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第一章
夢のつづき
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腹の中の美少女が椅子に座って、周りのスイッチ類をいじり始める。アニメでよく見る様な、ロボットや戦闘機を起動させる為の手順を踏んでいるようだが、専門用語ばかりで俺にはチンプンカンプンだった。
その作業の最後に、彼女は椅子の背もたれからコードで繋がれた2cm四方程のチップを、その白くて細いうなじに貼り付けて目を閉じた。
「神経接続」
その言葉と共に俺の白い機体の外側を覆う例のキラキラした物質が一斉に光りだす。まるでクリスマスのイルミネーションだ。
同時に彼女の情報が俺の中に流れ込んでくる。感覚的なイメージは給水タンクに設けられた蛇口から流れ出る水を、俺がその下で浴びている様なそんな感じ。
『鈴代 美由希少尉。銀河歴313年8月27日生まれ。17歳。身長158cm体重53kg…』
他にも過去の戦歴やら貰った勲章やらと言った情報が流れてくる。この子が見た目よりも凄い軍人さんなのは理解した。
一通りの情報が入ったところで、彼女の座っている椅子の腰掛け部分が平らに展開して伸びる。一見女の子が腰の部分で固定されている板に貼り付けられている様にも見える。直立した事で四肢が自由に動かせる様になったらしい。
彼女が目を開くと俺の目を通して見ている物が彼女の網膜に投影される。上下左右に視線を動かして同調具合を確かめる。
次に彼女は左右の手を握ったり開いたりする。腕を持ち上げ、肩を回す。
俺の体は彼女の動きを完全にトレースする様に、腕を持ち上げ、肩を回す。
彼女は右手を横に伸ばし、壁に掛かっている武器を手に取る。抱えて持つ様な大きなライフル、いや機関銃だろうか? バスターランチャーと言う名称が最もしっくりくる長銃だ。
人間サイズで考えればこのサイズの銃は、地面に置いて射手はうつ伏せになりながら使う様な代物だ。
更に近接戦闘の備えだろう、鉈の様な武器を腰に装着する。
「鈴代機、3071離床します!」
外部スピーカーを通じて彼女の声が格納庫内に響く。天井が蓋を開けた様に開き、その先に青い空が広がっている。
俺の外装のキラキラが光を増して、ロケットやジェットを使っていないのに、反重力とか魔法とかなのか、どういう仕組みなのか体が浮き上がった。
テーマパークにあるライド系のアトラクションに乗っている様な感覚だ。
ツナギ姿の小人さん達、いや格納庫の整備員達は俺に向かって、
「頑張れよー!」
「死ぬんじゃねーぞ!」
「ちゃんと帰って来いよー!」
「少尉殿、ご武運を!」
と被っていた整備帽子を手に取って振り回して送り出してくれた。
上空には既に俺同様のキラキラしたロボットが、十数体浮かんで編隊を組んでいた。手に持つ武装は5、6体が俺同様の長物で、残りは見た感じ突撃銃や散弾銃の様な取り回しやすそうな得物だ。
その中の1人(1体?)の頭は頭部ユニットが無く、ゆっくりと回転する円盤が乗っていた。情報収集用のレーダードームって奴だろう。
武装ガチガチのロボットが集まって、間違っても「今からピクニックに行きます」という雰囲気ではない。
「鈴代少尉。30式の具合はどうだ?」
通信機に野太い男の声が入る。
「良好であります大尉殿。以前の24式と比べて反応も早く、本当に我が身の様に動きます!」
