120 / 120
第121話 覚悟
しおりを挟む
「ヨアンナさんの事件でしたら、ゴルツさんにも話した通りガドゥの呪いで…」
「そちらでは無い。凱旋祝宴の事を聞いている。あの夜にそちとミアで何があった…?」
俺の話の途中で王様が割って入り最後まで喋らせてもらえなかった。
王様は紛れもなく俺とミア姫の密通を疑っている。いや、あれは半ば確信している目だ。
もし俺とミア姫が既に他人ではないという事が王様に知られたら、俺は一体どうなるのだろう?
俺には娘なんて居ないから、娘を持つ親の気持ちは分からない。ただカーノ王が女王に先立たれて、一人娘のミア姫を溺愛していたのは、新参者の俺でもよく知っている。
その上で「魔剣の力を使ってお嬢さんと関係を持ちました」なんて答えよう物なら、俺が王様なら即座に斬首するわ。
つまり今の俺は過去最大級のピンチ、という訳だ。王様の殺気に当てられて、まるで生きた心地がしない。
さて、どうしたものか…?
「どうした、黙りこくって…? ただ報告するたけだ。言葉を選ぶ必要は無いぞ?」
絶対嘘だ!
そもそも俺の動向はチャロアイトが逐一リーナに報告しているはずだ。
リーナから王様への情報の伝達度が推し量れないので、ここで迂闊な事を口走ったら「何それそんなの聞いてない。お前もう死刑! 斬首!」なんて事もあり得る。
第一、あの夜に王女様に触れたのだってティリティアの作戦であり、俺の意思は介在していない。
まぁ、ティリティアの作戦自体が「ミア姫を籠絡して婿入りし王座を継げ」という物であったのはリーナも知っているはずだ。
そこから今の王様の態度を見るに、王位簒奪の件は知らないんじゃないかなぁ? もし知っていたら俺って完全に国賊だもんな。即処刑だよな……。
以上の事から俺は「王様は俺の特殊能力は聞いているが、ティリティアの計画までは知らない」と予想した。となれば、そこから導かれる回答の方針も大体決まってくる。
「えっと… あの日はミア姫の気分が優れない様だったので、彼女の私室に抱きかかえて連れていきました… 治癒師であるティリティアも一緒でしたので、彼女と一緒に姫様の介抱をしました…」
あの時ティリティアは確かにお付きのヨアンナさんに「姫様は疲れが出たので自分らで部屋に連れていく」と断っていた。
それはヨアンナさんから侍従の人達へと伝えられ、そのまま王様にも伝わっているはずだ。
嘘は言っていない。王女様の気分が悪くなったのは俺の『魅了』を受けてパニックに陥ったからで、大体俺のせいではあるのだが、あくまでも嘘は言っていない。
ここまで話の辻褄は合っている。何とか「何もありませんでした」って形で終われないものだろうか? 稽古で打たれた体よりも、今はとにかく胃が痛い。
「もうよい。余が聞きたいのはそんな上っ面の話では無い…」
王様は俺の返答が気に入らなかったらしい。更にとんでもない爆弾を披露してきた。
「言いづらいのならば余が代弁してやろう。そちは魔力を用いて我が一人娘てあるミアを籠絡し、その純潔を奪った。相違ないか…?」
全部バレてんじゃん。
これ『策謀神』の力を使っても言い逃れ出来ないよね? 参ったなぁ。このままじゃ俺、刑に処されちゃうよ。
チャロアイトやリーナが王様にバラしたのか、王様が自分で『真実』に辿り着いたのかは不明だが、もう王様とは腹を割って話す段階なのかも知れない。
「相違ない、です… でもアレは…」
ここで「ティリティアのせいです」と言ってしまえれば楽になれるとは思う。でもティリティアだって幾分かの私情はあるものの、この国の為に良かれと思って俺と王女様を触れさせたんだ。
そこで答えに窮する俺に向けて、王様は片手を上げて答えを遮った。
「いや良い、分かった。ふむ… その行為は後で詰めるとして、何故そのような事をした? ティリティアや南方の女(クロニア)、鬼族(ベルモ)だけで飽き足らず、ミアまでも肉欲の虜にするのが目的だったのか…?」
王様の目が更に細くなる。マジここで選択肢を誤ったら、文字通り『ゲームオーバー』だろう。
