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第四章 真紅の翼――CRIMSON WING
32日目③
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細胞修復機から出るミグ
技師「お疲れ様でした。これで終了となります。」
胸を触るミグ「本当に治った・・・あのグロテスクな跡が・・・!」
目が潤むミグ「絶対消えないと思ってたのに・・・」
待合室にかけ出すミグ
ミグ「ライト!見てくれ、私の傷が・・・あれ?いなくなっちゃった・・・」
ヴィン「やあミス・チオルコフスキー、さらに美しくなりましたね!」
「あ、ありがとうございます・・・あのライトは?」
「さあ・・・退屈で帰っちゃったんじゃないですか?」
「なんだよあいつ・・・せっかく私が綺麗になったのに・・・」
「あいつはそういう男です。では行きましょうか。」
「え?」
「決まっているじゃないですか。・・・パーティですよ。」
・
プロメテウスタワーの機械室
ライトを縛り付ける看護婦「抵抗しなければ傷つけはしないわ・・・」
ライト「嘘つけ、どうせ針ブッ刺したりするんやろ」
看護婦「あとでね・・・」
看護婦の制服を脱ぎ出す若い女性
「あんたなにしてんの?」
「着替えてるのよ、あなたもするでしょ」
女性バーテンダーのような衣装を着る。
「じゃあ私はパーティに行ってくるから。そこで待ってなさい」
手のひらサイズの改造銃に銃弾を装填する。
「そんなおもちゃでなにをするんや?」
「・・・社会を平等にするの・・・」
・
プロメテウスタワーのパーティ会場。
司会「いよいよ太陽系最大の航空ショーが明日開催されます!
今夜はみなさん存分にお楽しみください!」
土星の政財界の名だたるセレブが談笑している。
胸元の開いたドレスを着るミグ「こんなパーティに参加するの子供の時以来です・・・」
ヴィン「ドレスお似合いですよ」
ミグ「あの・・・なんでそんなに私に優しくしてくれるんですか?」
ヴィン「だってこんな美しい女性がいたら誰だって心を奪われますよ」
「そんなこと私一度も言われたこと・・・」
「冥王星の男は女性を見る目がないんじゃないですか?
それにあなたはクールなように見えてとっても優しそうだ。」
「そんなことは・・・」
「いいえ、おおらかで気が長くなければライトとなんか付き合えませんよ。」
「それは・・・まあ・・・そうなのかなあ」
「あいつ本当に自由でしょ?好き勝手なことばっかやって生きてる。昔からそうだった・・・」
「あの・・・ライトとは何かあったんですか?」
ミグが尋ねようとすると、美女をはべらせた軍人がヴィンに話しかけてくる。
将軍「やあヴィン。今夜はまた美人をつれてるじゃないか!」
ヴィン「アトラス将軍。あんたも妻子がいながら愛人を引き連れてご機嫌ですね」
将軍「はっはっは・・・ミラージュの明日の実演、楽しみにしているよ。」
ミグ「ミラージュ?」
ヴィン「ああ、うちで作っている最新鋭の戦闘機・・・」
将軍「我が軍はいい兵器には金は出し惜しみしない。頑張りたまえ・・・」
ヴィンから離れ、ほかのに声をかけるアトラス将軍。
将軍「ひさしぶりだなホイヘンス議員、今夜はまた美人を連れているじゃないか」
議員「将軍こそ美女に囲まれて・・・」
将軍を見つめるヴィン「あの様子じゃ買わねえな。コンバットプルーフだよ。
パイロットなしの戦闘機が的確に任務をこなすか信じてないんだ。アナクロ世代め。」
ミグ「仕方ないですよ。無人戦闘機なんて導入したら軍人がみんな失業しちゃいます。」
ヴィン「それっていけないことなのかな・・・戦場で死ぬ兵士がいなくなるんだよ?」
ミグ「すべての星がその兵器を導入すれば・・・そうなるかもしれませんね・・・」
ヴィン「いずれそうなるって。ミラージュは戦争を変えるよ。
きっと未来の宇宙戦争は誰も死ななくなる。」
ミグ「・・・・私はライトにいろいろな星に連れてってもらって、星によって様々な事情を抱えていることを知りました・・・中には兵器を買う余裕すらないとても貧しい星もあった・・・
一部の国家が強力な武器を持つことで世界全体の均衡状態が崩れて緊張状態になることだってある。もしその戦闘機が無分別な独裁国家やテロリストに渡ったら・・・?
