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こちらの世界も変わらない?
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風のようにいや、まさしく風となって走る。
風の魔法で推進力をあげたり空気抵抗を減らし更には足を踏み込んだ瞬間に地面を硬化させ地面を蹴る時に抉らないように注意をしながらかなりの速度で駆けていく。
月明かりと聖剣の灯りの中走ると森らしきものが見えて来た。そこまで木の密度は濃くは無く普通に歩いて通る分には問題はなさそうだけどこの速度で走り抜けるにはなかなか骨が折れるだろうことがうかがえる。
聖剣の示す距離まではあと少しでこの森の中に目的の人が居るのはわかったし、方角ももう問題はないだろう。
聖剣に更に魔力を注ぎ込み光が少し強くなったのを確認してから目標との間にある邪魔な木々を斬り払う。
「【光竜牙】」
聖剣を振るうと共に眩い光が迸り木々を薙ぎ倒していく。
時間がなかったとはいえ随分と荒っぽく道を切り開いたけど万が一にも怪我だけはさせないよう50メートル程の余裕は持たせてあるから怪我はしていないだろう。細かい余波くらいはいくかもしれない、というよりも十中八九いくだろうけど生命には問題無いから大丈夫だよね。何かあっても治してあげればいいだけだし。
壮大な自然破壊の跡を走り抜け50メートルほどしか無い木々の間をすり抜ける。その間に威力があり過ぎて使い勝手の悪い聖剣を左の腰に戻しておく。
木々を抜けるとその場にいる全ての人が注目していた。
「なんだ?!何者だ!」
「チッ邪魔が入りやがったか。」
「…お前ら油断するなよ。相当な手練れらしい」
聖剣の能力の一つである翻訳機能が異世界でも正常に働いていることに少し驚きながらも目にした光景は向こうの世界でも何度か目にしたことがあるような光景だった。
豪華な馬車を中心に円陣を組む騎士らしき人達とその3倍以上はいそうな人数で馬車を囲っている集団盗賊(仮)。
どうやら世界は変わっても人間の中身は大して変わらないらしい。
「あー、とりあえず聞いておきたいんだけど馬車を中心に守ってるのが襲われてて襲ってる側は盗賊かなんかってことでいいのかな?」
聖剣の能力とパッと見た感じから間違い無いとは思うんだけど、確認しておくに越したことはないからな。
「お前は何者だ?」
「…殺れ」
騎士の隊長らしき人の誰何に今の自分の格好を思い出す。
全身黒尽くめで何百メートルも森を吹き飛ばした後に現れたら警戒するのも当然か…それに盗賊の首領らしき人は問答無用ってやっぱり悪人ってことでいいのかな?
「俺はそちらの馬車を守ってる方達が困ってるようなので助けに来ただけです。一応。
なるべく盗賊みたいな人達は捕縛したほうがいいですかね?それとも斬り捨てて問題無いですか?」
殺る気満々で五人程で囲みながらも時間差で飛来する矢を二本腰の後ろに付けた短剣を逆手に持ち逸らしながら声を出す。
盗賊の方は矢での狙撃も様子見らしく大した動揺もないままジリジリと包囲網を狭めていく。
「そこの首領らしき人物とニ、三人残してくれれば後は構わないが、できるのか?
出来るのなら助太刀してくれるなら大変ありがたいんだが」
今にも飛び出しそうな盗賊がなんとか飛びかかってくる前に回答を貰えてなんとか意思疎通できそうな事に安堵しつつ目の前にいる五人そして奥にいる弓を持った二人、そしてこちらの様子を見ているらしい魔法使いらしい他の盗賊よりも魔力が高い一人。役4分の1もの戦力を差し向けてくる盗賊に大歓迎だなぁなんて無駄なことを考えながらまずは目の前の五人を見る。
バスタード、斧、槍、ロングソードに片手剣と小盾
…中心にいる槍持ちを倒して奥にいる弓二人を倒してそのまま魔法使い、と間合い的に先に倒したほうがいいだろうけど、魔法使いがどうでるかが気になるな…
間合いとしては槍が一番不利だから先に倒すのは確定かな、その後はなるべく馬車の人たちを狙わせないためにも倒しておきたいけど、できるよな?
まあ、聖剣魔剣を抜くことは無いはず…無いよな?
