冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰文庫

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炎と氷を司る弟子

氷樺 修業②

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1ヶ月渡された巻物の修業に1人で励み
そして2ヶ月目はまさかのルイス様の師匠ことマーベラス様のお手伝い……。

いったいなにをお考えなのか理解に苦しんだ。

「あの、失礼します」
「ほほほっではこれを頼むな」
といい読み散らかしたであろう魔法本が積み上げられていた。

「中には大図書館で借りた物もあってな、悪いが返しておいてくれないか?」

「……はい」

こんなの本当に師匠と弟子なのかな……。
たしかに基礎体力をあげることは大事だと思う、でももっと師匠とバトルしてみたりどこか違う街に行ってみたりしたいのに。

「そうだな、少し昔の話をしようかな」と俺が落ち込んでいたらマーベラス様が口を開いた。

「昔、悪魔の子と呼ばれた者がいた、その子は世にも珍しい赤い瞳を持つ者だった」
ルイス様のことだ。 俺は本を置き体をマーベラス様に向けた。

「赤い瞳を持つ者は邪悪な子、悪魔の子と呼ばれ、みなに恐れられてきた。
その子が見つかったのはよりにもよって暗黒世界の森だった。

なおさら、そのことを貴族が知ったとたん街のみなは彼を恐れた、儂の元に来て修業をしていたが儂の家族が不可視に亡くなっていった。

その様子を見ていた彼は原因を探るために儂に世界を見て回りたいと言った、どこまでも遠く遠い世界に行き着き儂は亡くなったはずの家族に会うことができた、きっと彼には分かっていたのだ、ここにいることを……。

儂は彼には特別ななにかがあると思い彼を鍛えた。
年齢を重ね、魔法学院に入学すると彼は飛び級を使いあっという間に初等部から高等部へとレベルをあげた、そして彼は学院の闇に囚われることになった。

指導する者はいなく知識は本と世界を回っていたときの経験、そして彼の魔法を生み出す才能、儂は彼を魔法学院に入れなければよかったと後悔した。

そんな時現れたのが今のトップクラス第5位のクラウスだった。

彼は学院でのルイスのことを自慢げに儂に話してくれてな、あのときは本当に安心した。

でもルイスの本気を見た時は卒業試験じゃった。

ルイスに指1本触れることなく敵対した相手は倒れていった。

すぐに危険視レベルが発動し国中がルイスにさらに冷たい視線を送るようになった。

支えていたクラウスは貴族の中で反発していたそうだが認められずどんどん空気も重くなってしまい、12歳の頃、前国王がルイスに絶海に行きドラゴンを捕まえてこいとのお達しがあった。


それはつまり亡き者になってこいという命令だった。

だがルイスは幼いながら絶海でドラゴンと戦い、従わせて魔法国に戻ってきた。
その瞬間からルイスはトップクラス第2位の地位を得たんじゃ。

ドラゴンは決して人間の命令は聞かない、ましてや話すことなんてできないと思われていたのだからな、実力を見せつけたルイスは貴族からは【冷酷魔法騎士】と呼ばれるようになり赤く冷たい瞳はどんどん加速してな、儂でもあの頃は恐れてしまったこともあった、さぁ君はどうす……どうした?」
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