彼女、鈴代ちゃんが嬉しそうに答える。そうかぁ、俺って良好でありますか。
「いいか? 俺達は今からこの星に降下してくる虫どもを迎撃する。渡辺小隊は火力支援を。残りは俺について来い!」
十数人の「了解!」の返答が一斉に機内に響く。女の声もそれなりに居る。3割くらいか? 俺を含めた長物持ちが編隊を外れて、青い機体を先頭に上昇する。
「電探に感!」
観測担当だろう、また別の女の人の声が聞こえた。恐らく先程の円盤頭の人に違いない。
通信が入って目に見える画像が望遠になる。小さく映る20~30の流星雨の様な降下物がいわゆる『虫ども』なんだろう。
緊張感がいや増してきた。
「接敵まで10、9、8…」
「撃ち方よーい!」
カウントダウンの通信を聞きながら、先程の大尉殿とは別の声が聞こえてくる。これが青い機体の渡辺さんの声なのだろう。
一列横隊に並び、支援隊全員が携行している長銃を腰溜めに構える。
「2、1、射程内!」
「てーーーっ!!」
号令と共に7本のビームが望遠レンズを通しても、形すら判別出来ない距離の目標に向かって放たれる。
「前進!」
射撃の効果も分からないうちに新たな命令が下る。隊列を組んだまま前進する俺達。
「命中4、中破1、小破3です」
「まぁまぁだな。次からが本番だ、外した奴は芋の皮剥きさせるぞ!」
渡辺さんの如何にもステレオタイプな檄が飛ぶ。本当にこういう事を言うんだねぇ。
再び停止し隊列を組み直す。更に一斉射撃、今度は望遠映像ながら鈴代ちゃんの放ったビームが命中したのが確認できた。
「全弾命中! 大破2、中破3、小破2です」
「よーし、全員良くやった! 各自引き続き支援砲撃を行え。味方に当てるなよ!」
前方では大尉殿率いる味方機が敵と交戦を始めていた。
改めて敵の姿を確認すると、全身トゲトゲの黒いカナブンみたいな生物に見て取れた。蟹の様な鋏状の鉤爪を持ち、其処からビームや弾丸を発射している。真柄さんに見せてもらった映像は少し荒かったけど、如何にも「宇宙怪獣でございます」と言う感じで好感が持てるデザインだ。
真柄さんに見せてもらったプロモーション映像では、ロボット側が無双してどんどん虫を落としていたけど、目の前の戦闘では虫はかなり健闘していた。
いや、健闘どころでは無い。その火力と機動力はこちらのロボット部隊よりもワンランク上の様で、こちら側に被害が出始めた。
支援隊として離れた場所にいた俺達にも虫が襲いかかる。もう完全に乱戦だ。
鈴代ちゃんは近くの敵を狙うには邪魔な長銃を背中に担ぎ直し、近接戦闘用の鉈を手に持ち構える。
「各自『幽炉』の開放を許可する! ここから1匹たりとも虫を通すな!」
大尉さんのこの言葉でまた大きく戦況が変わった。『ユーロ』ってのがなんだか良く分からないが、ロボット達のキラキラの光が強くなり、格段に素早くなる。
鈴代ちゃんも『ユーロ』とやらのスイッチを入れて高速モードに入ると、瞬く間に虫に一刀を打ち込み、そこからの三連打で1匹を撃墜した。
こんな手軽なパワーアップがあるなら最初から使っとけ、とは思うが、出し惜しみしたのにも理由があるはずだ。
恐らく無理な使用法によって機体に負担が掛かる、とかの理由だ。間違っても『溜めた方がカッコイイから』では無いだろう、多分……。
いやぁ、しかしなかなか臨場感のあるいい夢だ。…なんだけど、そろそろお腹いっぱいなので目が覚めてくれないかな?
