21 / 133
迷宮の心得とCランク昇格
しおりを挟む
「流石に騒がしいな」
「英雄って言われるとちょっと恥ずかしいですけどね」
「ちょっと落ち着くまで迷宮探索してみるか?」
「ルーゼの冒険者ランクを上げなきゃならんしな。
迷宮での心得についてまだまだ教えてやらんといかんしな」
グレイス傭兵団はマルタ商会に新しい防具を作ってもらった。
私の装備を参考にしたそうだ。
流石に私の装備は売らなかった。
これはマオーさんがプレゼントしてくれたものだから
ふと外した胸当ての裏に文字が刻んであった。
古代文字はシヅキに教えてもらったからわかるようになった。
ーーー熾月の友よ永遠にーーー
私は知らないうちにマオーさんにも守られていたらしい。
いつまでもシヅキと友達だよ。
今日は迷宮チャレンジだ。
「迷宮にはさまざまなトラップが仕掛けられている。
あそこによく見るとワイヤーが張ってるだろう?」
「うん」
「よくある典型的な毒矢トラップだ。
気をつけるといい」
手狭な洞窟フロアにきた。
「次は新しいタイプのようだな。
手狭な洞窟タイプだと剣の振り回しができない時がある。
そんな時は小回りが効くナイフ、体術が使える」
「なるほど」
「樹海型の迷宮は本来木に印をつけて進んでいくんだ。
どうだ迷宮に慣れてきたか?」
「うん。シヅキがどれほどすごいかよくわかったよ」
迷宮内で今日はキャンプだ。
「明日はもう少し奥に進んでみるぞ」
「迷路型の行き止まりにキャンプをすれば一方向から対処するだけですむ。徘徊する魔物も少ないしな」
「そうなんですか」
「だが迷宮に長く止まってしまうと時間の感覚を失ってしまうことがある」
「迷宮内は特に状態異常が怖い。
毒に石化などソロの場合は一瞬で命とりになる」
「私なんか石像にされてしまった時、団長が助けてくれなかったらバラバラにされてました」
「あれは俺のミスだ。バジリスクをみすみす抜けられてアリアを石像にされてしまったからな」
「あれは大変でしたよ。
一週間も身体がカチンコチンで動けませんでしたからルーゼさんも気をつけてくださいね」
「はい」
次の日も迷宮攻略だ。
「古代文字のようだな?」
「・・・ここに魔力を込めろ。さすれば道が開かれん」
「ルーゼわかるのか?!」
「うん。シヅキに教えてもらった」
「隠し部屋か?」
「宝箱?」
「隠し宝箱だ、よく見つけたな」
「中身は古代の白金メダルか?」
「値打ち物だな、よく見つけたぞ」
フロアボスのミノタウロスと激突だ。
「いいぞ、ルーゼその調子だ」
「3、2、1、いまだ」
グレイス傭兵団との動きがあってきた。
「この迷宮にはレインボーボールというとてつもなく強い魔物が出るらしい。
殺されることはないらしいが精神をズタズタにされるそうだ。
この前のスタンビードの時に乱入されてかなりの冒険者がやられたらしい」
「あれはなんでしょう?」
浮かんでいるのは十字の黒い線が刻まれた虹色の球体。
どっかで見たような・・・
『はっ?!スラッシュボール?!』
「「「「「まさかレインボーボール?!」」」」」
『あれはまずい?!ルーゼ、前に出ろ』
「わかった」
「「「「「ルーゼ?!?!?!」」」」」
「きゃあ?!」
異空間へと吸い込まれていく
「ここは?」
『すまん。俺の不手際だな
ここは終点だ。来るぞ構えろ』
まさか人類嫌がらせ兵器004がまだ動いてるとはな・・・
人類嫌がらせ兵器004
大乱闘スラッシュブラザーズ
俺が徹底的に強化した魔王の顔をした自動人形と3回戦わなければならない。
勝てなくても100回戦えば解放されるがその頃には魔王の顔も見たくなくなるという精神攻撃ギミック付きだ。
魔王が現れた瞬間本能的に逃げだす恐ろしい兵器だ。
唯一倒せたのは勇者と魔王だけだ。
「あれはマオーさん?!」
『ちがう。あれは俺が作った自動人形だ。
こちらが戦いで死ぬことはないが相当強い』
「チャンスだ。私はもっと強くなってみせる」
ガキィン、ガキィン、ガキィン
ルーゼと魔王が激突する。
2体目まで倒したが3体目が強かった。
「強い・・・」
『あいつは人間じゃない。戦術パターンは決まっているはずだ』
「わかった」
ガキィン
戦いの中でやつの動きを掴み始めている。
ルーゼの動きがどんどん研ぎ澄まさせていく。
