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サイキックの存在
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それは、20XX年機械技術が急激に成長した。
全自動制御自動車で一切事故はなくなり、
超高速リニアモーターカーを実現させたことにより
人々の移動時間も激短した。
『第一次高度機械技術成長』人はこの成長をこう呼んだ。
そしてその26年後、全自動制御自動車も超高速リニアモーターカーも当たり前になり、ほぼ人間に近いロボットが発明され、「サイバーくん」の名で家庭の実用化が始まった、『第二次高度機械技術成長』を迎えた。
~京極家~
神太郎の母「神太郎~起きな~!!」
神太郎 「うん~」
いつもの毎日だ。神太郎は目をパチパチさせながら
起きてくる。顔を洗面台で洗い、食卓に座った。
京極家は高校一年の京極 神太郎、
小4の妹、京極 聖莉愛
母の、京極 佳苗
父の、京極 知良
の四人家族だ。
そしていつものように家族揃って朝ごはんを食べる。
“続いてのニュースです。昨夜、クロスボーン社は家庭用ロボット「サイバーくん」の販売を明日発売開始すると
発表しました。
都心の家電店では最高3時間待ちの行列が出来ていて
皆、サイバーくんの購入を心待ちにしています。
サイバーくんはクロスボーン社によると、
「家事を全てサイバーくんは実行する機能に加え、
様々な感情があり、人工知能により会話も可能。
無限大の行動でほぼ人間に近い存在です。
そして何より超最高級のセキュリティワークを誇り、
ハッキングはもちろんのこと、誤作動なんて不可能です」とのこと。”
佳苗「おっ!ついに家庭用ロボットが発売されるんだって!」
知良「でもそれって色々と怖くないかなぁ?
超最高級のセキュリティワークと言っても
万が一を考えないと…」
佳苗 「んん…そうね。
ちょっと様子みてから購入しましょう!!」
神太郎 「………」
そんな会話を神太郎は寝ぼけながら薄々聞いていた。
神太郎はマイペースで割と無口。
神太郎はかばんを持ち自転車に乗って高校へ向かった。
家から高校まで大体35分くらいで着く。
神太郎の高校、「私立遊湯木高等学校」
の校門を通り過ぎたと同時に大きな叫び声が聞こえた。
男子生徒 「返して!!それは父さんの形見なんだよ!!お願い!!」
? 「形見…ね。。。」
学校一の不良、海堂 卍だ。
同じクラスで、割とガタイが良くオールバック。
卍という名前は実名ではなく自分でつけた名前らしい。
いつもなら誰かと揉めててすぐ学校から出て行ってた。
…だが今日の海堂は違っていた。
卍 「ほらよ。大切にしろよ父の形見…」
男子生徒 「…」
男子生徒は異常なくらい驚いている。
海堂はまた門を出てどこかへ去った。
そんなやり取りを横目で見ながら教室に向かい、
神太郎は教室に入りそっと席に座った。
? 「おーはーよっ!」
?「おはよ!神太郎!」
同じクラスの愛須 千夏と
久地 照哉。
小さい頃から千夏と照哉の3人でいつも遊んでいて、
いわゆるに幼馴染。千夏はいつも明るく、元気。
照哉はとても正義感が強く、友達思い。
神太郎 「ぁ!うん。おはよ。」
神太郎は小さな声で挨拶を返した。
千夏 「ねぇ!今日のニュースみた!?」
照哉 「ぁあ~サイバーくんかぁ!京極家は買うん?」
神太郎「うん~まだ買わないよ!」
千夏「神太郎の父さんは几帳面だからね!
ちなみに私ん家もまだ買わないよ!」
照哉 「そっか~俺ん家はすごい乗り気なんだけどなぁ笑」
《キーンコーンカーンコーン》
長い授業が続く…
~昼休み~
珍しく海堂が教室に入ってきた。
騒ついていた教室は一瞬で静まり返った。
卍 「チッ。んだよ」
ボソボソと呟きながら入ってきた。
そっと自分の席に着き、iPhone26をいじっている。
…すると、校門の方から叫び声とバイクコールが聞こえる。
奴吹学園の不良だ。遊湯木高校の近くにある有名な不良校だ。
その不良達が20~30人いた。
不良リーダー「ぅオラーァァアア!」
遊湯木高校の校舎はどの教室の窓からでも校門が
見える構造になっているため、各教室中の窓際に野次馬が走った。
不良 リーダー「海堂 卍ちゅう奴わぁこの学校かぁ?
