リスタート―三度目の正直―

鶴機 亀輔

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第22章

媚薬3※

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「そんな! で……では、まず水の魔法を使わないと……それにマックスさんが舐めたら、あなたも発情状態に……」

「オレは抗体があるから平気だ。……子供の頃、女型の淫魔に調教されたようなもんだからな」

「えっ……」

 今、聞き捨てならないことを彼が言った気がする。なのに頭が混乱していて何を言ったのか理解できない。

「後、淫魔たちあいつらとヤるよりも、オレとヤるほうがずっと気持ちいいって、おまえにわかってもらいたいんだ」

 いつも優しい笑みを浮かべて笑いかけてくれたり、敵を前にして勇敢な声を発するあの大きな口の中へ僕のペニスが飲み込まれていった。

 口の中は温かくて唾液でヌルヌルしていた。手や唇、舌で触れられているときだって充分気持ちよかった。だけど、それ以上の快感を与えられ、腰が引ける、でもマックスさんの両手でグッと両足を引き寄せられてしまった。思いきり彼を蹴り上げでもしない限り、逃れられない状態にさせられる。

「あ、うっ……んー……」

 マックスさんが頭をゆっくり上下させる。その間も手で睾丸をマッサージをするみたいに転がされて、揉まれる。そうかと思ったら会陰の部分をそっと指先で撫でさすられて、頭の中がおかしくなりそうだ。

「やっ……んぅ……ん……あっ……」

 どんどんお腹の奥で熱が溜まって、グルグルと体の中で巡る。

 どうしよう……このままじゃ、マックスさんの口の中に出しちゃう……。

 エドワードさまのものを口で受け止めたときのことを思い出す。喉奥まで突くのに出すときは決まって僕の口の中で出した。最初の頃なんかは特に、生温く粘ついた美味しくないものを口の中に放出されて吐きそうになったし、口からこぼしてしまった。

「だめ……出ちゃ、イッちゃうから……」

 彼を離そうとするがマックスさんは応じてくれない。

 むしろ舌の先で見せつけるように、先端からトプトプと放出されている先走り液を舐める。

「なんで? 好きなときにイけばいいだろ……?」

 手と口を使っての愛撫が再開される。

 腰が震え始め、睾丸がキュッとなり、我慢汁がひっきりなしに出ているのも、鈴口がヒクヒクと口を開閉しているのも全部彼に伝わってしまっている。爆ぜるギリギリのところだ。

「まずいから……飲んじゃ、だめですよ……」

 グスグス泣いていればマックスさんの目に火がつく。

 なんで怒ってるの……?

「……絶対にいやだ」

「え、あの……なんで、」

「おまえの体はオレのもので、オレの体はおまえのものなんだ。だから全部飲む。オレにも飲ませろ」

 なんのことを言っているのだろうと困惑していれば頭を激しく動かし始める。

「だめ……だめです。マックスさん……!」

 どんどん快感がせり上がってくる。逃げたくても彼が僕の太ももをガッシリ掴んでいるから逃げられない。僕のつま先は何度も布団のシーツを蹴り上げ、滑っていった。

「あっ、あ……ん……いや、あ……あうっ! ……あ、あっ……」

 子犬が甘えるような声を出して、彼の口の中で果ててしまった。

 射精を止めようと思っても、我慢できない。断続的に出る。その間、彼の頭をギュッと抱きしめ、足の先がキュッと丸まる。

 残滓も吸われ、「んぅ……」と小さく鳴いてしまう。太くてがっしりした首のくっきりと浮かんだ喉仏が動く。

 どっと疲れを感じ、手足を布団の上に投げ出す。特訓で汗を流したときのように気持ちいい。でもマックスさんに触れたいと思う欲を止められない。

 どこか熱っぽく色っぽい吐息をマックスさんがつく。

「いっぱい出たな、いい子だ」と微笑まれ、頬を撫でられる。

 自分の精液の味がするのなんて関係ない。

「おい、ルキウス! ん……」

 彼の体に覆いかぶさり、彼の髪をかき混ぜながら口づける。何度も角度を変えて唇を唇で食み、互いの舌を擦りつけ合う。

 腹部に固いものがあたって不思議に思い、触れればマックスさんの性器だった。中のものが窮屈そうに布地を押し上げている。

「こら、オレのを触ってどうするんだ?」と困り果て苦笑しているマックスさんを前にして、口の中が唾液でいっぱいになる。

 いそいそとバングルを外し、ズボンのボタンを外す。

「待てよ、オレはいいって!」

「ダメ、ですか……触られるの……いや……?」

 小首を傾げて、おねだりをする。

 ぐっとマックスさんが息を呑み、蚊の鳴くような声で答える。

「ダメじゃねえけど……」

「じゃあ……僕の好きにさせて……ね?」

「お願いします」となぜか敬語口調で喋り、恥ずかしそうにしているマックスさんが、おかしくて笑ってしまう。さっきまで散々僕の体を好き勝手していたのに。

 彼のものを下着の中から取り出す。

「おっきい……」

 大きな体躯に合わせた剛直が現れる。血管が浮き出た赤黒い男根。僕の手がわずかに触れるだけでビクビクと震える。

 マックスさんも艶めかしい吐息を吐き、凛々しく形のいい眉を八の字にして目を閉じる。

 彼にやってもらったやり方を見様見真似でやろうと決心し、彼の一部を口に含む。歯を立てないように細心の注意を払い、唇で包み込んだ。口の中に全部含めない部分は両手を使う。マックスさんが厚い胸板を上下させ、腹筋のついた腹部が痙攣する。
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