自分の手を全く汚せずに他人を殺せる危険なおもちゃを子供が手に入れてしまったら?」
「・・・それは・・・」
優しく諭すように喋るミグ「絶対ないといいきれますか・・・?」
二人のもとにグラスを乗せたトレーをもった女性が近づく。
女性バーテンダー「お飲み物はいかがですか?」
ヴィン「いや私は結構・・・」
バーテンダー「そうですか・・・」
バーテンダーの怪しい動きを察するミグ「!」
バーテンダーがトレーの裏でキューブ状のものを握っている。
すかさずミグがバーテンダーのトレーをハイキックで蹴飛ばす。
ミグに蹴られてトレーで隠された改造銃の照準がそれる。
ボタン(引き金)を押す殺し屋。
プシュッという静かな音とともに銃弾が発射される
美女の腰に腕を回し酔っ払っている将軍。
議員「アトラス将軍、奥さんに見つかったら殺されるんじゃないですか?」
将軍「はっはっは確かにそこらの反政府ゲリラよりもウチのかみさんは怖いな!」
将軍の尻に銃弾が突き刺さる。倒れる将軍。
議員「本当だったんだ・・・」
ヴィン「!!」
殺し屋スカーレット「ちっ!」
ミグ「頭を下げて!」
ミグに向かって改造銃を発射するスカーレット
銃弾がミグの肩をかすめる
ミグ「ぐわっせっかく傷を治したのにまたできた!」
ミグをかすめた銃弾が窓ガラスを割る。
異変に気づきパニックになるパーティ会場。
悲鳴を上げて客が逃げ出す。
会場のSP達をものすごいスピードであっさり倒していくスカーレット
ミグ(この女、殺しのプロだ・・・!)
ヴィンに銃口を向ける殺し屋
スカーレット「最期の言葉は?」
引きつり笑いのヴィン「きみ可愛いね・・・どっかの店で会ったっけ?」
スカーレット「ありがとう、さようなら」
殺し屋の腕を取るミグ
殺し屋「ぐっ!」
改造銃が床に落ち、すかさずヒールで踏み潰すミグ。
その隙にミグに頭突きをくらわす殺し屋
よろけるミグ
ミグから離れた殺し屋が太ももからナイフを取り出してミグに切りつける。
スレスレで殺し屋のナイフ攻撃をかわす。
バイキングのステーキナイフを取り応戦するミグ。
警報が鳴り拳銃を持った警備員がガラス張りの壁際の二人を取り囲む。
「武器を捨てろ!」
殺し屋とナイフで格闘するミグ「早く撃て!」
ミグの方へ撃ってくる警備員
身をかがめるミグ「こっちじゃないよバカ!」
すかさずミグから離れて割れた窓の淵に飛び乗る殺し屋
「私たちは宇宙一の発明家を拉致した・・・もうあなたたちの思い通りにはならない・・・」
ミグ「ライト・・・?」
窓から飛び降りる殺し屋「この勝負預けた」
ミグ「待て!!!」
・
殺し屋が消えたパーティ会場では厳戒態勢の警備員が無線で連絡を取り合っている。
パーティドレスのすそを引き裂くミグ「ライトがさらわれた!滑走路へはどう行くんだ!?」
警備員「滑走路は30階下のBフロアです」
ミグ「案内を頼む、あと武器を貸してくれ。そこまで殺傷能力が高くないもの、22口径がいい。」
警備員「32口径しかありません」
ミグ「じゃ、それ。貸してくれ。」
ヴィン「あんた一体何者?」
「ミグ・チオルコフスキー・・・冥王星の軍人だ」
・
プロメテウスタワー私設滑走路
滑走路にパラシュートで降下するスカーレット。
リンドバーグ号のハッチを開けてライトに銃を向けるスカーレット「離陸準備よ!」
ライト「・・・で、どこへいくんや?マクドナルドか?」
スカーレット「いいから早くしなさい・・・」
離陸準備をするライト「わ~ったから眉間にしわ寄せるのやめたらどうや?可愛い顔が台無しやで・・・そや、あんたの名前は?オレはライト。」
スカーレット「殺し屋が本名明かすわけ無いでしょ。」
「ふ~ん・・・で何人殺したんや?」
リンドバーグ号のコックピットに乗り込むスカーレット「・・・失敗した」
「プークスクス」
ライトの後頭部を押さえ操縦桿に思い切り叩きつけるスカーレット。