真柄さんの話しとずいぶん違って俺は見てるだけなんだけど、それだけでも数キロの持久走をやらされたくらいに疲労感を感じている。
そしてまた戦況が変わる。虫達も『高速モード』を使ってきたのだ。逆転しかけた形勢がまた逆転される。
しかしそれを阻止したのが我らが鈴代ちゃんであった。高速モードで混戦空域を離脱し、長銃を構え直してからの2連射で2体の虫を撃墜、更に突撃しつつ1体を撃ち落とす。この娘すげーわ。
10体程に減って不利を悟ったのか虫達が退却を始める。見てて思ったのだが、この虫達妙に組織だった動きを見せる。戦闘も動物っぽく力任せに殴りつけてくるのではなくて、射撃を基本に仲間と連携を取って多角的に攻撃してくる。
少なくとも下等生物の動きではなくて、人間と同レベルに戦術と言う物を理解しながら動いている様に見えた。
まぁ俺もしがない学生だから、戦術の何かが分かっている訳でもないのだが、『虫』と言う単語に違和感を感じたのは確かだ。
逃げる虫達に対して追撃戦が始まる。しかしここで虫のうちの1匹が転進してこちらに向かって来た。両手の鋏から弾丸を乱射してこちらを威嚇する。仲間を助ける為に殿でも務めている様な不自然な動き……。
あいつら実は知的生命体なんじゃないのか? と言う疑問は膨れ上がる。
なんでこんな中途半端に重い設定を付けるのか? まぁ夢だからのんびり楽しもうかね。
虫の全身が発光する。高速モードで突っ込んでくるつもりの様だ。鈴代ちゃんがいち早く反応して虫に向かって長銃を放つ。
虫が大きく口を開けて、口から渾身のビームを放つ。
2条のビームは交差して、互いに若干軌道を変えつつもお互いに着弾した。
鈴代ちゃんのビームは相手の顔面に突き刺さり、そのまま体を貫通した。仲間を逃がす為に勇敢に戦った虫は、落ちながら爆散していった。
相手のビームは俺の顔の左側を掠め、左耳に相当する部分を削ぎ落した。
…え?
…何これ超痛い……。
本当に耳ごと持って行かれたような痛みと熱さ。
思わず叫び声を上げるが声が出ない。
そもそも痛い所を押さえたくても体が自由に動かない。と言うか、俺の体を自覚できない。
今まで一人称視点のゲームをやっていたような感覚、いや鈴代ちゃんと言う、上手いプレイヤーさんの配信動画を見ている感覚だった。自分の体が画面に映って無いから存在をすっかり忘れていた。
☆
事ここに至ってお馬鹿な俺は、ようやく大事な事に気が付いた。
これ夢じゃないわ… マジでこの30式とかいうロボット、俺自身だわ……。
その作業の最後に、彼女は椅子の背もたれからコードで繋がれた2cm四方程のチップを、その白くて細いうなじに貼り付けて目を閉じた。
「神経接続」
その言葉と共に俺の白い機体の外側を覆う例のキラキラした物質が一斉に光りだす。まるでクリスマスのイルミネーションだ。
同時に彼女の情報が俺の中に流れ込んでくる。感覚的なイメージは給水タンクに設けられた蛇口から流れ出る水を、俺がその下で浴びている様なそんな感じ。
『鈴代 美由希少尉。銀河歴313年8月27日生まれ。17歳。身長158cm体重53kg…』
他にも過去の戦歴やら貰った勲章やらと言った情報が流れてくる。この子が見た目よりも凄い軍人さんなのは理解した。
一通りの情報が入ったところで、彼女の座っている椅子の腰掛け部分が平らに展開して伸びる。一見女の子が腰の部分で固定されている板に貼り付けられている様にも見える。直立した事で四肢が自由に動かせる様になったらしい。
彼女が目を開くと俺の目を通して見ている物が彼女の網膜に投影される。上下左右に視線を動かして同調具合を確かめる。
次に彼女は左右の手を握ったり開いたりする。腕を持ち上げ、肩を回す。
俺の体は彼女の動きを完全にトレースする様に、腕を持ち上げ、肩を回す。
