風と翼

田代剛大

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豊臣秀吉編:RESET

第6話 IR大阪メインエントランスにて

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片桐「さて、ステージ1を突破したのは100チーム中50チームとなりました!
ステージ2は、“ホッピングストーンオーシャン”です!
対岸まで到達すればステージクリアです!」

蒼月の光が差し込む海上には、対岸にかけて飛び石が浮いている。
カイト「この石をつたって向こう岸に行けばいいのか・・・」
大道寺「コイツはシンプルそうだな」
サラ「これもトラップがあるんじゃないの?」
ステージ1の電流を受けて、なかなかチャレンジしない参加者たち。
豊臣「とっとと渡れ、魚の餌にしちまうぞこのやろう!」
海中に人喰いザメがいることに気づく。
サラ「落ちたら死んじゃうじゃないの!」

その時、滝川一益が飛び石を駆け抜けようとする。
滝川「信長四天王として、これ以上無様な姿は見せられん!」
翼「あの人さっき失格したような・・・」
半分以上海をわたるが、飛び石の中にダミーがあり、それを踏んで海に落ちてしまう滝川。
滝川に殺到するサメ。

それを見て、ほかの参加者が一斉に飛び石を渡ろうとする。
車上荒らし「今だ!今なら仮に落ちてもサメは来ない!」
次々に海へ落ちていく参加者。

サラ「ひどい!ほとんどの石がダミーじゃない!
翼ちゃんの忍術でなんとかならない?」
翼「すいません、私、水だけは苦手でして・・・」

大道寺「向こう岸につけばいいんだろ・・・?オレが行こう。」
ウォンイク「君の体重ではあの浮き石は沈んでしまうぞ、ここは軽量級のサラくんが・・・」
慌てるサラ「大道寺くんありがとう!」
カイト「策はあるの?」
大道寺「まあな。小学生の頃、どうぶつ奇想天外のスタジオ観覧をしたこともある動物博士の俺に任せとけ」
サラ「そういや鈴木蘭々のサイン色紙持ってたわね・・・」
ウォンイク「あれはなんて種類のサメだい?動物博士」
大道寺「よくわからん。」
そう言うと、石を渡ろうとせず、ゆっくりと海に入っていく大道寺。

大きく息を吸い込むと海中に深く潜水をする。
サラ「あいつ何考えてるの!!??」
そのまま海中を泳いで、対岸にわたってしまう大道寺。
片桐「なんと、最初から石を渡らず対岸まで泳いでしまうというパワープレー!」
サラ「なんでサメに襲われなかったの?」
大道寺「サメの被害に最もあうのは水面で音を鳴らすサーファーらしい。
つまり静かに潜っちまえばサメは襲ってこねえ・・・」
ウォンイク「みのもんたに感謝だね」
片桐「さあ、メジロザメに襲われて半分以上が救急車で運ばれましたが、元気に次のステージに参りましょう!」



IR大阪天守閣
豊臣「ちょっと海に入れるサメが多すぎたな。ほとんど生き残ってねえじゃねえか。」
幸村「海遊館のサメ、ほとんど借りてきましたからね・・・
それよりも社長・・・イ会長がお見えになってます・・・」
豊臣「会長が・・・?」



IR大阪のメインエントランス
片桐「ステージ3はいよいよ舞台がIR大阪に移りまして“エビルズマンション”です!
部屋数2000の迷宮となっているこのビルの最上階を目指してください!」
リーゼントをセットしなおす大道寺「このビルって何階建てだ?」
インカムの安藤「図面だと88階建てです。」
空き巣「やってられるか!オレはエレベーターで行くぜ!」
オレオレ詐欺師「あ!オレも乗せろ!」
エレベーターの方へ駆け出すほかの参加者。
大道寺「行っちまったぞ」
ウォンイク「どうする、カイトくん」
カイト「エレベーターは絶対やめといたほうがいい・・・」
エレベーターホールの方から悲鳴が聞こえる。
カイト「ほら・・・」

片桐「言い忘れましたが、このビルには、みなさんを襲う刺客がいます!
彼らに捕まらないように最上階まで登ってください!」
なぜかまだ参加している滝川「その者をこちらが退治してもいいのか?」
片桐「可能ならば結構ですが・・・」
滝川「よいのだな!ようし、見ておれ、拙者が成敗してくれる!」
片桐「ちなみに、刺客が接近している際には、みなさんのリングが警報を発しますので、ぜひ活用してください。」

すると、エントランスの参加者全員のリングが鳴る。
翼「来る・・・!」
滝川「ぎゃああああ無念だああああ!」
滝川が人形のように勢いよく、こちらに放り投げられてくる。
闇の中から、ショットガンとサングラスを装備した、無骨な男が姿を現す。
用心棒(平八郎)「犯罪者どもめ・・・貴様らに今日を生きる資格はねえ。」
カイト「あいつは・・・!」
翼「聚楽第のターミネーターですよ!」

怪盗ルポン「なんだね、相手はたったひとりじゃないか」
ビリー「HAHAHA!YOUは西部劇名物ダイナマイトでボンバー!」
カイト「向こうもやばいぞ!みんな伏せろ!」
ダイナマイトを投げつけるビリー・ザ・キッド。
大爆発。
傷一つ負っていない本田平八郎忠勝。
ビリー「ヒーハー!?モンスターね!!」
平八郎「ライダーキック!」
ビリー「ぶぎゃあああ!」
強力なドロップキックをくらってなぜか爆発四散するビリー。
次々と本多忠勝によってちぎっては投げられる参加者たち。
カイト「あれを倒すのは無理だ!逃げよう!!」



食堂に逃げ込むカイトたち
サラ「はあはあ・・・ここまでくれば・・・」
大道寺「おっバイキングがあるぜ!夜食でもつまもうぜ」
サラ「わあ、美味しそう!」
ウォンイク「オールスター感謝祭を思い出すねえ」
カイト「じゃ、ここで一旦休憩しようか・・・」
ゼリーをスプーンで救うサラ「なにしろこのビルはでかいから、あのミノタウルスにもそうそう出会わない・・・」
スプーンですくったゼリーが揺れる。
ウォンイク「?」
壁に平八郎の影が写っている。
5人のリングが鳴る。
逃げ出すサラ「なんで・・・!!」
インカムから安藤「おそらく、みなさんのリングが発信機になって相手に伝わっているんだと思います。」
リングに手をかける大道寺「こいつを外しちまおう!」
カイト「いや失格になると思う!」
大道寺「くそが!」



天守閣のVIPルーム「帝王裏の間」
日韓を支配するフィクサー、イ・スンシン会長「大変だったな・・・」
豊臣「すいません、なかなか挨拶できなくて・・・
会長の御尽力で、“計画”は順調に進行中です。」
「気にせんでいい・・・弟は元気か」
「ええ・・・会長によろしくと言っていました。」
「計画の後はどうするんだ?・・・韓国こねえか?若い衆もいるからよ。」
「ありがとうございます・・・」
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