ライト「あいた~~~!!」
スカーレット「信じてくれた?さあ出発よ」
リンドバーグ号が発進する。
滑走路へつながるエレベーターからその様子を眺めるヴィンとミグ
ヴィン「離陸してる!」
ミグ「!!」
ヴィンとミグが滑走路にたどり着くと同時にリンドバーグ号が離陸する。
ヴィン「間に合わなかったな・・・」
ミグの方を振り向くヴィン「なにしてる?」
イエーガー号に乗り込むミグ「ライトを追う!」
ヴィン「え?」
イエーガー号に乗り込むヴィン「なんでオレまで・・・」
計器をいじくるミグ「ライトの友達だからだよ。」
ヴィン「で・・・あなた操縦できるの?」
ミグ「訓練で一度乗った。落ちた。」
ヴィン「・・・じゃ僕とかわってくれる?」
・
首都カッシーニの上空。
リンドバーグ号を追いかけるイエーガー号
リンドバーグ号コックピット
計器が後方からイエーガー号が接近していることを表示する。
ライト「あ、あいつや」
スカーレット「ちっ追いかけてきたわ・・・速度を上げて」
ライト「ニャハハ!オレの船があいつに抜かれると思うか?
「え?」
「シートベルトしたほうがいいで。」
ラムジェットエンジンを起動させ吹っ飛んでいくリンドバーグ号
イエーガー号をどんどん引き離す。
イエーガー号コックピット
ヴィン「なんだあれ!?」
ミグ「ラムジェットだ・・・!」
どんどん引き離される
ミグ「見失うぞ!これ以上スピード出ないのか!?」
ヴィン「こういう仕様ですから・・・」
ミグ「このスイッチは?」
ヴィン「あ、それは試作品のスペシャルエンジンだから押しちゃ・・・」
ミグ「もう押した」
イエーガー号の翼が引っ込みロケットエンジンが火を噴く。
一方向に猪突猛進するイエーガー号。
イエーガー号の前に高層ビルが現れる。「ホテル不夜城」
ヴィン「ぶつかる!」
助手席から操縦桿に手を伸ばし切ろうとするミグ「よけろ!」
音声ガイド「このモードではヨーイングできません」
ホテルのスイート
若いセレブのカップルがベッドの上で抱き合っている。
女「愛してるわダン・・・」
男「オレは危険な男だぜ・・・?」
部屋に突っ込んでくるロケットモードのイエーガー号。
吹っ飛ぶ裸のカップル。
イエーガー号のコックピット。
席の上からポンと酸素マスクが落ちてくる。
ミグ「なんか野暮なことしちゃったな」
ヴィン「あんたがライトと付き合えるのわかった・・・ライト並みにメチャクチャなんだよ・・・」
技師「お疲れ様でした。これで終了となります。」
胸を触るミグ「本当に治った・・・あのグロテスクな跡が・・・!」
目が潤むミグ「絶対消えないと思ってたのに・・・」
待合室にかけ出すミグ
ミグ「ライト!見てくれ、私の傷が・・・あれ?いなくなっちゃった・・・」
ヴィン「やあミス・チオルコフスキー、さらに美しくなりましたね!」
「あ、ありがとうございます・・・あのライトは?」
「さあ・・・退屈で帰っちゃったんじゃないですか?」
「なんだよあいつ・・・せっかく私が綺麗になったのに・・・」
「あいつはそういう男です。では行きましょうか。」
「え?」
「決まっているじゃないですか。・・・パーティですよ。」
・
プロメテウスタワーの機械室
ライトを縛り付ける看護婦「抵抗しなければ傷つけはしないわ・・・」
ライト「嘘つけ、どうせ針ブッ刺したりするんやろ」
看護婦「あとでね・・・」
看護婦の制服を脱ぎ出す若い女性
「あんたなにしてんの?」
「着替えてるのよ、あなたもするでしょ」
女性バーテンダーのような衣装を着る。
「じゃあ私はパーティに行ってくるから。そこで待ってなさい」
手のひらサイズの改造銃に銃弾を装填する。
「そんなおもちゃでなにをするんや?」
「・・・社会を平等にするの・・・」
・
プロメテウスタワーのパーティ会場。
司会「いよいよ太陽系最大の航空ショーが明日開催されます!
