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第64話 エルフの呪い騒動①
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冬の訪れを感じるようになってきた。雪はまだ降っていないが、すぐに銀世界が広がるようになるだろう。ゴードンが米の酒の用件で屋敷に訪れている時に、お茶請けにクッキーを出したところから始まる。
「このクッキーというのは美味しいものですな。ロッシュ村長。これは是非とも村の者にも食べさせてやりたいものですな。子供などは大喜びをするでしょう」
僕は、これには魔牛乳を使用している事を説明した。ゴードンはコーヒーに魔牛乳を入れて飲むほどには抵抗がなくなっている。
「魔牛乳を使っておられるのですか。そうだとすると、村人が受け入れるのは難しいかもしれませんな。しかし、お菓子だったら、もしかしたら、何とかなるかもしれませんな。今度の集会があった際に持っていってみましょう。よろしいですか?」
もちろん、僕は頷いた。魔牛乳が村で普及してくれるとありがたい。牛が手に入らない現状から考えれば、牛乳の存在は貴重だ。そこから、バターやチーズなども作れるし、料理の幅も広がる。魔牛乳が、牛乳と酷似しているのなら、栄養価も非常に高いはずだ。村人には飲んでもらいたい。
「それにしても美味しいお菓子ですな。これだけではなく、もっといろいろなお菓子が出来るといいんですが……」
「卵が手に入れば、もっとお菓子を作れるんだがな」
「卵ですか……領都でも盛んに養鶏されていたんですが、領都が混乱した際に殆どが逃げてしまったんです。残った鶏も食べてしまったので、手に入れるのは難しいでしょうな。もしかしたら、森に逃げてしまった鶏がいるかもしれません。探しに行ってみますか?」
いない可能性のほうが高い鶏を、広い森の中から探し出すために村人を使うのはどうだろうか……狩りで森に入っている者に、ついでに探してもらう程度でいいだろう。
僕達が魔牛乳の普及について相談していると、ミヤの眷属が屋敷にやってきた。未だにミヤの眷属の見分けがつかないな……
「ロッシュ村長。実は、エルフの里から連絡が入り、報告に参りました」
エルフの里だと……一体、何の用だろうか。僕が成人するまでは催促がないと思っていたが。僕は、ミヤの眷属に話を進めるように促した。
「エルフの里のリリ様からの伝言です。病人が出たので、助けて欲しい、ということです」
え!? それだけ? 随分、簡単な伝言だな。病人か……エルフでも病気になるのか。どういう病かわからないが、僕の回復魔法で治せる可能性は高いだろう。それに、考えようによっては、男を差し出さなくても、リリに恩を売ることができそうだ。そうと決まれば、すぐに行動だ。治療後の事も考えると、マグ姉も連れて行ったほうが良さそうだな。
僕は、マグ姉に伝えると、付いて行ってくれることに同意してれた。もともとエルフという種族にかなり興味があったようだ。あとは、エリスとミヤも連れて行くか。最近は、この三人と行動することが増えてきた気がするな。
僕は、魔の森に入り、エルフの里に向かった。結界があるせいで、全く気付かなかったが、本当に村の近くにこんな里があるんだよな。里に入ると、すぐに案内役のエルフがやってきてくれた。前に案内してくれたエルフとは違うみたいだな。リリには、僕達が治療のため里に赴くという話は通っていたようで、すぐに病人のもとに案内してくれることになった。
初めて通る道を歩いていた。どうやら、病人のエルフは、里の中心部からは外れたところに隔離されているようだ。家庭菜園程度だが、畑が少し広がっており、畑の真ん中に、小屋が一軒建っていた。どうやら、そこが目的の場所のようだ。案内役のエルフの後に続いて、小屋に向かっていくと、聞き慣れた動物の鳴き声が聞こえた。
コケコッコー
ん? まさかな……
コケコケ
間違いない。これは……鳴き声のする方に行くと、そこには……畑の一角に大きな柵が設けられており、その中には、鶏が数十羽と群れていた。柵があるってことは、里で飼われているってことか? よく見ると、藁の上にいくつかの卵があった。卵が……こんなところでお目にかかれるとは。何とか、何とか手に入らないだろうか。あとで、ハイエルフのリリに相談してみるか。もしかしたら、いくつか譲ってもらえるかもしれない。鶏も交渉してみよう。そのためにも、病人の治療を頑張るか!!
