残念ハイスペ女子なんて 言うな

あたまんなか

文字の大きさ
33 / 53

あれから

しおりを挟む


あれからちょくちょくお昼休みは本条と図書室に行ってた お互い図書室で本を勧めあって読んだ感想言い合ったりしてた
わたしは勧められた本は興味深く読めたし 本条に勧める本はすごく悩んだりもした あいつの本を読む視点はわたしとはまた違ってたから
でもそれらが全て楽しかった いろんな感想が聞けることが新鮮だったしまた本を読み返したくなった

本条も周りに対して少し壁が低くなってた
自分から積極的に動いてるように感じた
なにより文化祭でうちのクラスの出し物『お化け屋敷』でも人が違ったかのように楽しんでるように見えた きっと元来はそういうタイプなんよね
本条んち行った時のあいつと大差なくなってきてた
笑顔も増えてた 心配になるくらい

そして わたしはなにより学校が楽しくなった
文化祭を終えてクラスの一体感も増してた
わたしが勝手にそう感じてるだけなのかもだけどね

二学期始まってまだ二ヶ月しか経ってないのにいろんなことがあったな、なんてわたしは考えながら朝の賑わうクラスをぼーっと眺めてた…眺めてた視界の隅に花凜ちゃんが見えた
教室の後ろの隅っこ 窓際の一番後ろの席
え!?あの席 確か…本条の席!?
そこで本条と笑顔で話す花凜ちゃんがいる
わたしが花凜ちゃんのこと見てるとこっち向いた花凜ちゃんと目が合った
わたしは何故だか咄嗟に目を逸らしてしまった
別に悪いことしてないのにドキドキしてた
そうっと花凜ちゃんの方見ると花凜ちゃんはそこにはもういなかった
絶対そんなことないのに 何故だか悪いことしたような気になってた 覗き見したような背徳感

「ネオンちゃん…」

背後からの声にわたしはビクってなった
そんなマンガみたいになるもんなんだって思えるほどに…

振り返るとそこには花凜ちゃんが立ってた

「は、はいっ! ど、どしたの花凜ちゃん」

妙に緊張したような上ずった声が出てた
自分でもどうしたんだ?って思っちゃうくらい
わたしの動揺?反応?を見て花凜ちゃんがクスクス笑う

「あのね 今本条くんにお昼休みネオンちゃんと話しがあるからちょっと借りるって言ってきたの」

そう言ってクスクス笑う花凜ちゃん

「は?はぁ… え!? それってどういうこと??」

「だから、ちょっとお昼休みわたしにつきあってほしいんだけど…いいかな?」

花凜ちゃんのお願い断ることないから!ってわたしは内心さけんでた どんだけお世話になってると思うんですか!! 

「も、もちろんじゃん!! なんだかわかんないけど花凜ちゃんにつきあう!」

「ありがとう! ネオンちゃん!」

そう言ってわたしの両手を握って嬉しそう、と言うか少しホッとした表情に見えた花凜ちゃん

わたしは花凜ちゃんの力になれるかもしれないお昼休みが また待ち遠しくなってた


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

結婚する事に決めたから

KONAN
恋愛
私は既婚者です。 新たな職場で出会った彼女と結婚する為に、私がその時どう考え、どう行動したのかを書き記していきます。 まずは、離婚してから行動を起こします。 主な登場人物 東條なお 似ている芸能人 ○原隼人さん 32歳既婚。 中学、高校はテニス部 電気工事の資格と実務経験あり。 車、バイク、船の免許を持っている。 現在、新聞販売店所長代理。 趣味はイカ釣り。 竹田みさき 似ている芸能人 ○野芽衣さん 32歳未婚、シングルマザー 医療事務 息子1人 親分(大島) 似ている芸能人 ○田新太さん 70代 施設の送迎運転手 板金屋(大倉) 似ている芸能人 ○藤大樹さん 23歳 介護助手 理学療法士になる為、勉強中 よっしー課長 似ている芸能人 ○倉涼子さん 施設医療事務課長 登山が趣味 o谷事務長 ○重豊さん 施設医療事務事務長 腰痛持ち 池さん 似ている芸能人 ○田あき子さん 居宅部門管理者 看護師 下山さん(ともさん) 似ている芸能人 ○地真央さん 医療事務 息子と娘はテニス選手 t助 似ている芸能人 ○ツオくん(アニメ) 施設医療事務事務長 o谷事務長異動後の事務長 ゆういちろう 似ている芸能人 ○鹿央士さん 弟の同級生 中学テニス部 高校陸上部 大学帰宅部 髪の赤い看護師 似ている芸能人 ○田來未さん 准看護師 ヤンキー 怖い

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

処理中です...