彼女は右手を横に伸ばし、壁に掛かっている武器を手に取る。抱えて持つ様な大きなライフル、いや機関銃だろうか? バスターランチャーと言う名称が最もしっくりくる長銃だ。
人間サイズで考えればこのサイズの銃は、地面に置いて射手はうつ伏せになりながら使う様な代物だ。
更に近接戦闘の備えだろう、鉈の様な武器を腰に装着する。
「鈴代機、3071離床します!」
外部スピーカーを通じて彼女の声が格納庫内に響く。天井が蓋を開けた様に開き、その先に青い空が広がっている。
俺の外装のキラキラが光を増して、ロケットやジェットを使っていないのに、反重力とか魔法とかなのか、どういう仕組みなのか体が浮き上がった。
テーマパークにあるライド系のアトラクションに乗っている様な感覚だ。
ツナギ姿の小人さん達、いや格納庫の整備員達は俺に向かって、
「頑張れよー!」
「死ぬんじゃねーぞ!」
「ちゃんと帰って来いよー!」
「少尉殿、ご武運を!」
と被っていた整備帽子を手に取って振り回して送り出してくれた。
上空には既に俺同様のキラキラしたロボットが、十数体浮かんで編隊を組んでいた。手に持つ武装は5、6体が俺同様の長物で、残りは見た感じ突撃銃や散弾銃の様な取り回しやすそうな得物だ。
その中の1人(1体?)の頭は頭部ユニットが無く、ゆっくりと回転する円盤が乗っていた。情報収集用のレーダードームって奴だろう。
武装ガチガチのロボットが集まって、間違っても「今からピクニックに行きます」という雰囲気ではない。
「鈴代少尉。30式の具合はどうだ?」
通信機に野太い男の声が入る。
「良好であります大尉殿。以前の24式と比べて反応も早く、本当に我が身の様に動きます!」
彼女、鈴代ちゃんが嬉しそうに答える。そうかぁ、俺って良好でありますか。
「いいか? 俺達は今からこの星に降下してくる虫どもを迎撃する。渡辺小隊は火力支援を。残りは俺について来い!」
十数人の「了解!」の返答が一斉に機内に響く。女の声もそれなりに居る。3割くらいか? 俺を含めた長物持ちが編隊を外れて、青い機体を先頭に上昇する。
「電探に感!」
観測担当だろう、また別の女の人の声が聞こえた。恐らく先程の円盤頭の人に違いない。
通信が入って目に見える画像が望遠になる。小さく映る20~30の流星雨の様な降下物がいわゆる『虫ども』なんだろう。
緊張感がいや増してきた。
「接敵まで10、9、8…」
「撃ち方よーい!」
カウントダウンの通信を聞きながら、先程の大尉殿とは別の声が聞こえてくる。これが青い機体の渡辺さんの声なのだろう。
一列横隊に並び、支援隊全員が携行している長銃を腰溜めに構える。
「2、1、射程内!」
「てーーーっ!!」
号令と共に7本のビームが望遠レンズを通しても、形すら判別出来ない距離の目標に向かって放たれる。
「前進!」
射撃の効果も分からないうちに新たな命令が下る。隊列を組んだまま前進する俺達。
「命中4、中破1、小破3です」
「まぁまぁだな。次からが本番だ、外した奴は芋の皮剥きさせるぞ!」
渡辺さんの如何にもステレオタイプな檄が飛ぶ。本当にこういう事を言うんだねぇ。
再び停止し隊列を組み直す。更に一斉射撃、今度は望遠映像ながら鈴代ちゃんの放ったビームが命中したのが確認できた。
「全弾命中! 大破2、中破3、小破2です」
「よーし、全員良くやった! 各自引き続き支援砲撃を行え。味方に当てるなよ!」
前方では大尉殿率いる味方機が敵と交戦を始めていた。
改めて敵の姿を確認すると、全身トゲトゲの黒いカナブンみたいな生物に見て取れた。蟹の様な鋏状の鉤爪を持ち、其処からビームや弾丸を発射している。真柄さんに見せてもらった映像は少し荒かったけど、如何にも「宇宙怪獣でございます」と言う感じで好感が持てるデザインだ。
