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第十三章(最終章)
第196話 にくだんせん
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大豪院はすっくと立ち上がり魔王ギルと対峙する。体中のそこかしこに小さな擦り傷や切り傷は散見されるが、その立ち姿からも静かに光る眼力にも重篤なダメージは見受けられない。
「あれだけボコボコにされて涼しい顔をしてやがる… やっぱりお前タダモノじゃないな。だが俺が石礫で倒せる様な小物じゃないのも分かってるよな…?」
先程の大豪院の攻撃が単なる牽制であると理解しているギルも半分呆れ顔で大豪院を見る。実際過去に対戦した勇者達の中でも、あそこまでギルの攻撃を耐え抜いた者は皆無だったのだ。
「…………」
大豪院も無言のまま『フンッ!』と鼻息だけで全身に力を込める。そして膝を軽く曲げてやや前傾姿勢を取ったと思った瞬間に、何の前触れも無く大豪院の体が消え失せた。
ガンっ! という岩と岩が衝突する様な激しい音が周囲に響く。
大豪院は目にも止まらぬスピードでギルに殴り掛かり右ストレートを繰り出していた。普段は防戦一方で極めて動きの少ない大豪院だが、本人がその気になれば超スピードで移動する事も可能なのだ。
大豪院の膂力に、更に見えない程の速度を乗せた必殺必勝のパンチがギルの顔面への軌道を正確に捉えていた。
しかし対するギルは大豪院のストレートに対して、これまた正確に左腕を伸ばす。先程の轟音はギルのクロスカウンターが大豪院の顔面にヒットした音である。
「弱えぇぞ勇者様よぉっ!!」
そのままギルは拳を振り抜き、大豪院は再び後方に吹き飛ばされる。大豪院のスピードと体重を乗せたパンチが、ギルのカウンターによって倍の威力となって自分に返って来たのだ。
「…お前の弱点は『強すぎた事』だ。自分より強い奴、本気で戦える相手がいなかった為に戦いの技術を学ぶ機会を失った。だからガキの頃から百戦、いや万戦練磨の俺には勝てない!」
倒れ伏し、意識を失ったかの様に動かない大豪院に勝利宣言の如く声を上げるギル。
「お前には期待してたんだが、その辺の凡百の勇者と変わらなかったなぁ。ガッカリだわ…」
大豪院に興味を失って踵を返すギル。その視線の先に居たのは睦美らと覇気の無い戦いをしている油小路、そして蘭と2人で仲良く観戦モードになっていたユリだった。
「ヤッバ! 魔王と目が合った?!」
「ふーん、次のお相手頑張ってね」
「ウソでしょ? 手伝ってくれないの? 何で?!」
「いや、『何で』も何も私達って敵同士じゃん?」
「そこをホラ、『大ボスを倒す為にここは手を貸してやるぜ!』とかならない? 人情的に…」
「ナニソレ? 漫画の見過ぎじゃないの…?」
以上、ユリと蘭の即興漫才である。ユリは慌てて鞘に収めていた聖剣を抜きギルに見向かう。
それを我関せずと冷めた目で見ている蘭。実際蘭にしてみれば魔王との戦いなどどうでも良い事である。むしろとっとと終わらせてくれれば、今度こそ誰にも邪魔されずに沖田とのラブラブタイムを満喫出来ようと言うものだ。一点の心残りは……。
「つばめちゃん…」
つばめはやがてこの場に現れるだろう。その時には是が非でも決着を付ける必要がある。つばめと戦う必要がある……。
魔王ギルの第2戦は勇者ユリとの決戦、そう思えた矢先に倒れて生死すら怪しい大豪院から強圧な気が噴き上がった。
ユリを次の目標と定めて移動しようとしていたギルも、大豪院のオーラを感じて振り返る。
…手応えはあった。教科書通りの綺麗なクロスカウンターを食らわせた。確かに脛骨の折れるか外れるかした音と感触を得た。
普通に考えれば即死、或いは生死の境を彷徨って居る辺りだろう。
…だが大豪院は立ち上がった。
先程とはまるで別人の如く神々しいまでの激しいオーラを放ち、生気に溢れている。ただ彼の顔の位置が若干おかしい事には議論の余地があるだろう。
大豪院の顔は横向きになっていた。『小首を傾げる』という仕草があるが、そんなレベルではない。ほぼ正確に左に90度、常識で言うならば首の骨は繋がっていない角度で大豪院は立ち上がる。
「ようやく会えたね、魔王ギル。国と民と… 何より妹を悲しませた罪を贖って貰うよ…」
両手で頭と顎を持ち、外れたはずの首をゴキッと強引に繋ぎ直した大豪院の中の謎の人物は、大豪院らしからぬ爽やかな笑顔を見せて魔王ギルに話し掛けた。
☆
「睦美さま、あれっ!」
「ええ、大豪院がぶっ飛ばされてようやく目が覚めたみたいね。兄さま… ホントお寝坊さんですこと…」
大豪院の異変は、近くの睦美達にはもちろん油小路も見えている。当然彼にとって面白い話ではない。
『よりにもよって大豪院の中にアンコクミナゴロシの王子の魂が宿るとは、出来過ぎにしても程がある!』
18年前、魔王軍がアンコクミナゴロシ魔法王国を侵略する更に2年前だ。『王国の英雄にして無敵の勇者』との誉れ高いガイラムの存在を、油小路はとても危険視していた。
その『勇者の光』は魔王を、その溢れる気は油小路を討滅せしめる実力を持っている。
『まともに攻め込めば雑兵では相手にならず、油小路や魔王様では致命傷を受ける可能性がある…』
そう考えた油小路は、正面からの戦いではなく『暗殺』という裏の手段を選んだ。
油小路の特性を考えたら潜入は容易い物だった。影に潜んだ油小路はガイラムの口にする料理、飲料、空気に至るまで、彼は少しずつ自身の体から生成される『毒』を流し込み続けていった。
1年近くの辛抱強い隠密活動が功を奏し、ガイラムは病を発症、程無くして亡くなった。
その後、満を持して油小路率いる魔王軍がアンコクミナゴロシ王国を蹂躙した、という訳である。
許可無くギルの遊び相手を葬った事に、油小路はギルより大層な叱責を受けたのだが、油小路としてはギルに死なれては元も子もない。未だに嫌味を言われる屈辱にも長年耐え続けてきたのだ。
『まぁいい。何故かユリの勇者が傍観してくれているのなら、どの道この場で大豪院もガイラムも冥土に送り、ギルの体も頂いてやる!』
油小路は声を出す事なく静かに誓いを立てた。
「あれだけボコボコにされて涼しい顔をしてやがる… やっぱりお前タダモノじゃないな。だが俺が石礫で倒せる様な小物じゃないのも分かってるよな…?」
先程の大豪院の攻撃が単なる牽制であると理解しているギルも半分呆れ顔で大豪院を見る。実際過去に対戦した勇者達の中でも、あそこまでギルの攻撃を耐え抜いた者は皆無だったのだ。
「…………」
大豪院も無言のまま『フンッ!』と鼻息だけで全身に力を込める。そして膝を軽く曲げてやや前傾姿勢を取ったと思った瞬間に、何の前触れも無く大豪院の体が消え失せた。
ガンっ! という岩と岩が衝突する様な激しい音が周囲に響く。
大豪院は目にも止まらぬスピードでギルに殴り掛かり右ストレートを繰り出していた。普段は防戦一方で極めて動きの少ない大豪院だが、本人がその気になれば超スピードで移動する事も可能なのだ。
大豪院の膂力に、更に見えない程の速度を乗せた必殺必勝のパンチがギルの顔面への軌道を正確に捉えていた。
しかし対するギルは大豪院のストレートに対して、これまた正確に左腕を伸ばす。先程の轟音はギルのクロスカウンターが大豪院の顔面にヒットした音である。
「弱えぇぞ勇者様よぉっ!!」
そのままギルは拳を振り抜き、大豪院は再び後方に吹き飛ばされる。大豪院のスピードと体重を乗せたパンチが、ギルのカウンターによって倍の威力となって自分に返って来たのだ。
「…お前の弱点は『強すぎた事』だ。自分より強い奴、本気で戦える相手がいなかった為に戦いの技術を学ぶ機会を失った。だからガキの頃から百戦、いや万戦練磨の俺には勝てない!」
倒れ伏し、意識を失ったかの様に動かない大豪院に勝利宣言の如く声を上げるギル。
「お前には期待してたんだが、その辺の凡百の勇者と変わらなかったなぁ。ガッカリだわ…」
大豪院に興味を失って踵を返すギル。その視線の先に居たのは睦美らと覇気の無い戦いをしている油小路、そして蘭と2人で仲良く観戦モードになっていたユリだった。
「ヤッバ! 魔王と目が合った?!」
「ふーん、次のお相手頑張ってね」
「ウソでしょ? 手伝ってくれないの? 何で?!」
「いや、『何で』も何も私達って敵同士じゃん?」
「そこをホラ、『大ボスを倒す為にここは手を貸してやるぜ!』とかならない? 人情的に…」
「ナニソレ? 漫画の見過ぎじゃないの…?」
以上、ユリと蘭の即興漫才である。ユリは慌てて鞘に収めていた聖剣を抜きギルに見向かう。
それを我関せずと冷めた目で見ている蘭。実際蘭にしてみれば魔王との戦いなどどうでも良い事である。むしろとっとと終わらせてくれれば、今度こそ誰にも邪魔されずに沖田とのラブラブタイムを満喫出来ようと言うものだ。一点の心残りは……。
「つばめちゃん…」
つばめはやがてこの場に現れるだろう。その時には是が非でも決着を付ける必要がある。つばめと戦う必要がある……。
魔王ギルの第2戦は勇者ユリとの決戦、そう思えた矢先に倒れて生死すら怪しい大豪院から強圧な気が噴き上がった。
ユリを次の目標と定めて移動しようとしていたギルも、大豪院のオーラを感じて振り返る。
…手応えはあった。教科書通りの綺麗なクロスカウンターを食らわせた。確かに脛骨の折れるか外れるかした音と感触を得た。
普通に考えれば即死、或いは生死の境を彷徨って居る辺りだろう。
…だが大豪院は立ち上がった。
先程とはまるで別人の如く神々しいまでの激しいオーラを放ち、生気に溢れている。ただ彼の顔の位置が若干おかしい事には議論の余地があるだろう。
大豪院の顔は横向きになっていた。『小首を傾げる』という仕草があるが、そんなレベルではない。ほぼ正確に左に90度、常識で言うならば首の骨は繋がっていない角度で大豪院は立ち上がる。
「ようやく会えたね、魔王ギル。国と民と… 何より妹を悲しませた罪を贖って貰うよ…」
両手で頭と顎を持ち、外れたはずの首をゴキッと強引に繋ぎ直した大豪院の中の謎の人物は、大豪院らしからぬ爽やかな笑顔を見せて魔王ギルに話し掛けた。
☆
「睦美さま、あれっ!」
「ええ、大豪院がぶっ飛ばされてようやく目が覚めたみたいね。兄さま… ホントお寝坊さんですこと…」
大豪院の異変は、近くの睦美達にはもちろん油小路も見えている。当然彼にとって面白い話ではない。
『よりにもよって大豪院の中にアンコクミナゴロシの王子の魂が宿るとは、出来過ぎにしても程がある!』
18年前、魔王軍がアンコクミナゴロシ魔法王国を侵略する更に2年前だ。『王国の英雄にして無敵の勇者』との誉れ高いガイラムの存在を、油小路はとても危険視していた。
その『勇者の光』は魔王を、その溢れる気は油小路を討滅せしめる実力を持っている。
『まともに攻め込めば雑兵では相手にならず、油小路や魔王様では致命傷を受ける可能性がある…』
そう考えた油小路は、正面からの戦いではなく『暗殺』という裏の手段を選んだ。
油小路の特性を考えたら潜入は容易い物だった。影に潜んだ油小路はガイラムの口にする料理、飲料、空気に至るまで、彼は少しずつ自身の体から生成される『毒』を流し込み続けていった。
1年近くの辛抱強い隠密活動が功を奏し、ガイラムは病を発症、程無くして亡くなった。
その後、満を持して油小路率いる魔王軍がアンコクミナゴロシ王国を蹂躙した、という訳である。
許可無くギルの遊び相手を葬った事に、油小路はギルより大層な叱責を受けたのだが、油小路としてはギルに死なれては元も子もない。未だに嫌味を言われる屈辱にも長年耐え続けてきたのだ。
『まぁいい。何故かユリの勇者が傍観してくれているのなら、どの道この場で大豪院もガイラムも冥土に送り、ギルの体も頂いてやる!』
油小路は声を出す事なく静かに誓いを立てた。
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