「お、俺はお城のパーティーなんて初めてで、浮かれていた所にティリティアからサプライズで王女様を紹介されて、ガチガチに緊張していました。嫌らしい気持ちなんてとてもとても…」
「続けよ…」
「そこでちょっとした事故があって、転びそうになった王女様を俺が支えてしまったんです。そして俺の『魅了』は自分で解く事が出来なくって…」
ちらちらと王様の様子を見ながら答えていく。いつブチ切れて斬首されるか気が気ではない。
「そうか、見えてきたぞ… この事件の主犯はティリティアか… まこと奸智に長けた悪たれよ…」
王様は何か考えていた風なリアクションだったが、何かを思いついた、いや頭の中で何かが繋がったみたいな反応を見せた。
「ここまで話して分かった。そちは国ごと揺るがす事件を起こせる器ではない。大方そちを利用して、余と同じ簒奪劇を演出するつもりだったのであろう」
そこで王様はおもむろに上を向いて、誰もいないはずの天井に向けて声を出した。
「リーナよ、お前はこの件どこまで掴んでいるのだ?」
「一から十まで… でもティリティア嬢に入れ知恵とかしてないからね?」
そこで女の声が返って来た。リーナの声、そして部屋の隅から姿を現した。
と言う事はリーナもこの部屋に潜伏していたって事? やっぱり『幻夢兵団』って魔法使いよりも忍者に近い人達だよなぁ……。
「お前もクライナーとの婚姻を反対していたものな。して、娘の『呪い』を解く事は出来るのか?」
『呪い』って言い方… まぁ女の子からしたら呪いみたいなモンなのかもな…? クロニアやティリティアも『呪い』のせいで俺なんかに優しくしてくれてるんだよな……。
「あたしには無理。神様絡みの事ならライクか聖女ちゃんが専任だろうけど、『神様』が違うなら多分無理だと思う…」
そこでリーナは今までみたいなおちゃらけた雰囲気から顔を引き締め、シリアスモードになった。ここからは「真面目な話」って訳ね。
「ねぇカーノ… ミアちゃんの事、今まで黙ってたのは謝るわ。でも今のクライナーと組んでもバルジオンに益は少ないと思う。それなら『俺』にやらせる方が万事上手くいく予感がするの…」
王様はリーナを見ている。凄く冷たい視線だ。『親』と『為政者』が彼の頭の中で葛藤しているのが俺にも伝わってくる。
「それは国の『参謀』としての意見か? それともそちもこの坊主に触れられて色気に食われたか?」
それは俺にも分かる、完全に前者だ。だって俺、リーナに触れていないもの。
「アイトゥーシア神に誓って触られていないわ。まぁ魔法の力場で誰も常時直接触れない様にしてるんだけどね」
な? そしてやっぱり対策されていた。俺がリーナも籠絡するべく彼女に触れようとしていたら、その場で雷が頭上に突き刺さっていた可能性がある。クワバラクワバラ。
それを聞いた王様は目を閉じ腕を組んで長考モードになった。
体感20秒程だろうか、やがて目を開けた王様は決意の籠った瞳で俺を見据えてこう言った。
「おい童! てめぇがやらかした事はとりあえず置いといてやる。だが1つだけ聞かせろ。敵対国に囲まれ、常に魔族が『虚無』から湧いてくるバルジオンを治める覚悟がお前にあるのか?!」
「そちらでは無い。凱旋祝宴の事を聞いている。あの夜にそちとミアで何があった…?」
俺の話の途中で王様が割って入り最後まで喋らせてもらえなかった。
王様は紛れもなく俺とミア姫の密通を疑っている。いや、あれは半ば確信している目だ。
もし俺とミア姫が既に他人ではないという事が王様に知られたら、俺は一体どうなるのだろう?
俺には娘なんて居ないから、娘を持つ親の気持ちは分からない。ただカーノ王が女王に先立たれて、一人娘のミア姫を溺愛していたのは、新参者の俺でもよく知っている。
その上で「魔剣の力を使ってお嬢さんと関係を持ちました」なんて答えよう物なら、俺が王様なら即座に斬首するわ。
つまり今の俺は過去最大級のピンチ、という訳だ。王様の殺気に当てられて、まるで生きた心地がしない。
さて、どうしたものか…?
「どうした、黙りこくって…? ただ報告するたけだ。言葉を選ぶ必要は無いぞ?」
絶対嘘だ!
