24 / 50
第2章
お尻と魔窟ときゅっきゅっきゅっ(前編)
しおりを挟む
きゅっ。
と、気持ちのいい音が部屋に響く。
モチコは雑巾で窓ガラスを磨いている。
今日はお屋敷での仕事の日だ。
モチコの担当は、本館2階にある来客用寝室の掃除だった。
霧吹きで窓ガラスに洗剤を吹き、硬めの雑巾で汚れを落としたら、別の柔らかい雑巾で乾拭きして仕上げる。
きゅっ、という音がふたたび響いた。
掃除を担当するメイドたちのあいだで、密かに流行っていることがある。
それは、自分専用のオリジナル洗剤を使うことだ。
基本の洗剤に、お気に入りのハーブや果物なんかを加えてアレンジする。
日々の仕事を少し楽しくする工夫というやつだった。
「このブレンドは、なかなかいい感じかも」
モチコは、少量のミントとレモンをブレンドした洗剤を使っていた。
自宅で鉢植えにしていたミントが、わっさわさと育ってきたので、少しでも消費しようというもくろみでもある。
きゅきゅっ、と拭いたあとでガラスに顔を近づけると、ミントとレモンの爽やかないい香りがした。
磨き終わったばかりの窓ガラスから差し込む光は、なんだか新鮮な感じがする。
モチコは夏の日差しに目を細めながら、ガラス磨きの仕上がりをチェックした。
「よし、ばっちりグー」
これで予定していた掃除は完了だ。
ここは来客用の寝室で、普段はあまり使われない部屋だった。
そのためそれほど汚れておらず、予定よりも少し早く掃除が終わったようだ。
あまった時間で、普段は掃除しない場所も磨いておこうかと思い、部屋の中を見まわす。
すると、壁ぎわにある暖炉が目に入った。
暖炉の内側は、季節ごとの大掃除でしか掃除をしない。
せっかくなので、中の煙突が汚れていないか確認しておこう。
レンガ製の暖炉はシンプルなつくりで、炉の中は人間がひとり入れそうなくらいの大きさがある。
モチコはしゃがんで暖炉の中を覗き込んだ。
「うーん、内側も割ときれいだな」
今は夏。
暖炉を使う季節ではないので、炉内はほとんど汚れていなかった。
そもそも近年は技術の進歩によって、薪や石炭を大量に暖炉で燃やすことは滅多にない。
魔導具で簡単に着火できるし、燃料も魔導鉱石を使ったほうが安全だからだ。
そんなわけで炉内は割ときれいだったが、炉の上にある煙突にはゴミやほこりが溜まっているかもしれない。
モチコは暖炉に顔を突っ込んで、上の煙突部分を覗いてみた。
……が、暗くて何も見えない。
煙突につながる穴のところに、何かで蓋がされているようだ。
「ありゃま。なにか詰まってる?」
煙突の方へ手を伸ばして、詰まっている蓋のようなものに触れてみる。
意外な感触だ。
なんだか弾力がある。
やわらかいような、それでいて張りがあって固いような……。
指先でなぞって形を確かめていくと、大きな丸い球体のまんなかに、割れ目のようなくぼみがある。
例えるなら、大きな桃みたいだ……。
手のひらで優しくさすってみると、その物体はもぞもぞと動き出した。
「ぃやん」
突然、謎の物体から声がした。
モチコが驚いて暖炉から離れると、その物体が煙突の穴からズドンと落ちてくる。
金髪に桃色の瞳をした魔女が、膝を抱えて座ったポーズで暖炉の中にあらわれた。
「ぃやん。モチコはランラン氏のぉしりに興味がぁる感じぃ?」
どうやらモチコが触っていた物体は、ランランの尻だったらしい。
「……そんなもん興味ないわ!」
モチコは呆れながら答えた。
「ランラン氏はモチコのぉしりに興味ぁります」
「急に気持ち悪い告白はやめろ」
「モチコのぉしりはもっちもち?」
「知らん」
「では調査しなぃとぃけませんなぁ。ぃひひ」
暖炉から出てきたランランは、モチコの顔の前で両手を広げた。
そして、その指をわきわきと動かしてみせる。
「その変な動きはやめろ。仕事をサボってセクハラする気か。そもそも、暖炉を破壊した罪はどうしてくれよう」
モチコは、ランランが出てきた暖炉の中に落ちていた、レンガのかけらを拾った。
それは恐らく暖炉の内側の壁に付いていたもので、ランランが落ちてきた時に壊したのだろう。
モチコは拾ったかけらを手にしたまま、しゃがんで暖炉の中に顔を突っ込んだ。
ちょうど先ほどランランの尻が蓋をしていたあたりで、レンガが剝がれている。
そこに欠けたレンガをはめてみると、ぴたりと収まった。