今夜はみなさん存分にお楽しみください!」
土星の政財界の名だたるセレブが談笑している。
胸元の開いたドレスを着るミグ「こんなパーティに参加するの子供の時以来です・・・」
ヴィン「ドレスお似合いですよ」
ミグ「あの・・・なんでそんなに私に優しくしてくれるんですか?」
ヴィン「だってこんな美しい女性がいたら誰だって心を奪われますよ」
「そんなこと私一度も言われたこと・・・」
「冥王星の男は女性を見る目がないんじゃないですか?
それにあなたはクールなように見えてとっても優しそうだ。」
「そんなことは・・・」
「いいえ、おおらかで気が長くなければライトとなんか付き合えませんよ。」
「それは・・・まあ・・・そうなのかなあ」
「あいつ本当に自由でしょ?好き勝手なことばっかやって生きてる。昔からそうだった・・・」
「あの・・・ライトとは何かあったんですか?」
ミグが尋ねようとすると、美女をはべらせた軍人がヴィンに話しかけてくる。
将軍「やあヴィン。今夜はまた美人をつれてるじゃないか!」
ヴィン「アトラス将軍。あんたも妻子がいながら愛人を引き連れてご機嫌ですね」
将軍「はっはっは・・・ミラージュの明日の実演、楽しみにしているよ。」
ミグ「ミラージュ?」
ヴィン「ああ、うちで作っている最新鋭の戦闘機・・・」
将軍「我が軍はいい兵器には金は出し惜しみしない。頑張りたまえ・・・」
ヴィンから離れ、ほかのに声をかけるアトラス将軍。
将軍「ひさしぶりだなホイヘンス議員、今夜はまた美人を連れているじゃないか」
議員「将軍こそ美女に囲まれて・・・」
将軍を見つめるヴィン「あの様子じゃ買わねえな。コンバットプルーフだよ。
パイロットなしの戦闘機が的確に任務をこなすか信じてないんだ。アナクロ世代め。」
ミグ「仕方ないですよ。無人戦闘機なんて導入したら軍人がみんな失業しちゃいます。」
ヴィン「それっていけないことなのかな・・・戦場で死ぬ兵士がいなくなるんだよ?」
ミグ「すべての星がその兵器を導入すれば・・・そうなるかもしれませんね・・・」
ヴィン「いずれそうなるって。ミラージュは戦争を変えるよ。
きっと未来の宇宙戦争は誰も死ななくなる。」
ミグ「・・・・私はライトにいろいろな星に連れてってもらって、星によって様々な事情を抱えていることを知りました・・・中には兵器を買う余裕すらないとても貧しい星もあった・・・
一部の国家が強力な武器を持つことで世界全体の均衡状態が崩れて緊張状態になることだってある。もしその戦闘機が無分別な独裁国家やテロリストに渡ったら・・・?