僕は、ふと横を見ると、怒った顔をしたエルフが立っていた。どうやら、僕にずっと話しかけていたみたいだ。夢中になっていたため、気付かなかった。申し訳ないことをしたと思ったが、卵が目の前にあったんだ。仕方ないよな。
小屋に入ると、ベッドに横たわって静かに寝息をたてているエルフがいた。病人と聞いて、疫病かと勝手に思っていたが、どうやら違いそうだ。部屋は、花のような香りが漂い、とても病人がいるような雰囲気ではない。病人のエルフも、顔色はよく、病気と思われるような様子もない。一体、何が問題なんだ? 僕は、案内役のエルフに、その疑問をぶつけた。
「彼女は、狩りをするために森に入ったのですが、その時、皆とはぐれて、見つかったときは、この状態だったのです。彼女は、すでに一ヶ月も眠り続けているのです。リリ様もいろいろと処置を施したのですが、どれも結果は変わらず……。それで、リリ様はロッシュ殿だったら、もしかしたらとお願いしたのです」
そうだったのか。一ヶ月も覚醒していないのか。僕には、病気の見当がつかなかった。すると、ミヤが思い当たりがあるのか、僕に話しかけてきた。
「ロッシュ。私が魔界にいた頃、似たような症状を見たことがあるわ。多分、その人は、魔族が使う呪いの魔法を掛けられたかもしれないわ。私が知っている人は死んじゃったけど。それと似ているわ。ロッシュなら呪いも解けるわよね?」
呪いか。その考えはなかったな。しかし、森で狩りをして呪いなんてかかるものなんだろうか? まぁ、僕がこんなことを考えても、答えは出ないだろう。僕は、眠っているエルフに回復魔法を掛けた。エルフの全身が淡く輝きだした後、黒いモヤみたいのが浮き出し、霧散していった。すると、しばらくしてエルフは、静かに目を開けた。
「お姉さん!! 目を覚ましてくれたのね。良かった」
「あら。急に抱きついたりして……どうして、ここにいるのかしら? 私、狩りをしていたはずだけど」
案内役のエルフと寝ていたエルフは姉妹だったみたいだ。説明をし終えると、寝ていたエルフが僕に向かって、ベッドに座った状態で頭を下げた。
「私の体を治していただいて、ありがとうございました。なんと、お礼を言ったら……」
僕は、お礼はリリからもらうから気にしなくていいと伝えた。それよりも気になることがある。鶏のことだ。
「すみません。私も詳しくは……。リリ様ならご存知と思います」
そうか。僕はマグ姉に回復薬を用意してもらった。マグ姉は彼女に服用の方法を伝えていた。これで、彼女も回復するだろう。僕は、案内役のエルフに頼んで、リリの館まで案内をしてもらうことにした。
「このクッキーというのは美味しいものですな。ロッシュ村長。これは是非とも村の者にも食べさせてやりたいものですな。子供などは大喜びをするでしょう」
僕は、これには魔牛乳を使用している事を説明した。ゴードンはコーヒーに魔牛乳を入れて飲むほどには抵抗がなくなっている。
「魔牛乳を使っておられるのですか。そうだとすると、村人が受け入れるのは難しいかもしれませんな。しかし、お菓子だったら、もしかしたら、何とかなるかもしれませんな。今度の集会があった際に持っていってみましょう。よろしいですか?」
もちろん、僕は頷いた。魔牛乳が村で普及してくれるとありがたい。牛が手に入らない現状から考えれば、牛乳の存在は貴重だ。そこから、バターやチーズなども作れるし、料理の幅も広がる。魔牛乳が、牛乳と酷似しているのなら、栄養価も非常に高いはずだ。村人には飲んでもらいたい。
「それにしても美味しいお菓子ですな。これだけではなく、もっといろいろなお菓子が出来るといいんですが……」
「卵が手に入れば、もっとお菓子を作れるんだがな」
「卵ですか……領都でも盛んに養鶏されていたんですが、領都が混乱した際に殆どが逃げてしまったんです。残った鶏も食べてしまったので、手に入れるのは難しいでしょうな。もしかしたら、森に逃げてしまった鶏がいるかもしれません。探しに行ってみますか?」
いない可能性のほうが高い鶏を、広い森の中から探し出すために村人を使うのはどうだろうか……狩りで森に入っている者に、ついでに探してもらう程度でいいだろう。
僕達が魔牛乳の普及について相談していると、ミヤの眷属が屋敷にやってきた。未だにミヤの眷属の見分けがつかないな……
「ロッシュ村長。実は、エルフの里から連絡が入り、報告に参りました」
エルフの里だと……一体、何の用だろうか。僕が成人するまでは催促がないと思っていたが。僕は、ミヤの眷属に話を進めるように促した。
「エルフの里のリリ様からの伝言です。病人が出たので、助けて欲しい、ということです」
