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クソリプさんがあなたをフォローしました
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「なんだよ、まだ2時かよ」
スマホを覗き込んだ三崎涼は顔をしかめる。午前2時――明日は高校の登校日なのに妙な時間に起きてしまった。
ぐっすりと眠っていたはずだったが、妙に嫌な感じがしたので目が覚めてしまった。寒かったのもあるだろう。2月の夜は暖房をつけていても寒気で目が覚めることがしばしばある。
損をした気分になりながらも、もう一度瞳を閉じる。だが、しばらくしても意識が落ちてくれない。良くないと分かりつつも、枕元に置いたスマホへ手が伸びた。
SNSのツイムから、いくつかの通知が来ている。眺めていると、どうでもいいリプライやら拡散の通知がほとんどだった。
睡眠時間を削ってまでやることではないと分かりつつも、ついつい眠れないと通知をチェックしてしまう。そこそこのフォロワーを持ってしまうと、ちょっとしたことでリアクションが来る。それが本当にいいことなのかは分からない。
「ん、なんだこれ?」
通知の中に見慣れない名前があった。
『クソリプさんがあなたをフォローしました』
「なんだ、このふざけたアカウントは」
涼は眠気を堪えながら顔をしかめる。
クソリプとはSNSの発信へと向けられる返信で、見た人の気分を害するものや、怒らせる内容を含んだものを指す。それにわざわざ「さん」を付けてアカウント名にしているのだから、それだけでろくな奴ではないと分かる。
アカウント情報を見る。画像は無く、プロフィールには意味不明な文字が羅列してあった。呟きの内容もどこかの写真ばかりでクソリプさん自身の言葉はほとんどない。
「どうせ海外のインプレゾンビだろ」
貴重な睡眠時間を無駄にしてしまった。嫌な予感で目が覚めたとはいえ、蓋を開けてみれば海外のクソアカウントからフォローされただけだった。
俺の第六感も大したことがないな。自虐的な思考が脳裏を過ぎる中、涼は眠りへと落ちた。
スマホを覗き込んだ三崎涼は顔をしかめる。午前2時――明日は高校の登校日なのに妙な時間に起きてしまった。
ぐっすりと眠っていたはずだったが、妙に嫌な感じがしたので目が覚めてしまった。寒かったのもあるだろう。2月の夜は暖房をつけていても寒気で目が覚めることがしばしばある。
損をした気分になりながらも、もう一度瞳を閉じる。だが、しばらくしても意識が落ちてくれない。良くないと分かりつつも、枕元に置いたスマホへ手が伸びた。
SNSのツイムから、いくつかの通知が来ている。眺めていると、どうでもいいリプライやら拡散の通知がほとんどだった。
睡眠時間を削ってまでやることではないと分かりつつも、ついつい眠れないと通知をチェックしてしまう。そこそこのフォロワーを持ってしまうと、ちょっとしたことでリアクションが来る。それが本当にいいことなのかは分からない。
「ん、なんだこれ?」
通知の中に見慣れない名前があった。
『クソリプさんがあなたをフォローしました』
「なんだ、このふざけたアカウントは」
涼は眠気を堪えながら顔をしかめる。
クソリプとはSNSの発信へと向けられる返信で、見た人の気分を害するものや、怒らせる内容を含んだものを指す。それにわざわざ「さん」を付けてアカウント名にしているのだから、それだけでろくな奴ではないと分かる。
アカウント情報を見る。画像は無く、プロフィールには意味不明な文字が羅列してあった。呟きの内容もどこかの写真ばかりでクソリプさん自身の言葉はほとんどない。
「どうせ海外のインプレゾンビだろ」
貴重な睡眠時間を無駄にしてしまった。嫌な予感で目が覚めたとはいえ、蓋を開けてみれば海外のクソアカウントからフォローされただけだった。
俺の第六感も大したことがないな。自虐的な思考が脳裏を過ぎる中、涼は眠りへと落ちた。
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