魔剣使いの俺と、聖剣使いの彼女との学園生活

成瀬俊

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学園祭編

礼香

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 俺は、礼香(ゆきか)を追いかけるために
剣術場を出た。
剣術場の入り口に礼香は、いた。
突然出って行って、もしわけなさそうに立っていた。
「あの、いきなり逃げてしまってすみませんでした」

「あぁ、大丈夫だよ」
と言うと頭を上げてくれた。誰も見てなくてよかった。もし見られてたら、俺が女の子に頭を下げさせているような、光景にしか見えないしな。
考えていると礼香が、
「えっと二つほどお聞きしたいことがあるのですがいいですか?」

「あぁいいよ。なんでも聞いてくれ」

「えっと、天童さんが使っている剣って相当の技物ですか。私の使っている刀は
神刀天叢雲剣(しんとうあまのむらくものつるぎ)という、相手の武器ごと切る刀なんです」
神刀天叢雲剣は、日本神話でヤマタノオロチを切った刀だ。
「あぁ。これは魔剣で多分天叢雲剣と同じくらいの技物だと思うよ」

「なるほど。だからきれなかったんですね。あともう一つ、天童さんが使っていた天童流とは、どういう流派なのですか?」
もう一つは、流派が気になったらしい。どうやら俺と同じかなりの剣術バカらしい。
「天童流は、武装兵を相手にする剣術でなんだ。最初の構えは、全ての武器に対して使える構えで作ったんだ」

「作った?もしかして、一から自分で作ったのですか」

「まぁほとんどは、一人で作ったな」
礼香は驚いていた。本来剣術は、数年で作れるような物じゃない。
俺は驚いている礼香に、
「俺も草薙流について教えてもらってもいいか?」

「あぁはい。草薙流は、天童流とは考えが逆で魔導士を倒すために作られた剣術です。草薙流の構えは技ごとに一つあり相手に動きを読ませないというのご草薙流です」
草薙流は、型が多くて読めないということか。厄介だな。
そして俺は一つの提案を出した。
「よかったら明日から一緒に訓練しないか?」

「でもリーゼルさんもいるとちょっと」
リーゼルにびびっているな。
「じゃあ、二人で訓練すれば問題ないよな」

「それなら大丈夫です。では明日からよろしくお願いします」
こうして明日から一緒に訓練することになった。
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