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1章:事の始まり
2:俺はなんのために?
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こ、ここはどこだ?
目を開けると、そこには見たこともない景色。ここは山だ…空気がおいしく、見渡す景色のどこもかしこも、透き通っているように美しい。一体何が起こったて言うんだ。暗い所から出られたのは良かったが、次はここはどこなのか、という恐怖に囚われた。俺は確か花を見つけて、その花に向かって歩いて穴に落ちた…まさか俺は死んだのか?もしかして天罰が下ったとか?もしそうならもっと遅刻しないように努力すべきだった。だとしたらここは天国か?いや、悪いことをしたんだから地獄へきたのか?地獄にしては少し綺麗なところな気がするけど。
[ここは天国でも地獄でもありませんよ。]
どこからともなく声が聞こえた。
「誰だ?俺に話しかけているのは?」
誰、と聞くのは当然だったと思う。少し間が空いて
[私はこの世界の管理者です。今、あなたの頭の中へ直接語りかけています。]
女性と思わしき声がどこからともなく聞こえてくる。
「世界の管理者が俺になんのよう…いや、まずここはどこだ?」
[ここはあなたが住む次元とは違う次元に存在する世界、この世界にはあなたの世界には無いようなドラゴンやエルフ、いわゆるあなたからすると幻想の生き物が住んでいます。]
「というと、異世界、ファンタジーの世界ってことか?で、なんのようなんだ?」
[私はあなたにこの世界に平和をもたらしてほしいのです。]
「魔王的なやつがいるってことか?」
[魔王では無いですがまぁ、そんなやつがいるわけです。そいつを倒し、平和を取り戻してほしいのです。]
「管理者であるお前がやるべきことじゃないのか?」
[それが私には世界を作ることが出来ても直接、世界に干渉することはできないのです。だから、あなたに頼んでいるのです。私はこの世界が好きなので、壊れないようにしてほしいのです。]
管理者とやらが姿が見えなくてもわかるくらいに必死に語りかけて来る。
「わかったわかった。でも、なんで俺なんかに頼むんだ?」
[あなたには他の人にはない、特別な才能があるからです。]
「特別な才能?それって…」
[あ、ちょっとごめんなさいね。もしもし、ああ、あなた♪あなたが言っていた子が来たわよ。ええ。え、あの子にはそれだけしかものを渡さないの?本当にそれだけで大丈夫?わかった。じゃあ、またね。]
(誰と話しているんだ?)
[ごめんなさいね、ちょっと夫と話していました。]
「夫がいるのか?」
[この間、結婚したんです!三年前から付き合ってそれで…]
「それは後にしてくれるか?」
[は、はい…]
「で、今何を話していたんだ?」
[あなたにこの世界を救ってもらうために渡すものです。]
「それは、どんなものなんだ?」
[えっと、衣食住に最低必要なもの、木製の短剣、あと、あなたの特別な才能を最大限に発揮させるものですね。それらはあなたが住む家に用意しています。]
「特別な才能って?」
[それは行ってからのお楽しみです♪]
「わ、わかった。でもなんで最初から最強の武器とか渡してくれないんだ?」
[それは、まずあなたに今渡しても完全に扱えなくて暴走する可能性があります。そしてそのような強い力を持った武器を渡すのにはとてつもないコストがかかって、世界のバランスが崩れるからです。]
この人なりに色々考えているんだな。人?いや神様か
[そりゃ、色々考えていますよ。]
「心の声が聞こえるのか?ああ、そういえば、最初、俺の心の声に対して反応してたか。」
[はい、なので声に出さなくてもいいんですよ?]