え!? それだけ? 随分、簡単な伝言だな。病人か……エルフでも病気になるのか。どういう病かわからないが、僕の回復魔法で治せる可能性は高いだろう。それに、考えようによっては、男を差し出さなくても、リリに恩を売ることができそうだ。そうと決まれば、すぐに行動だ。治療後の事も考えると、マグ姉も連れて行ったほうが良さそうだな。
僕は、マグ姉に伝えると、付いて行ってくれることに同意してれた。もともとエルフという種族にかなり興味があったようだ。あとは、エリスとミヤも連れて行くか。最近は、この三人と行動することが増えてきた気がするな。
僕は、魔の森に入り、エルフの里に向かった。結界があるせいで、全く気付かなかったが、本当に村の近くにこんな里があるんだよな。里に入ると、すぐに案内役のエルフがやってきてくれた。前に案内してくれたエルフとは違うみたいだな。リリには、僕達が治療のため里に赴くという話は通っていたようで、すぐに病人のもとに案内してくれることになった。
初めて通る道を歩いていた。どうやら、病人のエルフは、里の中心部からは外れたところに隔離されているようだ。家庭菜園程度だが、畑が少し広がっており、畑の真ん中に、小屋が一軒建っていた。どうやら、そこが目的の場所のようだ。案内役のエルフの後に続いて、小屋に向かっていくと、聞き慣れた動物の鳴き声が聞こえた。
コケコッコー
ん? まさかな……
コケコケ
間違いない。これは……鳴き声のする方に行くと、そこには……畑の一角に大きな柵が設けられており、その中には、鶏が数十羽と群れていた。柵があるってことは、里で飼われているってことか? よく見ると、藁の上にいくつかの卵があった。卵が……こんなところでお目にかかれるとは。何とか、何とか手に入らないだろうか。あとで、ハイエルフのリリに相談してみるか。もしかしたら、いくつか譲ってもらえるかもしれない。鶏も交渉してみよう。そのためにも、病人の治療を頑張るか!!
僕は、ふと横を見ると、怒った顔をしたエルフが立っていた。どうやら、僕にずっと話しかけていたみたいだ。夢中になっていたため、気付かなかった。申し訳ないことをしたと思ったが、卵が目の前にあったんだ。仕方ないよな。
小屋に入ると、ベッドに横たわって静かに寝息をたてているエルフがいた。病人と聞いて、疫病かと勝手に思っていたが、どうやら違いそうだ。部屋は、花のような香りが漂い、とても病人がいるような雰囲気ではない。病人のエルフも、顔色はよく、病気と思われるような様子もない。一体、何が問題なんだ? 僕は、案内役のエルフに、その疑問をぶつけた。
「彼女は、狩りをするために森に入ったのですが、その時、皆とはぐれて、見つかったときは、この状態だったのです。彼女は、すでに一ヶ月も眠り続けているのです。リリ様もいろいろと処置を施したのですが、どれも結果は変わらず……。それで、リリ様はロッシュ殿だったら、もしかしたらとお願いしたのです」
そうだったのか。一ヶ月も覚醒していないのか。僕には、病気の見当がつかなかった。すると、ミヤが思い当たりがあるのか、僕に話しかけてきた。
「ロッシュ。私が魔界にいた頃、似たような症状を見たことがあるわ。多分、その人は、魔族が使う呪いの魔法を掛けられたかもしれないわ。私が知っている人は死んじゃったけど。それと似ているわ。ロッシュなら呪いも解けるわよね?」
呪いか。その考えはなかったな。しかし、森で狩りをして呪いなんてかかるものなんだろうか? まぁ、僕がこんなことを考えても、答えは出ないだろう。僕は、眠っているエルフに回復魔法を掛けた。エルフの全身が淡く輝きだした後、黒いモヤみたいのが浮き出し、霧散していった。すると、しばらくしてエルフは、静かに目を開けた。
「お姉さん!! 目を覚ましてくれたのね。良かった」
「あら。急に抱きついたりして……どうして、ここにいるのかしら? 私、狩りをしていたはずだけど」
案内役のエルフと寝ていたエルフは姉妹だったみたいだ。説明をし終えると、寝ていたエルフが僕に向かって、ベッドに座った状態で頭を下げた。
「私の体を治していただいて、ありがとうございました。なんと、お礼を言ったら……」
僕は、お礼はリリからもらうから気にしなくていいと伝えた。それよりも気になることがある。鶏のことだ。
「すみません。私も詳しくは……。リリ様ならご存知と思います」
そうか。僕はマグ姉に回復薬を用意してもらった。マグ姉は彼女に服用の方法を伝えていた。これで、彼女も回復するだろう。僕は、案内役のエルフに頼んで、リリの館まで案内をしてもらうことにした。
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