そもそも俺の動向はチャロアイトが逐一リーナに報告しているはずだ。
リーナから王様への情報の伝達度が推し量れないので、ここで迂闊な事を口走ったら「何それそんなの聞いてない。お前もう死刑! 斬首!」なんて事もあり得る。
第一、あの夜に王女様に触れたのだってティリティアの作戦であり、俺の意思は介在していない。
まぁ、ティリティアの作戦自体が「ミア姫を籠絡して婿入りし王座を継げ」という物であったのはリーナも知っているはずだ。
そこから今の王様の態度を見るに、王位簒奪の件は知らないんじゃないかなぁ? もし知っていたら俺って完全に国賊だもんな。即処刑だよな……。
以上の事から俺は「王様は俺の特殊能力は聞いているが、ティリティアの計画までは知らない」と予想した。となれば、そこから導かれる回答の方針も大体決まってくる。
「えっと… あの日はミア姫の気分が優れない様だったので、彼女の私室に抱きかかえて連れていきました… 治癒師であるティリティアも一緒でしたので、彼女と一緒に姫様の介抱をしました…」
あの時ティリティアは確かにお付きのヨアンナさんに「姫様は疲れが出たので自分らで部屋に連れていく」と断っていた。
それはヨアンナさんから侍従の人達へと伝えられ、そのまま王様にも伝わっているはずだ。
嘘は言っていない。王女様の気分が悪くなったのは俺の『魅了』を受けてパニックに陥ったからで、大体俺のせいではあるのだが、あくまでも嘘は言っていない。
ここまで話の辻褄は合っている。何とか「何もありませんでした」って形で終われないものだろうか? 稽古で打たれた体よりも、今はとにかく胃が痛い。
「もうよい。余が聞きたいのはそんな上っ面の話では無い…」
王様は俺の返答が気に入らなかったらしい。更にとんでもない爆弾を披露してきた。
「言いづらいのならば余が代弁してやろう。そちは魔力を用いて我が一人娘てあるミアを籠絡し、その純潔を奪った。相違ないか…?」
全部バレてんじゃん。
これ『策謀神』の力を使っても言い逃れ出来ないよね? 参ったなぁ。このままじゃ俺、刑に処されちゃうよ。
チャロアイトやリーナが王様にバラしたのか、王様が自分で『真実』に辿り着いたのかは不明だが、もう王様とは腹を割って話す段階なのかも知れない。
「相違ない、です… でもアレは…」
ここで「ティリティアのせいです」と言ってしまえれば楽になれるとは思う。でもティリティアだって幾分かの私情はあるものの、この国の為に良かれと思って俺と王女様を触れさせたんだ。
そこで答えに窮する俺に向けて、王様は片手を上げて答えを遮った。
「いや良い、分かった。ふむ… その行為は後で詰めるとして、何故そのような事をした? ティリティアや南方の女(クロニア)、鬼族(ベルモ)だけで飽き足らず、ミアまでも肉欲の虜にするのが目的だったのか…?」
王様の目が更に細くなる。マジここで選択肢を誤ったら、文字通り『ゲームオーバー』だろう。
「お、俺はお城のパーティーなんて初めてで、浮かれていた所にティリティアからサプライズで王女様を紹介されて、ガチガチに緊張していました。嫌らしい気持ちなんてとてもとても…」
「続けよ…」
「そこでちょっとした事故があって、転びそうになった王女様を俺が支えてしまったんです。そして俺の『魅了』は自分で解く事が出来なくって…」
ちらちらと王様の様子を見ながら答えていく。いつブチ切れて斬首されるか気が気ではない。
「そうか、見えてきたぞ… この事件の主犯はティリティアか… まこと奸智に長けた悪たれよ…」
王様は何か考えていた風なリアクションだったが、何かを思いついた、いや頭の中で何かが繋がったみたいな反応を見せた。
「ここまで話して分かった。そちは国ごと揺るがす事件を起こせる器ではない。大方そちを利用して、余と同じ簒奪劇を演出するつもりだったのであろう」
そこで王様はおもむろに上を向いて、誰もいないはずの天井に向けて声を出した。
「リーナよ、お前はこの件どこまで掴んでいるのだ?」
「一から十まで… でもティリティア嬢に入れ知恵とかしてないからね?」
そこで女の声が返って来た。リーナの声、そして部屋の隅から姿を現した。
と言う事はリーナもこの部屋に潜伏していたって事? やっぱり『幻夢兵団』って魔法使いよりも忍者に近い人達だよなぁ……。
「お前もクライナーとの婚姻を反対していたものな。して、娘の『呪い』を解く事は出来るのか?」
『呪い』って言い方… まぁ女の子からしたら呪いみたいなモンなのかもな…? クロニアやティリティアも『呪い』のせいで俺なんかに優しくしてくれてるんだよな……。
「あたしには無理。神様絡みの事ならライクか聖女ちゃんが専任だろうけど、『神様』が違うなら多分無理だと思う…」
そこでリーナは今までみたいなおちゃらけた雰囲気から顔を引き締め、シリアスモードになった。ここからは「真面目な話」って訳ね。
「ねぇカーノ… ミアちゃんの事、今まで黙ってたのは謝るわ。でも今のクライナーと組んでもバルジオンに益は少ないと思う。それなら『俺』にやらせる方が万事上手くいく予感がするの…」
王様はリーナを見ている。凄く冷たい視線だ。『親』と『為政者』が彼の頭の中で葛藤しているのが俺にも伝わってくる。
「それは国の『参謀』としての意見か? それともそちもこの坊主に触れられて色気に食われたか?」
それは俺にも分かる、完全に前者だ。だって俺、リーナに触れていないもの。
「アイトゥーシア神に誓って触られていないわ。まぁ魔法の力場で誰も常時直接触れない様にしてるんだけどね」
な? そしてやっぱり対策されていた。俺がリーナも籠絡するべく彼女に触れようとしていたら、その場で雷が頭上に突き刺さっていた可能性がある。クワバラクワバラ。
それを聞いた王様は目を閉じ腕を組んで長考モードになった。
体感20秒程だろうか、やがて目を開けた王様は決意の籠った瞳で俺を見据えてこう言った。
「おい童! てめぇがやらかした事はとりあえず置いといてやる。だが1つだけ聞かせろ。敵対国に囲まれ、常に魔族が『虚無』から湧いてくるバルジオンを治める覚悟がお前にあるのか?!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる