あやかし旅館、縁結びは四季ちゃんにおまかせ!!

八乙女 忍

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6 二度目のお客さん

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 今日は、田中さんというお客さんが来る。

 このお客さんは、二度目だ。前に来た時に四季ちゃんと会えなかったらしく今回こそはと意気込んでいる。

「田中様ようこそいらっしゃいました」

「今回こそは、四季ちゃんと会えるでしょうか?」

「それは、わたくしどもでもわかりません」

「ボクは、どうしても四季ちゃんに会いたいんです」

「会えれば良いですね!それではお部屋にご案内します」

「ありがとうございます」

 そして、田中さんは前と同じ部屋に泊まった。

 

 何で前は、四季ちゃんに会えなかったんだろうか?

 ボクの持って来た物がダメだったのかな?

 今回は、ボクが小さい頃初めて親に買って貰った物を持って来た。

 この車のオモチャは、ボクがずっと欲しかった物だ!

 このオモチャで、よく親に遊んでもらった思い出のオモチャ。

 ボクの中では一番親との思い出が詰まっている。

 これでも四季ちゃんが現れてくれなければ、もう諦めよう。

 ボクの願い事は、子供ができることだ!

 両親も、もう年だし病気もある。だから両親が生きている間に孫を見せてやりたい!

 だから四季ちゃん頼むから、今回こそはボクのところに現れてくれ!
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