幽霊少女の優雅な日常

たなか

文字の大きさ
5 / 6

初めての体験ですね。

しおりを挟む


どうやら、あの私に話しかけてくださった人は霊能師の一族だそうで。

私が悪い幽霊か良い幽霊か判断していたらしいです。

「で?結果はどうでしたか?」
「……分からないか?」
「わからないですo(`・ω´・+o) ドヤァ…!」
「何で誇らしげなんだよ…。」
「というか、はぐらかさないでくださいよ。」
「はあ……。お前は生者を害する素振りが無かった。何より………………………。」
「何より?」
「お前ずっとダラダラしてるだけじゃねーか!」
「お、おう?」

何か怒られましたね。

「こっちは暴れるかもしれないってビクビクしてんのによ!学校にも行かなきゃいけねーのによ!」
「あはは……。」

その後、ずっとネチネチ言われていました。







「っは!!!!」
意識がトリップしていました。
「あ、気が付いたか?」
「ああ、さっきの青年さん。」
「青年って…まあ良い。ところでお前はこれからどうするんだ?」
「…………そうですねー。あ、雨雲の成長とか見ていましょうかね。」
「………そうか。じゃあ、問題な「【呪縛】」」
「っ!?」
知らない声が聞こえたと思ったら、全身に光る鎖が巻きついていました。

何!?


「これは…親父!?」
青年が向いた方を見てみると、そこにはダンディな厳しそうな中年男性が居ました。

「聖慈、言っただろう。亡者は見つけ次第処理すると…!」
「こ…これは!」
「はあ。まあいい。まだ子供だからな。」



「それより」
「!?」
鎖がもっと強く巻きついてくる。
痛い!
「この亡者を処理しなければな。」
「処理……って…?」
「まだ喋る余裕があるのか。」
「かはっ!?」

拘束がさらに強くなる。

痛い!
痛いよ!
何でこんな事に!
痛い!
逃げたい!
逃げなきゃ!


逃げなきゃ!!!!!



「「っ!?」」
「鎖をすり抜けただと!?」

逃げたいと願ったら逃げられました。

「……はあ!…はあ!ゲホッゲホ!」

もっと、もっと、もっと遠くに逃げなきゃ!!!

恐い!恐い!怖い!怖い!


近づかれないところへ!




「あ、おい!待て!!!」

私は落ち着きを失って、とにかくその場から逃げた。
全力で。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

もしかして寝てる間にざまぁしました?

ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。 内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。 しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。 私、寝てる間に何かしました?

奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!

よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします

二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位! ※この物語はフィクションです 流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。 当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。

今更……助けてくれと……言われても……

#Daki-Makura
ファンタジー
出奔した息子から手紙が届いた…… 今更……助けてくれと……言われても……

愛していました。待っていました。でもさようなら。

彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。 やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。

ある平民生徒のお話

よもぎ
ファンタジー
とある国立学園のサロンにて、王族と平民生徒は相対していた。 伝えられたのはとある平民生徒が死んだということ。その顛末。 それを黙って聞いていた平民生徒は訥々と語りだす――

処理中です...