「いやぁ、変な感じがするから声に出して返事しようかな。でこれからどうするんだ?」
[あの大きな町に向かってください。そこにあなたの家があります。結構時間がないのでこれで話は一旦終わりますね。]
「ちょっと待ってくれ。学校とかは…」
[大丈夫です。いつでもあなたとは話すことが出来ますから。町に行ってからまた連絡するのでよろしくお願いします。…カチャッ」
「ちょ、明らかに受話器を置いたような音がしたぞ?電話使ってるのか?それとも口で言ったのか…それより、この山を自力で降りろっていうのか。それはきついぞ…しょうがない、もう電話出てくれなさそうだから頑張るか。」
そうして、俺はこの険しいが綺麗な山を降り始めたのだった。
目を開けると、そこには見たこともない景色。ここは山だ…空気がおいしく、見渡す景色のどこもかしこも、透き通っているように美しい。一体何が起こったて言うんだ。暗い所から出られたのは良かったが、次はここはどこなのか、という恐怖に囚われた。俺は確か花を見つけて、その花に向かって歩いて穴に落ちた…まさか俺は死んだのか?もしかして天罰が下ったとか?もしそうならもっと遅刻しないように努力すべきだった。だとしたらここは天国か?いや、悪いことをしたんだから地獄へきたのか?地獄にしては少し綺麗なところな気がするけど。
[ここは天国でも地獄でもありませんよ。]
どこからともなく声が聞こえた。
「誰だ?俺に話しかけているのは?」
誰、と聞くのは当然だったと思う。少し間が空いて
[私はこの世界の管理者です。今、あなたの頭の中へ直接語りかけています。]
女性と思わしき声がどこからともなく聞こえてくる。
「世界の管理者が俺になんのよう…いや、まずここはどこだ?」
[ここはあなたが住む次元とは違う次元に存在する世界、この世界にはあなたの世界には無いようなドラゴンやエルフ、いわゆるあなたからすると幻想の生き物が住んでいます。]
「というと、異世界、ファンタジーの世界ってことか?で、なんのようなんだ?」
[私はあなたにこの世界に平和をもたらしてほしいのです。]
「魔王的なやつがいるってことか?」
[魔王では無いですがまぁ、そんなやつがいるわけです。そいつを倒し、平和を取り戻してほしいのです。]
「管理者であるお前がやるべきことじゃないのか?」
[それが私には世界を作ることが出来ても直接、世界に干渉することはできないのです。だから、あなたに頼んでいるのです。私はこの世界が好きなので、壊れないようにしてほしいのです。]
管理者とやらが姿が見えなくてもわかるくらいに必死に語りかけて来る。
「わかったわかった。でも、なんで俺なんかに頼むんだ?」
[あなたには他の人にはない、特別な才能があるからです。]
「特別な才能?それって…」
[あ、ちょっとごめんなさいね。もしもし、ああ、あなた♪あなたが言っていた子が来たわよ。ええ。え、あの子にはそれだけしかものを渡さないの?本当にそれだけで大丈夫?わかった。じゃあ、またね。]
(誰と話しているんだ?)
[ごめんなさいね、ちょっと夫と話していました。]
「夫がいるのか?」
[この間、結婚したんです!三年前から付き合ってそれで…]
「それは後にしてくれるか?」
[は、はい…]
「で、今何を話していたんだ?」
[あなたにこの世界を救ってもらうために渡すものです。]
「それは、どんなものなんだ?」
[えっと、衣食住に最低必要なもの、木製の短剣、あと、あなたの特別な才能を最大限に発揮させるものですね。それらはあなたが住む家に用意しています。]
「特別な才能って?」
[それは行ってからのお楽しみです♪]
「わ、わかった。でもなんで最初から最強の武器とか渡してくれないんだ?」
[それは、まずあなたに今渡しても完全に扱えなくて暴走する可能性があります。そしてそのような強い力を持った武器を渡すのにはとてつもないコストがかかって、世界のバランスが崩れるからです。]
この人なりに色々考えているんだな。人?いや神様か
[そりゃ、色々考えていますよ。]
「心の声が聞こえるのか?ああ、そういえば、最初、俺の心の声に対して反応してたか。」
[はい、なので声に出さなくてもいいんですよ?]
「いやぁ、変な感じがするから声に出して返事しようかな。でこれからどうするんだ?」
[あの大きな町に向かってください。そこにあなたの家があります。結構時間がないのでこれで話は一旦終わりますね。]
「ちょっと待ってくれ。学校とかは…」
[大丈夫です。いつでもあなたとは話すことが出来ますから。町に行ってからまた連絡するのでよろしくお願いします。…カチャッ」
「ちょ、明らかに受話器を置いたような音がしたぞ?電話使ってるのか?それとも口で言ったのか…それより、この山を自力で降りろっていうのか。それはきついぞ…しょうがない、もう電話出てくれなさそうだから頑張るか。」
そうして、俺はこの険しいが綺麗な山を降り始めたのだった。
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