ぎゅうと押し込むと、接着剤なしでも固定されたようだ。
「よかった。ランランが壊したとこ、直ったよ」
「ぃやっほー。ありがたゃありがたゃ」
「……おい」
「うぃ? どぅしたモチコぉ」
「私の尻を揉むのをやめろ」
モチコは暖炉に頭を突っ込んでいるので、尻だけが暖炉から出ている状態だ。
そこに後ろからランランが近づき、両手でモチコの尻を揉んでいた。
「揉むのはお気に召さなぃ? 優しくさすられるほぅがお好きぃ?」
「いや、そういうことじゃない」
「あ、叩かれるのがぃぃんでしたっけ?」
「違うわっ! ひとの尻に触れるなっ!」
「ランラン氏の感謝を込めたスキンシップなのにぃ」
ランランはようやく感謝が済んだようで手を離した。
モチコは暖炉から出て、ランランの脳天にチョップをかましておく。
そうこうしているうちに、午前中の仕事が終わる時間になった。
ランランはまた、ふらふらとどこかへ行ってしまった。
なぜ暖炉に入っていたのかは、あえて聞かなかった。
ランランの行動については、常識的な思考で考えるだけ無駄なのだ。
たぶんサボりだし。
――魔法学校の学生だった頃。
ランランは誰よりも、サボることに勤勉だった。
じっとしているのが苦手なのか、授業をサボって教室を脱出することには、特に命をかけていた。
ある日、ランランがサボっている姿が教室の窓から見えたので、何をしているのか眺めてみた。
すると、学校中に落ちているゴミを観察していた。
空き瓶とか、紙クズとか、リンゴの芯とか、落ちているものを逐一メモに記録する。
かといって、拾ってゴミ箱に持っていくわけでもなく、放置。
そのあとは大量の本を背負って校庭の木によじ登り、木の上でものすごい真剣に勉強していた。
なぜ教室でやらんのか。
こういう変なやつではあるのだが、モチコが魔法を使えないと知っても、何も変わらず話しかけてくる。
だから不思議と気が合って、卒業してからも友人関係が続いていた。
モチコが魔法を使えないことを貶すでもなく、かといって一切同情や心配をする訳でもない。
そもそもそんなことは全く気にしてない、という唯一無二のスタンスが、モチコの心を何度支えてくれたことか。
まあ、変人だけど。
そんなことを思い出しながら、午前中の仕事を終える。
モチコは掃除用具を片づけ、昼休みを取るためにメイド館へと戻るのだった。
(中編へ続く)
と、気持ちのいい音が部屋に響く。
モチコは雑巾で窓ガラスを磨いている。
今日はお屋敷での仕事の日だ。
モチコの担当は、本館2階にある来客用寝室の掃除だった。
霧吹きで窓ガラスに洗剤を吹き、硬めの雑巾で汚れを落としたら、別の柔らかい雑巾で乾拭きして仕上げる。
きゅっ、という音がふたたび響いた。
掃除を担当するメイドたちのあいだで、密かに流行っていることがある。
それは、自分専用のオリジナル洗剤を使うことだ。
基本の洗剤に、お気に入りのハーブや果物なんかを加えてアレンジする。
日々の仕事を少し楽しくする工夫というやつだった。
「このブレンドは、なかなかいい感じかも」
モチコは、少量のミントとレモンをブレンドした洗剤を使っていた。
自宅で鉢植えにしていたミントが、わっさわさと育ってきたので、少しでも消費しようというもくろみでもある。
きゅきゅっ、と拭いたあとでガラスに顔を近づけると、ミントとレモンの爽やかないい香りがした。
磨き終わったばかりの窓ガラスから差し込む光は、なんだか新鮮な感じがする。
モチコは夏の日差しに目を細めながら、ガラス磨きの仕上がりをチェックした。
「よし、ばっちりグー」
これで予定していた掃除は完了だ。
ここは来客用の寝室で、普段はあまり使われない部屋だった。
そのためそれほど汚れておらず、予定よりも少し早く掃除が終わったようだ。
あまった時間で、普段は掃除しない場所も磨いておこうかと思い、部屋の中を見まわす。
すると、壁ぎわにある暖炉が目に入った。
暖炉の内側は、季節ごとの大掃除でしか掃除をしない。
せっかくなので、中の煙突が汚れていないか確認しておこう。
レンガ製の暖炉はシンプルなつくりで、炉の中は人間がひとり入れそうなくらいの大きさがある。
モチコはしゃがんで暖炉の中を覗き込んだ。
「うーん、内側も割ときれいだな」
今は夏。
暖炉を使う季節ではないので、炉内はほとんど汚れていなかった。
そもそも近年は技術の進歩によって、薪や石炭を大量に暖炉で燃やすことは滅多にない。
