冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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炎と氷を司る弟子

氷樺③

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……嫉妬って失礼か。
でもルイス様とああやってお喋りできる日が俺にもくるのだろうか。


「そういえばルイス後ろの子は?」
俺はルイス様の後ろにぴたりとついているとクラウス様が声をかけてきた。

「俺の弟子」

……。
直球すぎる!!!

クラウス様もほうをちらっと見てご挨拶がてらに口を開こうとしたら
 !!!!!」
と返ってきて俺も少し驚いてしまった。

クラウス様といえば大人しい方な印象しかなく大きな声を出す人ではないからだ。

俺が固まってしまったのを見ると
「ああ、ごめんね、俺のことは知ってると思うけどルイスと同じトップクラス第5位のクラウスだ、まさかあのルイスが弟子とるなんて驚いてしまってすまない」

「俺とお前を一緒にするな」
とすごい形相で睨んでいた。

どうどうと落ち着かせているクラウス様も不思議だ。

俺は膝まづいてクラウス様にこうべを垂れた。

「はい、存じております、この度ルイス様の弟子になりました、氷樺と申します、以後お見知りおきを……」

「氷樺か素敵な名前だな、ルイスにはもったいないww ルイスになにかされたら俺の弟子になってもいいからな」
「どういう意味だ」

「いえ、もったいないお言葉……ありがとうございます」

すくっと立ち上がりルイス様、クラウス様が学院に入っていく。

「で、学院嫌いのルイスはいったいここに何しに来たんだ?」
「危険対象の学生がいると聞いて」

「あ! あの炎使いの子かな?」
「たしかそう」

危険対象の学生……どんな子だろう。


考えていると中庭の飛行訓練をしている中に一人、バカやってる子がいた。

「またお前か!!」と怒られていた。

「んーもうちょい高く飛びたいんだ!!」
先生にけんかを売ってるのもちょっとすごいなーなんて見ていると

ふいーと空高くその子は消えていった。

「まったくもう」
「エンドグレス」
とルイス様が唱えるとほんの数秒前の時間に戻り空高く消えていった子は戻ってきた。

ルイス様と俺以外全員「え?」なにごと?? って顔になった。

「巻き戻しの魔法だ」
と言った瞬間近くにいた、学生と教員は驚いていた。

「ル……ルイスお前今ここで新しい魔法作った??」

「は? 新しくないだろ、たしか登録したぞ」
こちらに振り向いたので俺はこくこくと頷いた。

「はい、たしか120番に記録されていたと思います」
「ってお前魔法研究会のメンバーの子だったのか」

「はい、そうです」

「実力のある子を手に入れたんだな」
「選ぶのは俺じゃない」

ちょっとかっこいい。

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