53回目の対戦のことだった。
ルーゼが相手の攻撃挙動を誘った。
明らかに未来が見えている。
ガキィン
「もう見切った。その手には乗らない」
何度も死に戻りし恐怖心を克服した人間は強い。
1000年前に勇者はこれで逆に強くなってしまった。
ザシュッ
「ごめんねマオーさん。私の勝ちだよ」
「見事だシヅキの友よ。また会おう」
「俺喋るように記憶させたっけか?」
ルーゼの右眼が戦いの中で完全に覚醒してしまっている。
『お前・・・未来視を常時発動できるようになったのか?』
「うーんそうみたい?」
ルーゼが思った以上に成長した。
想像以上だ。
「宝箱だ」
『こいつは倒せた場合のみ発生する特殊宝箱だ。
開けてみろ』
「白金の腕輪?」
『治癒の腕輪【レクシア】だな。
状態異常耐性と治癒魔法の強化効果がある』
「石像にされたアリアさんにちょうどいいかも」
異空間が崩れていく。
「ルーゼ大丈夫か?!」
「大丈夫だよ」
「レインボーボールを倒したのか?!やったな」
「アリアさん。これあげる」
「これは?」
「治癒の腕輪【レクシア】だよ。
これで石像にならなくてすむよ?」
「名持ちの装備じゃないか?!」
「いいの?!ルーゼちゃん?」
「いいよ。アリアさんに持ってて欲しいんだ」
「ありがとう。大切にするね」
「これなら文句なしでCランク冒険者に上がれるだろう」
ギルドに戻ってきた。
「あのレインボーボールを倒したのですか?!」
「あぁ名持ちの装備が出た。間違いないはずだ」
「かなりの冒険者が恐怖で引退してしまってこれで戻ってきてくれそうです」
「今日は祝杯だな。Cランク昇格おめでとう」
「おめでとうルーゼちゃん」
「ありがとうみんな」
みんなと飲む果実酒はおいしいや。
領主に呼び出された。ほぼ強制的だった。
「迷宮攻略おめでとうグレイス傭兵団。歓迎するよ。
では迷宮の核をよこせ。俺が有効利用してやろう」
「お前に渡すつもりはない。いくぞルーゼ」
「うん」
「ちっ・・・冒険者風情が調子に乗るなよ?」
・・・またつけられてる。
迷宮の核をよこせよこせとしつこい。
遂には直接嫌がらせをして来た。
「お嬢ちゃんほら美味しい飴があるよ?」
「こっちにおいで」
「じゃあおじさん達が食べれば?
そんな不味そうな飴食べたくない」
「ちっ?!感のいいガキだ」
「迷宮核を回収するぞお前ら」
「「「おぅ」」」
「麻痺の邪眼」
「「「ぐぁああ?!」」」
「せっかくだからおじさん達に飴食べさてあげる」
「おい待てやめろ?!」
「中に仕込んでいた下剤がうぉおおお?!」
別にいくらこようが関係ない。
だがこのままではグレイス傭兵団のみんなに迷惑をかけてしまう。
「・・・ルーゼ、この手紙を持って海城都市イスカダーレアのグランドマスターに渡してくれ。
あの領主、お前の迷宮核をなんとしても奪うつもりだ。
少し速いがここでお別れだ。
俺たちはこれから誤情報を流して街を混乱させる」
「うぅ・・・」
「・・・そんな顔をするな。
お前はいつか大物になる。その時に恩を返してくれればそれでいい」
「うん・・・わかった」
「いい子だ。いくぞお前たち」
頭を撫でられた感触がまだ残る・・・
「・・・シヅキ、彼らを助けたい」
「大丈夫だ。既に策は練ってある。
お前は彼らの言う通り旅立つ準備をしろ」
「うん・・・」
初めてルーゼが誰かを助けたいと願った。
いい傾向だ。
彼らと出会ったことでルーゼの感情に何か変化があったようだ。
俺はその望みを叶えてやらねばならない。
事前に調べていたが領主はやはりクズ野郎だった。
金庫に今まで迷宮ででた財宝を私物化していると市民に情報を流した。
ただでさえ税が高いのにこの一撃だ。
人間は一度感情に火がついたら止まらない。
市民が領主屋敷前に押し寄せ責め立てる。
そこで誰かからこう言う。
領主を倒してみんなで分配しようとうと。
グレイス傭兵団ならみんなを導けると。
今回の英雄といい噂がない領主、どちらにつくかは明らかだった。
グレイス傭兵団を英雄として祭り上げ領主に鉄槌を下す。
「おまえはもう終わりだぜ?」
「グレイス、貴様?!」
「こっちには最高の軍師がついているんだ。終わりだな?」
「収賄容疑で拘束させてもらう」
