復讐のナイトメア

はれのいち

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第三 覚醒

3-7

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「俺等は虐めで人生を滅茶苦茶にされた……しかも自殺サイトで集まってきた、人生詰んだ連中ばかりだ。だからだ、死ぬ前に高校ここのクソ教師や虐め大好きな奴らを道連れにしてやる」

そう言い放ち、男は切迫し小刻みに深呼吸をし、校長に近付き、震える手で校長の頭に拳銃を突きつけ、耳元で囁いた。

「貴様らだけ平々凡々と生活をしているのが気に入らね。だから……お前等クズ共は全員、

「かっ金なら払う命だけは見逃してくれ……」
カツラがズレているのも気にならない程に校長は必死に命乞いをする。

そんな命乞いをする校長に男は嘲笑いながら、校長の目の前にしゃがみこみ、ささめいた。
「端金を貰って何になる。精々、三途の川で使うくらいだろ」

更に男は一言付け加える。

「校長さんよ……お前は何年経とうがクズは治らないようだな。生徒より、自分の命優先か……」

不甲斐無い校長の姿をみて愕然とした生活指導担当の教師が生徒を開放するよう必死に願う。
「頼む……生徒だけでも解放してくれ」
しかし……その願いは叶いそうになかった。

「依田ちゃん、説明頼むわ……」

「はい! ようやく私の出番ですか……」

教師や生徒が余りの衝撃で言葉を失った。

というのも……その者は、この高校の事務職で働く女、依田君枝であった。

実は依田の兄もこの高校でイジメにより命を絶っていた。

 依田が、体育館で恐怖に怯える教師や生徒の姿をしばらく見つめ、ゆっくり歩き始めた。壇上に上がりマイクを握りしめ依田は話し始める。
 
「じっくり調べさせてもらったわ! この高校の腐った虐めの現況を……」

「これから……振り分ける!」
 
これから虐めを受けている生徒と虐めをしている生徒と、どちらでもない生徒に振り分けると言いだし、依田の言われるがままに振り分けられた。

「……俺はグレーゾーンか」
 浜家は、襟元を掴まれ真山と握りしめた手を引き離され、いじめられている方に連れて行かれそうになる。
「瞬!!……」 
「そのから手を離せ」
咄嗟に真山は、浜家を引きずり連れていく犯人に飛びかかる。

すると犯人の一味が、ナイフを取り出し浜家に近付き、必死に抵抗する彼女の太腿にナイフを突き刺した。

その瞬間、脳天を突き破るような激痛が全身に走り、彼女の泣き叫ぶ声が体育館に響き渡った。

「お前等……これはドラマや映画じゃねえ、抵抗する奴は死だ……」

「わかった……だから、これ以上彼女に手を出さないで下さい」

真山は、涙を堪えながら犯人に土下座をする。

「おい! そこの男子生徒静かにしろ!」

マイクを握りしめた依田が言い放つ。

「お前は確かグレーゾーンの奴だな……見て見ぬ振りする、お前等は一番悪党かも知れんな」と依田は俯きクスクスと冷笑している顔をあげる。

その彼女の表情は何かを企んでいるかのようだった。

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