そういえばこの世界に来てから初めての戦闘だけど大丈夫だろうか…
風の魔法で推進力をあげたり空気抵抗を減らし更には足を踏み込んだ瞬間に地面を硬化させ地面を蹴る時に抉らないように注意をしながらかなりの速度で駆けていく。
月明かりと聖剣の灯りの中走ると森らしきものが見えて来た。そこまで木の密度は濃くは無く普通に歩いて通る分には問題はなさそうだけどこの速度で走り抜けるにはなかなか骨が折れるだろうことがうかがえる。
聖剣の示す距離まではあと少しでこの森の中に目的の人が居るのはわかったし、方角ももう問題はないだろう。
聖剣に更に魔力を注ぎ込み光が少し強くなったのを確認してから目標との間にある邪魔な木々を斬り払う。
「【光竜牙】」
聖剣を振るうと共に眩い光が迸り木々を薙ぎ倒していく。
時間がなかったとはいえ随分と荒っぽく道を切り開いたけど万が一にも怪我だけはさせないよう50メートル程の余裕は持たせてあるから怪我はしていないだろう。細かい余波くらいはいくかもしれない、というよりも十中八九いくだろうけど生命には問題無いから大丈夫だよね。何かあっても治してあげればいいだけだし。
壮大な自然破壊の跡を走り抜け50メートルほどしか無い木々の間をすり抜ける。その間に威力があり過ぎて使い勝手の悪い聖剣を左の腰に戻しておく。
木々を抜けるとその場にいる全ての人が注目していた。
「なんだ?!何者だ!」
「チッ邪魔が入りやがったか。」
「…お前ら油断するなよ。相当な手練れらしい」
聖剣の能力の一つである翻訳機能が異世界でも正常に働いていることに少し驚きながらも目にした光景は向こうの世界でも何度か目にしたことがあるような光景だった。
豪華な馬車を中心に円陣を組む騎士らしき人達とその3倍以上はいそうな人数で馬車を囲っている集団盗賊(仮)。
どうやら世界は変わっても人間の中身は大して変わらないらしい。
「あー、とりあえず聞いておきたいんだけど馬車を中心に守ってるのが襲われてて襲ってる側は盗賊かなんかってことでいいのかな?」
聖剣の能力とパッと見た感じから間違い無いとは思うんだけど、確認しておくに越したことはないからな。
「お前は何者だ?」
「…殺れ」
騎士の隊長らしき人の誰何に今の自分の格好を思い出す。
全身黒尽くめで何百メートルも森を吹き飛ばした後に現れたら警戒するのも当然か…それに盗賊の首領らしき人は問答無用ってやっぱり悪人ってことでいいのかな?
「俺はそちらの馬車を守ってる方達が困ってるようなので助けに来ただけです。一応。
なるべく盗賊みたいな人達は捕縛したほうがいいですかね?それとも斬り捨てて問題無いですか?」
殺る気満々で五人程で囲みながらも時間差で飛来する矢を二本腰の後ろに付けた短剣を逆手に持ち逸らしながら声を出す。
盗賊の方は矢での狙撃も様子見らしく大した動揺もないままジリジリと包囲網を狭めていく。
「そこの首領らしき人物とニ、三人残してくれれば後は構わないが、できるのか?
出来るのなら助太刀してくれるなら大変ありがたいんだが」
今にも飛び出しそうな盗賊がなんとか飛びかかってくる前に回答を貰えてなんとか意思疎通できそうな事に安堵しつつ目の前にいる五人そして奥にいる弓を持った二人、そしてこちらの様子を見ているらしい魔法使いらしい他の盗賊よりも魔力が高い一人。役4分の1もの戦力を差し向けてくる盗賊に大歓迎だなぁなんて無駄なことを考えながらまずは目の前の五人を見る。
バスタード、斧、槍、ロングソードに片手剣と小盾
…中心にいる槍持ちを倒して奥にいる弓二人を倒してそのまま魔法使い、と間合い的に先に倒したほうがいいだろうけど、魔法使いがどうでるかが気になるな…
間合いとしては槍が一番不利だから先に倒すのは確定かな、その後はなるべく馬車の人たちを狙わせないためにも倒しておきたいけど、できるよな?
まあ、聖剣魔剣を抜くことは無いはず…無いよな?
そういえばこの世界に来てから初めての戦闘だけど大丈夫だろうか…
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