真柄さんに見せてもらったプロモーション映像では、ロボット側が無双してどんどん虫を落としていたけど、目の前の戦闘では虫はかなり健闘していた。
いや、健闘どころでは無い。その火力と機動力はこちらのロボット部隊よりもワンランク上の様で、こちら側に被害が出始めた。
支援隊として離れた場所にいた俺達にも虫が襲いかかる。もう完全に乱戦だ。
鈴代ちゃんは近くの敵を狙うには邪魔な長銃を背中に担ぎ直し、近接戦闘用の鉈を手に持ち構える。
「各自『幽炉』の開放を許可する! ここから1匹たりとも虫を通すな!」
大尉さんのこの言葉でまた大きく戦況が変わった。『ユーロ』ってのがなんだか良く分からないが、ロボット達のキラキラの光が強くなり、格段に素早くなる。
鈴代ちゃんも『ユーロ』とやらのスイッチを入れて高速モードに入ると、瞬く間に虫に一刀を打ち込み、そこからの三連打で1匹を撃墜した。
こんな手軽なパワーアップがあるなら最初から使っとけ、とは思うが、出し惜しみしたのにも理由があるはずだ。
恐らく無理な使用法によって機体に負担が掛かる、とかの理由だ。間違っても『溜めた方がカッコイイから』では無いだろう、多分……。
いやぁ、しかしなかなか臨場感のあるいい夢だ。…なんだけど、そろそろお腹いっぱいなので目が覚めてくれないかな?
真柄さんの話しとずいぶん違って俺は見てるだけなんだけど、それだけでも数キロの持久走をやらされたくらいに疲労感を感じている。
そしてまた戦況が変わる。虫達も『高速モード』を使ってきたのだ。逆転しかけた形勢がまた逆転される。
しかしそれを阻止したのが我らが鈴代ちゃんであった。高速モードで混戦空域を離脱し、長銃を構え直してからの2連射で2体の虫を撃墜、更に突撃しつつ1体を撃ち落とす。この娘すげーわ。
10体程に減って不利を悟ったのか虫達が退却を始める。見てて思ったのだが、この虫達妙に組織だった動きを見せる。戦闘も動物っぽく力任せに殴りつけてくるのではなくて、射撃を基本に仲間と連携を取って多角的に攻撃してくる。
少なくとも下等生物の動きではなくて、人間と同レベルに戦術と言う物を理解しながら動いている様に見えた。
まぁ俺もしがない学生だから、戦術の何かが分かっている訳でもないのだが、『虫』と言う単語に違和感を感じたのは確かだ。
逃げる虫達に対して追撃戦が始まる。しかしここで虫のうちの1匹が転進してこちらに向かって来た。両手の鋏から弾丸を乱射してこちらを威嚇する。仲間を助ける為に殿でも務めている様な不自然な動き……。
あいつら実は知的生命体なんじゃないのか? と言う疑問は膨れ上がる。
なんでこんな中途半端に重い設定を付けるのか? まぁ夢だからのんびり楽しもうかね。
虫の全身が発光する。高速モードで突っ込んでくるつもりの様だ。鈴代ちゃんがいち早く反応して虫に向かって長銃を放つ。
虫が大きく口を開けて、口から渾身のビームを放つ。
2条のビームは交差して、互いに若干軌道を変えつつもお互いに着弾した。
鈴代ちゃんのビームは相手の顔面に突き刺さり、そのまま体を貫通した。仲間を逃がす為に勇敢に戦った虫は、落ちながら爆散していった。
相手のビームは俺の顔の左側を掠め、左耳に相当する部分を削ぎ落した。
…え?
…何これ超痛い……。
本当に耳ごと持って行かれたような痛みと熱さ。
思わず叫び声を上げるが声が出ない。
そもそも痛い所を押さえたくても体が自由に動かない。と言うか、俺の体を自覚できない。
今まで一人称視点のゲームをやっていたような感覚、いや鈴代ちゃんと言う、上手いプレイヤーさんの配信動画を見ている感覚だった。自分の体が画面に映って無いから存在をすっかり忘れていた。
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