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第1章 初めての町(タカギ)
第34話 はじめてのお使い?的な件
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マリさんと一緒に書斎でバタバタしていたが、
丁度、昼食の時間になったのでダイニングに向かった。
『ヤスト~。ありがとね。ヒマリは十分狩猟部隊でやっていけるわ!』
どうやら、ヒマリに狩猟部隊のことを色々と教えていたようだが、
そもそも、マリさんレベルの万能マリオネットになっていたら、
正直、普通の人間では太刀打ちできないだろう。
「ああよかった。まぁ色々と万能みたいだからなぁ~」
『ヤスト様、差し出がましいと思いますが、
ヒマリには一部情報制限をかけております。
もともとのヒマリの魔石には多くの命令コマンドがあったため、
魔力的な余力がなかったことと、
あまりにも知りすぎることは結果的にヒバリ様や他の皆様に、
ご迷惑になる可能性が高いと思案いたしました次第です。』
「えっつまり、マリさんほどの知識量はないってこと?」
『はい。ヒバリ様のご希望により索敵や狩猟特化の為、
魔法に関しましては探索系のみ、素材や魔物、
各地の地形データなどを主として記憶しております。』
「わぁ、ヒマリさんの話し方もマリさんそっくりだ。」
『魔石の違いはありますが、私たちはお互い、
ミサカ様におつくりいただいたマリオネットですので、
その性質は大変似通っております。』
なるほど、ミサカさん製だからと言われてなんだか納得してしまった。
『ちょいと、おじゃまするよ~~』
ダイニングでそんな会話をしていると、部屋の入り口から声が聞こえてきた。
少しすると、シズネさんが俺の部屋を訪ねてきた。
マリさんがきびきびとお茶を用意する。
ヒマリさんが席を準備し、シズネ先生をご案内する。
俺とヒバリさんは・・・席にただ座っていた。
『先生、もう戻られたんですか?』
ヒバリさんは先生が他の人よりも早くタカギに帰っていたため
訪ねてきてくれた。
『まぁわしゃそれほどタドコロに用があるわけじゃないからの~』
「ヒバリさんやお貸しいただいたマリオネットで、
この3日何不自由なく生活できました。」
『まぁそうじゃろう、そうじゃろう。
して、今日ここに来たのは、
少しヤストに話さなければならんことがあっての~』
「話さなければいけない事?」
『そうじゃ、儂もすべての未来を予知できるわけじゃありゃせん。
普段は特定の条件下で大体1週間先程度を見るのが普通じゃ。
もちろん魔力を込めて、そのものの未来を予知することもできるが、
わしができるのは特定の人間に対してであれば、
精々10年先程度までじゃ。
そこで、お主の未来も予知して追ったのじゃが、
今朝、状況に少し変化があってしまっての、
わしが認識していた状況と少しズレが生じてしまっておるのじゃ。』
「ズレですか?」
『そうじゃ。大きなくくりでのタカギは今後もかなり発展していく、
そこにお前さんのスキルによる魔物の素材に関する収益は
大きく影響しておるのは間違えない。
しかし、お主がタカギに居ってはならんという状況が合わせてあったのじゃ。』
「俺が居ないけど、俺の影響をうける??」
『ん~平たく言うと、お主がタカギに居った場合、
4日後にこのタカギは他の都市の刺客によってかなりの被害を負う。
そしてお主自身が殺されてしまうんじゃ。』
「えっ?4日後に俺が死ぬ?」
『まぁ確定じゃないが、儂が見た1年後のタカギには
当然、お主からの魔物素材の供給があったのじゃ。
じゃから正確には死んではおらんじゃろう。
しかし、同時に、このままいけば4日後に
お主が刺客に襲われるとの未来があるわけじゃ』
「襲われるけど死なない?」
『まぁそんな感じじゃの。
しかし、こういった予知の場合には回避の仕様がある。』
「回避?」
『そうじゃ、今夜からしばらく別行動をとってもらおうと思う。
