩は見つけはしたものの、亜空間を移動されては追いかけようがないと逃してしまった。
ユリウスはレン先輩や、シオン先輩の顔を見ようとはしなかったらしい。
俺たち転生者同盟は寮に帰り同じ部屋に集まり話し合いをするつもりだったが、その話を聞いた皆はショックを隠せなかった。レオンは怒り狂っていた。ダーミア、レイシアは落ち込み、アリア、マリンは寝込んでしまった。
その事は学園総帥にも話した。かなりショックだった様で、言葉は返って来なかった。
ユリウスは俺たちを裏切った。
転生者同盟のメンバーの心にその言葉が何度もループしていた。
俺はここで一つ疑問を抱いたのだ。
俺にはスキル「希望の光」があり、人を惹きつける力がある。
しかしユリウスにはそのスキルが今は効果がないという事。それは何故なのか?と。これについて女神様が説明してくれた。
(女神のマリア)ユリウスに対して発動していたスキルは「ルドア」によって無効化されています。
私が知る限りでは恐らく激レアスキル「支配する者」が発動した事により主人様のスキルを超越したものと思われます。
(ルーザー)そのスキルを破る方法はないの?
(マリア)スキルを発動している本人を倒せばユリウスへの支配は無くなります。
(ルーザー)なるほど、俺達の目標は決まったな。
その事を皆に話したのだ。
(ルーザー)今度の敵はかなり手強い。レン先輩の父を暗殺し、竜を従えて、亜空間を移動しさらに、俺のスキルを無効化している。
つまり最低でも俺より魔力の総量が上であると言う事。
(レン)ルーザーのスキルを無効化できる奴なら決して甘くはない。ルーザーの力は今の俺と殆ど変わらない。何よりも俺は親父に勝てた事はない。
もし、この戦いに参戦するのならばそれ相応の覚悟が必要になる。
俺にとっては親父の仇!
お前ら一年坊はどうなんだ?ユリウスとは仲が良かったのだろう。
(ルーザー)もちろん俺は友の為にも、世界の為にも戦います。
ルーザーの部屋に転生者同盟のメンバーが入ってきた。
(レオン)途中から聞いていた。どうやら俺達の目標は決まったらしいな。
(マリン)お友達の危機なのです。私達も参戦するのです。
(アリア)私も行くわ!
(レオン)あいつに会ってビシッと厳しく言ってやらねーとな!
(ダーミア)なんだかんだでユリウスは良い人だよ。竜を狩に行ってる時俺達に言ったんだ。世界平和の為に俺達は最強を目指そうって。皆んなが笑って暮らせる幸せな世界を作る為にルーザーに付いて行くんだって。
(レイシア)友達が悪い奴に支配されてるなんて放って置けない。それでルー君、作戦はあるの?
(ルーザー)レン先輩に考えがあるみたい。
(レン)奴は亜空間を移動し、表に出てきて極めて短い時間で事を済ませる。俺は奴に2度会った。もう奴の魔力を覚えた。奴の魔力は出たり消えたりを繰り返し、真南に向かっている。
(シオン)真南ってまさか?
(レイシア)ユリウスのいる国。
(レン)その通りだ、奴らはそこに向かっている。しかも狙いはおそらく竜の復活だ。
南の王「シリウス.ゴルドン」氏は間違いなく強い。しかし、あいつは俺の親父を殺す程の力を秘めている。急いで南へ向かう。
シオンは学園に残って七星剣達と守りをかためてくれ!
俺とこいつら6人で奴らを葬ってくる。
(シオン)わかったわ。学園の方は任せて。皆死なない様にね。
この世界で何が起ころうとしてるのか?
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