巡り来る刻の中で…

S.Sato

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変わらない日常

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「おはよ、咲仁!」

声のした方を向くと、聖奈が笑顔でこっちに手を振って歩いてきている。

「聖奈、おはよう」
いつものように笑顔で挨拶を返す。

それから2人で一緒に登校する。
これがいつもの朝だ。



俺と聖奈は幼馴染で小さい時からずっと一緒だ。
幼稚園、小学校、中学校、そして高校までずっと。

そんな俺達にはもう1人幼馴染がいる。



「おーーーい!2人とも!」
後ろから急いで走ってくる奴がいる。そいつがそうだ。

「いつもいつもお前たちは早いんだよ…」
息を切らしながら悠は文句を言う。

「「悠が遅いんだよ!」」
俺と聖奈で声が揃い、不覚にも3人で笑った。

「それにしても、今日は珍しく早いんだな。
 こうして俺たちと会ったわけだし…
 なんかあるのか?」
俺が少しニヤつきながら聞くと

「まぁな!」
自慢げに悠が答える。

俺と聖奈は顔を見合せ、また笑った。

「なんで笑うんだよ!」
抗議してくる悠が面白く、さらに笑ってしまった。

「…って、急がないと遅刻するよ!」
聖奈がそう言った瞬間、俺たちは急いで走った。
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