花浮舟 ―祷―

那須たつみ

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後書

宵君の背中

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身体中に刀傷のある宵君ですが
背中だけは綺麗なままです

背中に傷がないのは宵君だけではなく
位の高い武家の当主たちにとって
敵に背中を見せないことは基本中の基本

作中で背面に傷を負った描写があるのは
伝令を本陣に届ける背中に宵君の追い打ちを食らった歩兵と
暁光との一騎打ちの後、背後から宵君に
愛槍で貫かれた洸清くらいですね
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