他のパートナーには悪いが、お主には一旦タカギとは別で
城塞都市テシマを目指してもらいたい。』
「城塞都市テシマ?」
『わしらは一度城塞都市タカチに向かう。
お主はそのもう一つ先にテシマに向かって
そこで合流したいと考えておる。』
「なんだかよく状況が呑み込めていませんけど、
というかテシマとやらがどこにあるのかも知りませんけど・・・」
『お主にはそ奴がおるであろう。』
そういってシズネ先生はマリさんの方を見た。
『ヤスト様、テシマまでの道のりは案内可能です。』
「あっマリさんのことも既にお見通しってことか・・・」
『まぁわしのスキルはそういう性分でな。
とりあえず通信結晶もあるのじゃから
特に問題はないじゃろう。』
『城塞都市テシマに向かうのであれば、
私たちは一度城塞都市ヨシノを経由すればよいかと・・・』
マリさんが経路の提案をしてくれる。
それを聞いてシズネ先生も大きく頷いた。
『出発は今夜じゃ。
お主たち2人用に馬車を1台手配しておる。
食と住はそれでどうにでもなるであろう。
まぁ2か月後会う時には、
一層成長したヤストと会えることを信じておる。』
『え~~~先生!私たちパートナーチームはどうなるんですか?』
『どうもなりゃせんぞ、2か月後にはまた合流するでな。
まぁその後長めの休暇をヤストとそのパートナー達には
与えてやれるから心配せんでも大丈夫じゃて。』
ヒバリさんはパートナーチームで俺との同室を望んでいたので、
俺がしばらく先生のお使いという名目でタカギを留守にすることが
心もとないようだ。
「まぁはっきりいって俺は先生のスキルはすごいと思うし信用している。
今回の件もシズネ先生からのお使いだと思って、少しの間別行動させていただきます。」
『うむ。それじゃあ。またの~』
シズネ先生はとりあえず今夜9時ごろにヤックルが一度休憩で停まるので
その時に小型の馬車でタカギから離れ別行動するように段取りをしてくれたようだ。
こうして、俺がこの世界で初めて訪れた町?移動都市タカギを一度離れることとなった。
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マリさんと一緒に書斎でバタバタしていたが、
丁度、昼食の時間になったのでダイニングに向かった。
『ヤスト~。ありがとね。ヒマリは十分狩猟部隊でやっていけるわ!』
どうやら、ヒマリに狩猟部隊のことを色々と教えていたようだが、
そもそも、マリさんレベルの万能マリオネットになっていたら、
正直、普通の人間では太刀打ちできないだろう。
「ああよかった。まぁ色々と万能みたいだからなぁ~」
『ヤスト様、差し出がましいと思いますが、
ヒマリには一部情報制限をかけております。
もともとのヒマリの魔石には多くの命令コマンドがあったため、
魔力的な余力がなかったことと、
あまりにも知りすぎることは結果的にヒバリ様や他の皆様に、
ご迷惑になる可能性が高いと思案いたしました次第です。』
「えっつまり、マリさんほどの知識量はないってこと?」
『はい。ヒバリ様のご希望により索敵や狩猟特化の為、
魔法に関しましては探索系のみ、素材や魔物、
各地の地形データなどを主として記憶しております。』
「わぁ、ヒマリさんの話し方もマリさんそっくりだ。」
『魔石の違いはありますが、私たちはお互い、
ミサカ様におつくりいただいたマリオネットですので、
その性質は大変似通っております。』
なるほど、ミサカさん製だからと言われてなんだか納得してしまった。
『ちょいと、おじゃまするよ~~』
ダイニングでそんな会話をしていると、部屋の入り口から声が聞こえてきた。
少しすると、シズネさんが俺の部屋を訪ねてきた。
マリさんがきびきびとお茶を用意する。
ヒマリさんが席を準備し、シズネ先生をご案内する。
俺とヒバリさんは・・・席にただ座っていた。
『先生、もう戻られたんですか?』
ヒバリさんは先生が他の人よりも早くタカギに帰っていたため
訪ねてきてくれた。
『まぁわしゃそれほどタドコロに用があるわけじゃないからの~』
