レンタル彼氏

枝浬菰文庫

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キリ番イベント

お兄ちゃんは悪くないのに!!!

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お腹の上を触る

「公共の場でそういうのやめてください」


「おお、悪いな」


「予約はネットからお願いします」


「はいはい、また買うから」

と言い残し去って行った


「あ! ごめんね、食べて」


お兄ちゃんひょっとして僕より大変なのかな?


でもその笑顔はどこから来るんだろ?



外にパトカーの音が聞こえてきた


「お兄ちゃんパトカーだよ」


「あーうん、まずいな…」



「え?」


「とりあえず思う存分食べな」

「うん」


数分立たないうちに警官が二人このテーブルに来た


戸惑う僕

「お店から通報がきた、もしかしたら食い逃げするかもしれないと、あと誘拐事件じゃないかと…」

「お金ならちゃんとありますしこの子とも同意ですよ」


と札束を見せると

「泥棒もした後とはな…」


「はぁーまぁ俺の身なりみれば見逃してくれっかなって思ったけど犯人に仕立て上げる方がお前らは好きだったな」


「とにかく署まで同行してもらう」

お兄ちゃんが立ちあがると
僕の頭にポンと掌を置き

「じゃあな浩太、いつか会う日まで」

といい警官の隙を見て出口まで走り抜けた


警官の1人が後を追う


「え!? お兄ちゃん??」


「君はここに、私のそばを離れないで」


「お兄ちゃんは悪くないよ、お兄ちゃんはご飯食べさせてくれてるんだから」


「君は騙されてたんだ」


「そんなことない!!」

どうして? どうしてなの? お兄ちゃんは悪くないのに…

パトカーに乗っていると
お兄ちゃんを追いかけていた警官が戻ってきた


「逃げられた、応援を呼んでここらいったい捜索するか」


お兄ちゃん…僕のせいなの?

どうしよ…



狭い路地裏までどうにか逃げ切れた
「はぁはぁはぁ、いってー久々に全速力で走った」

お腹がキリキリして座り込む


頭上から声が降ってきた
慌てて上を向くと
あいつが立ってた


「よぉ! ピンチ?」


「警察呼んだの、あんた?」


「まさか、俺も察は嫌いだぜ」


にやにやと嫌な笑みをあげてくる


「取引といこうか」


「なんのだよ」


「ここから逃げるのと俺がお前の情報を警察に伝えるのどっちがいい?」


「はっお前みたいなやつの話を警察が信じると思うか?」


「お前、立場分かってないな」
頭を鷲掴みにされ地面に叩きつけられた


「いっ…」

「俺からお金を取られましたとか簡単な嘘でいいだろ」


「いった……そう来るか」


正直体ロクに動かねぇしこいつの言いなりになりたいけどつい最近買われたとき激しい行為ばかりされたから正直嫌なんだよな

って言っても逃げ場なんてないんだけど


「……わかった」


「聞き分けがいいじゃないか」

体をひょいと持ち上げられ

俺は男の車に乗せられた




警察署


「捜索広げても見つからないな」


「ねぇ僕、あの男の名前聞いた?」

「え…」
頭の中が回想に入る


「俺は千鶴」


「いや…知らない」

お兄ちゃん無事でいて






僕は育児放棄されていたことがわかり
そのまま孤児院に入居した


そこには僕に似た経験の人がいたり
夜中泣いてたり

みんな大変な思いしてるんだと分かって悲しくなった
お兄ちゃんもその一人なのかな…


お兄ちゃん、会いたい…
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