「英雄って言われるとちょっと恥ずかしいですけどね」
「ちょっと落ち着くまで迷宮探索してみるか?」
「ルーゼの冒険者ランクを上げなきゃならんしな。
迷宮での心得についてまだまだ教えてやらんといかんしな」
グレイス傭兵団はマルタ商会に新しい防具を作ってもらった。
私の装備を参考にしたそうだ。
流石に私の装備は売らなかった。
これはマオーさんがプレゼントしてくれたものだから
ふと外した胸当ての裏に文字が刻んであった。
古代文字はシヅキに教えてもらったからわかるようになった。
ーーー熾月の友よ永遠にーーー
私は知らないうちにマオーさんにも守られていたらしい。
いつまでもシヅキと友達だよ。
今日は迷宮チャレンジだ。
「迷宮にはさまざまなトラップが仕掛けられている。
あそこによく見るとワイヤーが張ってるだろう?」
「うん」
「よくある典型的な毒矢トラップだ。
気をつけるといい」
手狭な洞窟フロアにきた。
「次は新しいタイプのようだな。
手狭な洞窟タイプだと剣の振り回しができない時がある。
そんな時は小回りが効くナイフ、体術が使える」
「なるほど」
「樹海型の迷宮は本来木に印をつけて進んでいくんだ。
どうだ迷宮に慣れてきたか?」
「うん。シヅキがどれほどすごいかよくわかったよ」
迷宮内で今日はキャンプだ。
「明日はもう少し奥に進んでみるぞ」
「迷路型の行き止まりにキャンプをすれば一方向から対処するだけですむ。徘徊する魔物も少ないしな」
「そうなんですか」
「だが迷宮に長く止まってしまうと時間の感覚を失ってしまうことがある」
「迷宮内は特に状態異常が怖い。
毒に石化などソロの場合は一瞬で命とりになる」
「私なんか石像にされてしまった時、団長が助けてくれなかったらバラバラにされてました」
「あれは俺のミスだ。バジリスクをみすみす抜けられてアリアを石像にされてしまったからな」
「あれは大変でしたよ。
一週間も身体がカチンコチンで動けませんでしたからルーゼさんも気をつけてくださいね」
「はい」
次の日も迷宮攻略だ。
「古代文字のようだな?」
「・・・ここに魔力を込めろ。さすれば道が開かれん」
「ルーゼわかるのか?!」
「うん。シヅキに教えてもらった」
「隠し部屋か?」
「宝箱?」
「隠し宝箱だ、よく見つけたな」
「中身は古代の白金メダルか?」
「値打ち物だな、よく見つけたぞ」
フロアボスのミノタウロスと激突だ。
「いいぞ、ルーゼその調子だ」
「3、2、1、いまだ」
グレイス傭兵団との動きがあってきた。
「この迷宮にはレインボーボールというとてつもなく強い魔物が出るらしい。
殺されることはないらしいが精神をズタズタにされるそうだ。
この前のスタンビードの時に乱入されてかなりの冒険者がやられたらしい」
「あれはなんでしょう?」
浮かんでいるのは十字の黒い線が刻まれた虹色の球体。
どっかで見たような・・・
『はっ?!スラッシュボール?!』
「「「「「まさかレインボーボール?!」」」」」
『あれはまずい?!ルーゼ、前に出ろ』
「わかった」
「「「「「ルーゼ?!?!?!」」」」」
「きゃあ?!」
異空間へと吸い込まれていく
「ここは?」
『すまん。俺の不手際だな
ここは終点だ。来るぞ構えろ』
まさか人類嫌がらせ兵器004がまだ動いてるとはな・・・
人類嫌がらせ兵器004
大乱闘スラッシュブラザーズ
俺が徹底的に強化した魔王の顔をした自動人形と3回戦わなければならない。
勝てなくても100回戦えば解放されるがその頃には魔王の顔も見たくなくなるという精神攻撃ギミック付きだ。
魔王が現れた瞬間本能的に逃げだす恐ろしい兵器だ。
唯一倒せたのは勇者と魔王だけだ。
「あれはマオーさん?!」
『ちがう。あれは俺が作った自動人形だ。
こちらが戦いで死ぬことはないが相当強い』
「チャンスだ。私はもっと強くなってみせる」
ガキィン、ガキィン、ガキィン
ルーゼと魔王が激突する。
2体目まで倒したが3体目が強かった。
「強い・・・」
『あいつは人間じゃない。戦術パターンは決まっているはずだ』
「わかった」
ガキィン
戦いの中でやつの動きを掴み始めている。
ルーゼの動きがどんどん研ぎ澄まさせていく。
53回目の対戦のことだった。
ルーゼが相手の攻撃挙動を誘った。
明らかに未来が見えている。
ガキィン
「もう見切った。その手には乗らない」
何度も死に戻りし恐怖心を克服した人間は強い。
1000年前に勇者はこれで逆に強くなってしまった。
ザシュッ
「ごめんねマオーさん。私の勝ちだよ」
「見事だシヅキの友よ。また会おう」
「俺喋るように記憶させたっけか?」
ルーゼの右眼が戦いの中で完全に覚醒してしまっている。
『お前・・・未来視を常時発動できるようになったのか?』
「うーんそうみたい?」
ルーゼが思った以上に成長した。
想像以上だ。
「宝箱だ」
『こいつは倒せた場合のみ発生する特殊宝箱だ。
開けてみろ』
「白金の腕輪?」
『治癒の腕輪【レクシア】だな。
状態異常耐性と治癒魔法の強化効果がある』
「石像にされたアリアさんにちょうどいいかも」
異空間が崩れていく。
「ルーゼ大丈夫か?!」
「大丈夫だよ」
「レインボーボールを倒したのか?!やったな」
「アリアさん。これあげる」
「これは?」
「治癒の腕輪【レクシア】だよ。
これで石像にならなくてすむよ?」
「名持ちの装備じゃないか?!」
「いいの?!ルーゼちゃん?」
「いいよ。アリアさんに持ってて欲しいんだ」
「ありがとう。大切にするね」
「これなら文句なしでCランク冒険者に上がれるだろう」
ギルドに戻ってきた。
「あのレインボーボールを倒したのですか?!」
「あぁ名持ちの装備が出た。間違いないはずだ」
「かなりの冒険者が恐怖で引退してしまってこれで戻ってきてくれそうです」
「今日は祝杯だな。Cランク昇格おめでとう」
「おめでとうルーゼちゃん」
「ありがとうみんな」
みんなと飲む果実酒はおいしいや。
領主に呼び出された。ほぼ強制的だった。
「迷宮攻略おめでとうグレイス傭兵団。歓迎するよ。
では迷宮の核をよこせ。俺が有効利用してやろう」
「お前に渡すつもりはない。いくぞルーゼ」
「うん」
「ちっ・・・冒険者風情が調子に乗るなよ?」
・・・またつけられてる。
迷宮の核をよこせよこせとしつこい。
遂には直接嫌がらせをして来た。
「お嬢ちゃんほら美味しい飴があるよ?」
「こっちにおいで」
「じゃあおじさん達が食べれば?
そんな不味そうな飴食べたくない」
「ちっ?!感のいいガキだ」
「迷宮核を回収するぞお前ら」
「「「おぅ」」」
「麻痺の邪眼」
「「「ぐぁああ?!」」」
「せっかくだからおじさん達に飴食べさてあげる」
「おい待てやめろ?!」
「中に仕込んでいた下剤がうぉおおお?!」
別にいくらこようが関係ない。
だがこのままではグレイス傭兵団のみんなに迷惑をかけてしまう。
「・・・ルーゼ、この手紙を持って海城都市イスカダーレアのグランドマスターに渡してくれ。
あの領主、お前の迷宮核をなんとしても奪うつもりだ。
少し速いがここでお別れだ。
俺たちはこれから誤情報を流して街を混乱させる」
「うぅ・・・」
「・・・そんな顔をするな。
お前はいつか大物になる。その時に恩を返してくれればそれでいい」
「うん・・・わかった」
「いい子だ。いくぞお前たち」
頭を撫でられた感触がまだ残る・・・
「・・・シヅキ、彼らを助けたい」
「大丈夫だ。既に策は練ってある。
お前は彼らの言う通り旅立つ準備をしろ」
「うん・・・」
初めてルーゼが誰かを助けたいと願った。
いい傾向だ。
彼らと出会ったことでルーゼの感情に何か変化があったようだ。
俺はその望みを叶えてやらねばならない。
事前に調べていたが領主はやはりクズ野郎だった。
金庫に今まで迷宮ででた財宝を私物化していると市民に情報を流した。
ただでさえ税が高いのにこの一撃だ。
人間は一度感情に火がついたら止まらない。
市民が領主屋敷前に押し寄せ責め立てる。
そこで誰かからこう言う。
領主を倒してみんなで分配しようとうと。
グレイス傭兵団ならみんなを導けると。
今回の英雄といい噂がない領主、どちらにつくかは明らかだった。
グレイス傭兵団を英雄として祭り上げ領主に鉄槌を下す。
「おまえはもう終わりだぜ?」
「グレイス、貴様?!」
「こっちには最高の軍師がついているんだ。終わりだな?」
「収賄容疑で拘束させてもらう」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる