見えない未来へ

アズマ サーモン

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見えない未来へ

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僕らが通う女子高には、立派な日本庭園と普通の洋風庭園が隣あって存在し
日本庭園は、庭師さんが管理してて
洋風庭園は、僕ら園芸部が適当に夕方水撒きをしてる。
なぜか、この高校には、文芸部が無くて
文芸同好会兼園芸部として水撒き後にあーでもない
こーでもないと
今書いてる小説の設定とかを話あったり
最近読んだマンガやラノベの話で盛り上がり
電車の時間まで暇をつぶすのだった。
電車組が帰ったあと
自転車帰宅組の僕と君が残った。
で、いきなり君は、ビックリするようなことを言ったね。

いつか、僕は、いつか失明するんだ。

君が突然そんなことを言うから
「何だって?!」

ビックリした顔で君をまじまじと見た。
君の目は、どこまでも普通の黒い瞳。白目の部分だっていたって普通に見えた。

『僕の目は、緑内障なんだって』

「リョクナイショウ!?」
何それ、日本語なの?

『目の中の圧力でモノを見てる神経が死んじゃうらしい』
でも、さあーそれが何年も先か
明日か分かんないんだって

心臓の発作みたいに!突然くるかもしれないし
何十年もかけてジワジワ見えなくなるかもだし

何かさぁー先が見えないって言うかさアー

見えなくなる未来を見越して人生設計立てるって
難しいよ
目が見えるうちに世界中の漫画とか映画とか全部見ときたいし

学校で勉強してる時間もったいないな~っ思うんよ

君は、真剣に言うのだけど
なんか僕は、そのぶっ飛んだ発想に、どう返事して良いか分からなくなった。

「とりあえず、わかんないけど。明日、僕と映画行く?」
僕は、いつか見えなくなる君を映画に誘う
『イイね。』
明日も明後日も君が見える限り、僕は、君と新しい景色を探そうと心に誓ったのだった。
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