「ヒバリさんやお貸しいただいたマリオネットで、
この3日何不自由なく生活できました。」
『まぁそうじゃろう、そうじゃろう。
して、今日ここに来たのは、
少しヤストに話さなければならんことがあっての~』
「話さなければいけない事?」
『そうじゃ、儂もすべての未来を予知できるわけじゃありゃせん。
普段は特定の条件下で大体1週間先程度を見るのが普通じゃ。
もちろん魔力を込めて、そのものの未来を予知することもできるが、
わしができるのは特定の人間に対してであれば、
精々10年先程度までじゃ。
そこで、お主の未来も予知して追ったのじゃが、
今朝、状況に少し変化があってしまっての、
わしが認識していた状況と少しズレが生じてしまっておるのじゃ。』
「ズレですか?」
『そうじゃ。大きなくくりでのタカギは今後もかなり発展していく、
そこにお前さんのスキルによる魔物の素材に関する収益は
大きく影響しておるのは間違えない。
しかし、お主がタカギに居ってはならんという状況が合わせてあったのじゃ。』
「俺が居ないけど、俺の影響をうける??」
『ん~平たく言うと、お主がタカギに居った場合、
4日後にこのタカギは他の都市の刺客によってかなりの被害を負う。
そしてお主自身が殺されてしまうんじゃ。』
「えっ?4日後に俺が死ぬ?」
『まぁ確定じゃないが、儂が見た1年後のタカギには
当然、お主からの魔物素材の供給があったのじゃ。
じゃから正確には死んではおらんじゃろう。
しかし、同時に、このままいけば4日後に
お主が刺客に襲われるとの未来があるわけじゃ』
「襲われるけど死なない?」
『まぁそんな感じじゃの。
しかし、こういった予知の場合には回避の仕様がある。』
「回避?」
『そうじゃ、今夜からしばらく別行動をとってもらおうと思う。
他のパートナーには悪いが、お主には一旦タカギとは別で
城塞都市テシマを目指してもらいたい。』
「城塞都市テシマ?」
『わしらは一度城塞都市タカチに向かう。
お主はそのもう一つ先にテシマに向かって
そこで合流したいと考えておる。』
「なんだかよく状況が呑み込めていませんけど、
というかテシマとやらがどこにあるのかも知りませんけど・・・」
『お主にはそ奴がおるであろう。』
そういってシズネ先生はマリさんの方を見た。
『ヤスト様、テシマまでの道のりは案内可能です。』
「あっマリさんのことも既にお見通しってことか・・・」
『まぁわしのスキルはそういう性分でな。
とりあえず通信結晶もあるのじゃから
特に問題はないじゃろう。』
『城塞都市テシマに向かうのであれば、
私たちは一度城塞都市ヨシノを経由すればよいかと・・・』
マリさんが経路の提案をしてくれる。
それを聞いてシズネ先生も大きく頷いた。
『出発は今夜じゃ。
お主たち2人用に馬車を1台手配しておる。
食と住はそれでどうにでもなるであろう。
まぁ2か月後会う時には、
一層成長したヤストと会えることを信じておる。』
『え~~~先生!私たちパートナーチームはどうなるんですか?』
『どうもなりゃせんぞ、2か月後にはまた合流するでな。
まぁその後長めの休暇をヤストとそのパートナー達には
与えてやれるから心配せんでも大丈夫じゃて。』
ヒバリさんはパートナーチームで俺との同室を望んでいたので、
俺がしばらく先生のお使いという名目でタカギを留守にすることが
心もとないようだ。
「まぁはっきりいって俺は先生のスキルはすごいと思うし信用している。
今回の件もシズネ先生からのお使いだと思って、少しの間別行動させていただきます。」
『うむ。それじゃあ。またの~』
シズネ先生はとりあえず今夜9時ごろにヤックルが一度休憩で停まるので
その時に小型の馬車でタカギから離れ別行動するように段取りをしてくれたようだ。
こうして、俺がこの世界で初めて訪れた町?移動都市タカギを一度離れることとなった。
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