魔導具で簡単に着火できるし、燃料も魔導鉱石を使ったほうが安全だからだ。
そんなわけで炉内は割ときれいだったが、炉の上にある煙突にはゴミやほこりが溜まっているかもしれない。
モチコは暖炉に顔を突っ込んで、上の煙突部分を覗いてみた。
……が、暗くて何も見えない。
煙突につながる穴のところに、何かで蓋がされているようだ。
「ありゃま。なにか詰まってる?」
煙突の方へ手を伸ばして、詰まっている蓋のようなものに触れてみる。
意外な感触だ。
なんだか弾力がある。
やわらかいような、それでいて張りがあって固いような……。
指先でなぞって形を確かめていくと、大きな丸い球体のまんなかに、割れ目のようなくぼみがある。
例えるなら、大きな桃みたいだ……。
手のひらで優しくさすってみると、その物体はもぞもぞと動き出した。
「ぃやん」
突然、謎の物体から声がした。
モチコが驚いて暖炉から離れると、その物体が煙突の穴からズドンと落ちてくる。
金髪に桃色の瞳をした魔女が、膝を抱えて座ったポーズで暖炉の中にあらわれた。
「ぃやん。モチコはランラン氏のぉしりに興味がぁる感じぃ?」
どうやらモチコが触っていた物体は、ランランの尻だったらしい。
「……そんなもん興味ないわ!」
モチコは呆れながら答えた。
「ランラン氏はモチコのぉしりに興味ぁります」
「急に気持ち悪い告白はやめろ」
「モチコのぉしりはもっちもち?」
「知らん」
「では調査しなぃとぃけませんなぁ。ぃひひ」
暖炉から出てきたランランは、モチコの顔の前で両手を広げた。
そして、その指をわきわきと動かしてみせる。
「その変な動きはやめろ。仕事をサボってセクハラする気か。そもそも、暖炉を破壊した罪はどうしてくれよう」
モチコは、ランランが出てきた暖炉の中に落ちていた、レンガのかけらを拾った。
それは恐らく暖炉の内側の壁に付いていたもので、ランランが落ちてきた時に壊したのだろう。
モチコは拾ったかけらを手にしたまま、しゃがんで暖炉の中に顔を突っ込んだ。
ちょうど先ほどランランの尻が蓋をしていたあたりで、レンガが剝がれている。
そこに欠けたレンガをはめてみると、ぴたりと収まった。
ぎゅうと押し込むと、接着剤なしでも固定されたようだ。
「よかった。ランランが壊したとこ、直ったよ」
「ぃやっほー。ありがたゃありがたゃ」
「……おい」
「うぃ? どぅしたモチコぉ」
「私の尻を揉むのをやめろ」
モチコは暖炉に頭を突っ込んでいるので、尻だけが暖炉から出ている状態だ。
そこに後ろからランランが近づき、両手でモチコの尻を揉んでいた。
「揉むのはお気に召さなぃ? 優しくさすられるほぅがお好きぃ?」
「いや、そういうことじゃない」
「あ、叩かれるのがぃぃんでしたっけ?」
「違うわっ! ひとの尻に触れるなっ!」
「ランラン氏の感謝を込めたスキンシップなのにぃ」
ランランはようやく感謝が済んだようで手を離した。
モチコは暖炉から出て、ランランの脳天にチョップをかましておく。
そうこうしているうちに、午前中の仕事が終わる時間になった。
ランランはまた、ふらふらとどこかへ行ってしまった。
なぜ暖炉に入っていたのかは、あえて聞かなかった。
ランランの行動については、常識的な思考で考えるだけ無駄なのだ。
たぶんサボりだし。
――魔法学校の学生だった頃。
ランランは誰よりも、サボることに勤勉だった。
じっとしているのが苦手なのか、授業をサボって教室を脱出することには、特に命をかけていた。
ある日、ランランがサボっている姿が教室の窓から見えたので、何をしているのか眺めてみた。
すると、学校中に落ちているゴミを観察していた。
空き瓶とか、紙クズとか、リンゴの芯とか、落ちているものを逐一メモに記録する。
かといって、拾ってゴミ箱に持っていくわけでもなく、放置。
そのあとは大量の本を背負って校庭の木によじ登り、木の上でものすごい真剣に勉強していた。
なぜ教室でやらんのか。
こういう変なやつではあるのだが、モチコが魔法を使えないと知っても、何も変わらず話しかけてくる。
だから不思議と気が合って、卒業してからも友人関係が続いていた。
モチコが魔法を使えないことを貶すでもなく、かといって一切同情や心配をする訳でもない。
そもそもそんなことは全く気にしてない、という唯一無二のスタンスが、モチコの心を何度支えてくれたことか。
まあ、変人だけど。
そんなことを思い出しながら、午前中の仕事を終える。
モチコは掃除用具を片づけ、昼休みを取るためにメイド館へと戻るのだった。
(中編へ続く)
0
あなたにおすすめの小説
【純愛百合】檸檬色に染まる泉【純愛GL】
里見 亮和
キャラ文芸
”世界で一番美しいと思ってしまった憧れの女性”
女子高生の私が、生まれてはじめて我を忘れて好きになったひと。
雑誌で見つけた、たった一枚の写真しか手掛かりがないその女性が……
手なんか届くはずがなかった憧れの女性が……
いま……私の目の前にいる。
奇跡みたいな出会いは、優しいだけじゃ終わらない。
近づくほど切なくて、触れるほど苦しくて、それでも離れられない。
憧れの先にある“本当の答え”に辿り着くまでの、静かな純愛GL。
放課後の約束と秘密 ~温もり重ねる二人の時間~
楠富 つかさ
恋愛
中学二年生の佑奈は、母子家庭で家事をこなしながら日々を過ごしていた。友達はいるが、特別に誰かと深く関わることはなく、学校と家を行き来するだけの平凡な毎日。そんな佑奈に、同じクラスの大波多佳子が積極的に距離を縮めてくる。
佳子は華やかで、成績も良く、家は裕福。けれど両親は海外赴任中で、一人暮らしをしている。人懐っこい笑顔の裏で、彼女が抱えているのは、誰にも言えない「寂しさ」だった。
「ねぇ、明日から私の部屋で勉強しない?」
放課後、二人は図書室ではなく、佳子の部屋で過ごすようになる。最初は勉強のためだったはずが、いつの間にか、それはただ一緒にいる時間になり、互いにとってかけがえのないものになっていく。
――けれど、佑奈は思う。
「私なんかが、佳子ちゃんの隣にいていいの?」
特別になりたい。でも、特別になるのが怖い。
放課後、少しずつ距離を縮める二人の、静かであたたかな日々の物語。
4/6以降、8/31の完結まで毎週日曜日更新です。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
さくらと遥香
youmery
恋愛
国民的な人気を誇る女性アイドルグループの4期生として活動する、さくらと遥香(=かっきー)。
さくら視点で描かれる、かっきーとの百合恋愛ストーリーです。
◆あらすじ
さくらと遥香は、同じアイドルグループで活動する同期の2人。
さくらは"さくちゃん"、
遥香は名字にちなんで"かっきー"の愛称でメンバーやファンから愛されている。
同期の中で、加入当時から選抜メンバーに選ばれ続けているのはさくらと遥香だけ。
ときに"4期生のダブルエース"とも呼ばれる2人は、お互いに支え合いながら数々の試練を乗り越えてきた。
同期、仲間、戦友、コンビ。
2人の関係を表すにはどんな言葉がふさわしいか。それは2人にしか分からない。
そんな2人の関係に大きな変化が訪れたのは2022年2月、46時間の生配信番組の最中。
イラストを描くのが得意な遥香は、生配信中にメンバー全員の似顔絵を描き上げる企画に挑戦していた。
配信スタジオの一角を使って、休む間も惜しんで似顔絵を描き続ける遥香。
さくらは、眠そうな顔で頑張る遥香の姿を心配そうに見つめていた。
2日目の配信が終わった夜、さくらが遥香の様子を見に行くと誰もいないスタジオで2人きりに。
遥香の力になりたいさくらは、
「私に出来ることがあればなんでも言ってほしい」
と申し出る。
そこで、遥香から目をつむるように言われて待っていると、さくらは唇に柔らかい感触を感じて…
◆章構成と主な展開
・46時間TV編[完結]
(初キス、告白、両想い)
・付き合い始めた2人編[完結]
(交際スタート、グループ内での距離感の変化)
・かっきー1st写真集編[完結]
(少し大人なキス、肌と肌の触れ合い)
・お泊まり温泉旅行編[完結]
(お風呂、もう少し大人な関係へ)
・かっきー2回目のセンター編[完結]
(かっきーの誕生日お祝い)
・飛鳥さん卒コン編[完結]
(大好きな先輩に2人の関係を伝える)
・さくら1st写真集編[完結]
(お風呂で♡♡)
・Wセンター編[完結]
(支え合う2人)
※女の子同士のキスやハグといった百合要素があります。抵抗のない方だけお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる