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第69話 暇潰し

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「あら、モンモンちゃんのアソコは体型の割に前から立派だったけど、こっちも見事に『変身』したわねぇ。私に入るかしら…?」

 ベッドに寝そべって生娘おぼこの様に手で顔を覆ったまま、無抵抗にチャロアイトの手と口で体を弄ばれているモンモン。チャロアイトの言う様に見事にそそり立った奴の一物は、長さも太さも俺の倍くらいある。 
 俺の両脇にいるクロニアとティリティアさえも、興味津々な顔つきでモンモンの一物に釘付けになっていた。
 
 これはちょっと男として居た堪れない。前からモンモンに負けてはいたが、そのモンモンを貫く事で俺のプライドは保たれていたのだと今更ながらに痛感する。

「情けない顔をするな。モンモンのアレは確かに凄いが、私やティリティア様があんなのを受け入れたら体が壊れてしまう」

「そうですわ。チャロアイトさんの様に『訓練された』方でないと、きっと裂けてしまいますわ」

 クロニアとティリティアが俺を挟んでダブルで微笑みかけてくる。そっか、そうだよな。俺とモンモンで競う必要は無いんだよな……。

「ちょっとぉ、人の事を淫売婦みたいに言わないで欲しいわ。あ、でも童貞狩りは嫌いじゃないわ… うんっ…」

 不満げに抗弁するチャロアイトだったが、すでに受け入れる準備が整ったのか、モンモンに跨りながら腰の位置を調整して挿入に臨んでいる。

 チャロアイトがこちらに背を向けている為に、彼女の尻のラインから結合部分が丸見えである。モンモンはもう微動だにしていない。

「あっ… やっぱりキツい… ううんっ… はぁ… んっ、入ったよ… どう? モンモンちゃん…」

 気の毒なまでに押し広げられたチャロアイトの細い腰に太い柱が刺さっている。端から見たら物凄く痛そうなのだが、チャロアイトは息遣いこそ荒いものの、やがてゆっくりと腰を前後に振り出した。

「あぅぅ… なんだか凄く変な気分… チャロねーさん、凄く柔らかくて暖かいよ…」

 やがてモンモンも腰を使い出し、2人の動きがシンクロしてくる。

 そんな光景を目の当たりしていた俺達3人の息も、気付けばかなり荒くなっていた。ティリティアが自分を抱いている俺の手を取って、胸に押し付けてきた。クロニアもそれに追従するかのように同様の行為をしてくる。

『こちらはこちらで楽しもう』という事だろう。2人まとめてもう1つのベッドに押し倒そうとした時にティリティアが耳元で囁いてきた。

子供ややが流れてしまっては困りますので、優しくして下さいまし…」

 その言葉にティリティアへの愛しさが溢れる。その返事として俺はティリティアと唇を重ねた……。

 ☆

「初めて女の人とやったけど、『まぁこんなもんか』って感じだったねぇ。やっぱりボクは後ろから突かれる方が好きかなぁ…?」
 
 一通りの事が終わっての感想戦(?)だが、モンモンがのっけからとんでもない事を言い出した。

「あら、しっかり中に出しておいてずいぶんな物言いね。私も結構痛かったのに頑張ったのよ…?」

 チャロアイトが反論する。これにはクロニアとティリティアもチャロアイトに共感したのか、モンモンに軽蔑の眼差しを向けている。
 俺もチャロアイトの体で『こんなもんか』という感想なら、もう他の女は抱けないとは思うんだが……。

「いや、チャロねーさんが悪い訳じゃなくて、ボクの性癖の問題なんだと思う。最初は森でガサツなオッサン達に掘られるのは嫌で仕方なかったけど、段々と苦にならなくなってきて、決定的だったのはおにーさんにだかれてからかなぁ? 『受けこっち』のが好きかも? って思えてきてさ…」

 なんだか妙に生々しい話になってきたぞ。モンモンは俺の事を潤んだ瞳で見つめてきている。次のお相手としてロックオンされた感じだ。

「そういう事ならモンモンちゃんには棍棒でも突っ込んで上げた方が良かったかしら…? あ、それなら今度、きみの形と大きさの張り型でも作って来ましょうかね…」

 チャロアイトも俺を獲物を狙う肉食獣の目で見つめてきている。なにげに絶体絶命じゃないのかこれ?

「あ、でしたらわたくしも一本欲しいかもですわ…」

「そ… それなら私も…」

 チャロアイトのろくでもない提案にクロニア&ティリティアおんなたちが食い付いた。どういう状況なんだよ……。

 その後全員から体を押さえつけられて、寸法を測られたり型を取られたりと、結構なモルモット気分を味わう事になった……。

 ☆

 翌日、チャロアイトが調査から帰還するまでの暇潰しとモンモンの新装備調達を兼ねて、チャロアイトを除く全員で冒険者匠合ギルドへと出向いた。

 モンモンには体格に合った新しい革鎧と、ティリティアの身長程もある長弓を用意した。副武器サイドアームはベルモから貰った(預かった?)岩鎧虫ロックワーム素材の小剣を使うとの事で新調はしていない。
 
 鎧の寸法直しに1~2日かかるらしいのでモンモンにはその間、町外れにある兵士と冒険者、両方が使用できる訓練所でクロニア指導のもと弓の鍛錬を命じておいた。

 モンモンとクロニアは訓練、ティリティアは産休、チャロアイトは調査となる中、何も用事が無くて手を余らせているのが俺だ。

 まぁ確かに連戦続きだから、たまには街でだらりとしていても良いのだろうが、モンモンの装備と今後の旅支度とで少々手持ちが心許ない状況になっている。

 という訳で、何か1人ソロでも出来る様な仕事でもあれば、と思いギルドに顔を出した次第だ。

「う~ん、相変わらずの外壁の補修とか街の見回りとかゴブリン退治とかそんなのばかりだなぁ… もちっと4点冒険者に相応しい高ランクの仕事は無いもんかねぇ…?」

「あ… あのっ…!」

 若い声に呼び止められた気がして振り向くと、そこには俺や勇者ショウと同年代の若い男女が並んでいた。恐らくは男が盗賊職、女が神官職だ。

「俺達、冒険始めたばかりなんですけど、見た感じお兄さん戦士ですよね…? ゴブリン退治に行きたいんだけど前衛が欲しくて… 装備を見る限りランクも近そうだし一緒に行きませんか?」

 新人から誘われた。
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