ちょっくら俺らに付き合うてヤァ~?」
神太郎のクラスの1年3組の生徒は一斉に海堂に視線を向けた。
そして海堂は無言で席を離れた。
その瞬間、
千夏「ちょっとあんたどうするつもり?
向こうは大勢いるのよ?喧嘩なんてしたらあんたは…」
照哉はスゲェ驚いた顔で急に立ち上がった千夏を見上げている。
卍 「オメェには関係ねぇだろ」
そういって校門へ向かった。
3階建ての校舎から下へ降りるのには少し時間がかかる。
不良リーダー 「あれぇ?逃げちゃったかな!?w」
不良手下 「さっさと出てこいヤァオルラァ!」
ちらほら遊湯木高校の先生が出てくるがビビって足が出ない。
すると校門のすぐ目の前の中庭から海堂が歩いてきた。
そしてギャーギャー言い合いになっている。
不良リーダー 「ボコボコにするぞオラァ~~」
そういって2.30人の不良が一気に海堂に襲いかかった。
海堂は必死に攻撃をかわし、武器も持たずに
鉄パイプなどをもった不良をなぎ倒していく。
一匹狼。そのものだ。
だが、不意に後ろからバットが飛んできた。
そのバットは海堂の頭にクリンヒットし、海堂はぶっ倒れた。窓から見ていた生徒達は一斉に悲鳴をあげた。
不良は嘲笑っている。
それを見て、流石に先生達も責任を感じ、
海堂の元へ駆け寄り、懸命に呼びかけた。
するとすぐに海堂は立ち上がり、不良共に立ち向かっていった。今度は落ちていた鉄パイプを持ち、不良共を殴っていく。すると、海堂がもっていた鉄パイプが伸びたり、曲がったり、ひねったりしだしたりして不良をどんどん蹴散らかしていった。
海堂 「なんじゃこれぇぇええ」
これには海堂も驚いている。
後ろに震えながら立っている不良のリーダーは、
恐怖のあまり漏らしている。
するとすぐに我に戻りバイクに乗り込み慌てて逃げ出した。
無口な神太郎もこれには目を輝かせ、「スゲェ」と呟いた。
まるで鉄パイプが生きてるような動きをしていた。
…ここで知る。超能力者の存在を…
全自動制御自動車で一切事故はなくなり、
超高速リニアモーターカーを実現させたことにより
人々の移動時間も激短した。
『第一次高度機械技術成長』人はこの成長をこう呼んだ。
そしてその26年後、全自動制御自動車も超高速リニアモーターカーも当たり前になり、ほぼ人間に近いロボットが発明され、「サイバーくん」の名で家庭の実用化が始まった、『第二次高度機械技術成長』を迎えた。
~京極家~
神太郎の母「神太郎~起きな~!!」
神太郎 「うん~」
いつもの毎日だ。神太郎は目をパチパチさせながら
起きてくる。顔を洗面台で洗い、食卓に座った。
京極家は高校一年の京極 神太郎、
小4の妹、京極 聖莉愛
母の、京極 佳苗
父の、京極 知良
の四人家族だ。
そしていつものように家族揃って朝ごはんを食べる。
“続いてのニュースです。昨夜、クロスボーン社は家庭用ロボット「サイバーくん」の販売を明日発売開始すると
発表しました。
都心の家電店では最高3時間待ちの行列が出来ていて
皆、サイバーくんの購入を心待ちにしています。
サイバーくんはクロスボーン社によると、
「家事を全てサイバーくんは実行する機能に加え、
様々な感情があり、人工知能により会話も可能。
無限大の行動でほぼ人間に近い存在です。
そして何より超最高級のセキュリティワークを誇り、
ハッキングはもちろんのこと、誤作動なんて不可能です」とのこと。”
佳苗「おっ!ついに家庭用ロボットが発売されるんだって!」
知良「でもそれって色々と怖くないかなぁ?
超最高級のセキュリティワークと言っても
万が一を考えないと…」
佳苗 「んん…そうね。
ちょっと様子みてから購入しましょう!!」
神太郎 「………」
そんな会話を神太郎は寝ぼけながら薄々聞いていた。
神太郎はマイペースで割と無口。
神太郎はかばんを持ち自転車に乗って高校へ向かった。
家から高校まで大体35分くらいで着く。
神太郎の高校、「私立遊湯木高等学校」
の校門を通り過ぎたと同時に大きな叫び声が聞こえた。
男子生徒 「返して!!それは父さんの形見なんだよ!!お願い!!」
? 「形見…ね。。。」
学校一の不良、海堂 卍だ。
同じクラスで、割とガタイが良くオールバック。
卍という名前は実名ではなく自分でつけた名前らしい。
いつもなら誰かと揉めててすぐ学校から出て行ってた。
…だが今日の海堂は違っていた。
卍 「ほらよ。大切にしろよ父の形見…」
男子生徒 「…」
男子生徒は異常なくらい驚いている。
海堂はまた門を出てどこかへ去った。
そんなやり取りを横目で見ながら教室に向かい、
神太郎は教室に入りそっと席に座った。
? 「おーはーよっ!」
?「おはよ!神太郎!」
同じクラスの愛須 千夏と
久地 照哉。
小さい頃から千夏と照哉の3人でいつも遊んでいて、
いわゆるに幼馴染。千夏はいつも明るく、元気。
照哉はとても正義感が強く、友達思い。
神太郎 「ぁ!うん。おはよ。」
神太郎は小さな声で挨拶を返した。
千夏 「ねぇ!今日のニュースみた!?」
照哉 「ぁあ~サイバーくんかぁ!京極家は買うん?」
神太郎「うん~まだ買わないよ!」
千夏「神太郎の父さんは几帳面だからね!
ちなみに私ん家もまだ買わないよ!」
照哉 「そっか~俺ん家はすごい乗り気なんだけどなぁ笑」
《キーンコーンカーンコーン》
長い授業が続く…
~昼休み~
珍しく海堂が教室に入ってきた。
騒ついていた教室は一瞬で静まり返った。
卍 「チッ。んだよ」
ボソボソと呟きながら入ってきた。
そっと自分の席に着き、iPhone26をいじっている。
…すると、校門の方から叫び声とバイクコールが聞こえる。
奴吹学園の不良だ。遊湯木高校の近くにある有名な不良校だ。
その不良達が20~30人いた。
不良リーダー「ぅオラーァァアア!」
遊湯木高校の校舎はどの教室の窓からでも校門が
見える構造になっているため、各教室中の窓際に野次馬が走った。
不良 リーダー「海堂 卍ちゅう奴わぁこの学校かぁ?
ちょっくら俺らに付き合うてヤァ~?」
神太郎のクラスの1年3組の生徒は一斉に海堂に視線を向けた。
そして海堂は無言で席を離れた。
その瞬間、
千夏「ちょっとあんたどうするつもり?
向こうは大勢いるのよ?喧嘩なんてしたらあんたは…」
照哉はスゲェ驚いた顔で急に立ち上がった千夏を見上げている。
卍 「オメェには関係ねぇだろ」
そういって校門へ向かった。
3階建ての校舎から下へ降りるのには少し時間がかかる。
不良リーダー 「あれぇ?逃げちゃったかな!?w」
不良手下 「さっさと出てこいヤァオルラァ!」
ちらほら遊湯木高校の先生が出てくるがビビって足が出ない。
すると校門のすぐ目の前の中庭から海堂が歩いてきた。
そしてギャーギャー言い合いになっている。
不良リーダー 「ボコボコにするぞオラァ~~」
そういって2.30人の不良が一気に海堂に襲いかかった。
海堂は必死に攻撃をかわし、武器も持たずに
鉄パイプなどをもった不良をなぎ倒していく。
一匹狼。そのものだ。
だが、不意に後ろからバットが飛んできた。
そのバットは海堂の頭にクリンヒットし、海堂はぶっ倒れた。窓から見ていた生徒達は一斉に悲鳴をあげた。
不良は嘲笑っている。
それを見て、流石に先生達も責任を感じ、
海堂の元へ駆け寄り、懸命に呼びかけた。
するとすぐに海堂は立ち上がり、不良共に立ち向かっていった。今度は落ちていた鉄パイプを持ち、不良共を殴っていく。すると、海堂がもっていた鉄パイプが伸びたり、曲がったり、ひねったりしだしたりして不良をどんどん蹴散らかしていった。
海堂 「なんじゃこれぇぇええ」
これには海堂も驚いている。
後ろに震えながら立っている不良のリーダーは、
恐怖のあまり漏らしている。
するとすぐに我に戻りバイクに乗り込み慌てて逃げ出した。
無口な神太郎もこれには目を輝かせ、「スゲェ」と呟いた。
まるで鉄パイプが生きてるような動きをしていた。
…ここで知る。超能力者の存在を…
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