自分の手を全く汚せずに他人を殺せる危険なおもちゃを子供が手に入れてしまったら?」
「・・・それは・・・」
優しく諭すように喋るミグ「絶対ないといいきれますか・・・?」
二人のもとにグラスを乗せたトレーをもった女性が近づく。
女性バーテンダー「お飲み物はいかがですか?」
ヴィン「いや私は結構・・・」
バーテンダー「そうですか・・・」
バーテンダーの怪しい動きを察するミグ「!」
バーテンダーがトレーの裏でキューブ状のものを握っている。
すかさずミグがバーテンダーのトレーをハイキックで蹴飛ばす。
ミグに蹴られてトレーで隠された改造銃の照準がそれる。
ボタン(引き金)を押す殺し屋。
プシュッという静かな音とともに銃弾が発射される
美女の腰に腕を回し酔っ払っている将軍。
議員「アトラス将軍、奥さんに見つかったら殺されるんじゃないですか?」
将軍「はっはっは確かにそこらの反政府ゲリラよりもウチのかみさんは怖いな!」
将軍の尻に銃弾が突き刺さる。倒れる将軍。
議員「本当だったんだ・・・」
ヴィン「!!」
殺し屋スカーレット「ちっ!」
ミグ「頭を下げて!」
ミグに向かって改造銃を発射するスカーレット
銃弾がミグの肩をかすめる
ミグ「ぐわっせっかく傷を治したのにまたできた!」
ミグをかすめた銃弾が窓ガラスを割る。
異変に気づきパニックになるパーティ会場。
悲鳴を上げて客が逃げ出す。
会場のSP達をものすごいスピードであっさり倒していくスカーレット
ミグ(この女、殺しのプロだ・・・!)
ヴィンに銃口を向ける殺し屋
スカーレット「最期の言葉は?」
引きつり笑いのヴィン「きみ可愛いね・・・どっかの店で会ったっけ?」
スカーレット「ありがとう、さようなら」
殺し屋の腕を取るミグ
殺し屋「ぐっ!」
改造銃が床に落ち、すかさずヒールで踏み潰すミグ。
その隙にミグに頭突きをくらわす殺し屋
よろけるミグ
ミグから離れた殺し屋が太ももからナイフを取り出してミグに切りつける。
スレスレで殺し屋のナイフ攻撃をかわす。
バイキングのステーキナイフを取り応戦するミグ。
警報が鳴り拳銃を持った警備員がガラス張りの壁際の二人を取り囲む。
「武器を捨てろ!」
殺し屋とナイフで格闘するミグ「早く撃て!」
ミグの方へ撃ってくる警備員
身をかがめるミグ「こっちじゃないよバカ!」
すかさずミグから離れて割れた窓の淵に飛び乗る殺し屋
「私たちは宇宙一の発明家を拉致した・・・もうあなたたちの思い通りにはならない・・・」
ミグ「ライト・・・?」
窓から飛び降りる殺し屋「この勝負預けた」
ミグ「待て!!!」
・
殺し屋が消えたパーティ会場では厳戒態勢の警備員が無線で連絡を取り合っている。
パーティドレスのすそを引き裂くミグ「ライトがさらわれた!滑走路へはどう行くんだ!?」
警備員「滑走路は30階下のBフロアです」
ミグ「案内を頼む、あと武器を貸してくれ。そこまで殺傷能力が高くないもの、22口径がいい。」
警備員「32口径しかありません」
ミグ「じゃ、それ。貸してくれ。」
ヴィン「あんた一体何者?」
「ミグ・チオルコフスキー・・・冥王星の軍人だ」
・
プロメテウスタワー私設滑走路
滑走路にパラシュートで降下するスカーレット。
リンドバーグ号のハッチを開けてライトに銃を向けるスカーレット「離陸準備よ!」
ライト「・・・で、どこへいくんや?マクドナルドか?」
スカーレット「いいから早くしなさい・・・」
離陸準備をするライト「わ~ったから眉間にしわ寄せるのやめたらどうや?可愛い顔が台無しやで・・・そや、あんたの名前は?オレはライト。」
スカーレット「殺し屋が本名明かすわけ無いでしょ。」
「ふ~ん・・・で何人殺したんや?」
リンドバーグ号のコックピットに乗り込むスカーレット「・・・失敗した」
「プークスクス」
ライトの後頭部を押さえ操縦桿に思い切り叩きつけるスカーレット。
ライト「あいた~~~!!」
スカーレット「信じてくれた?さあ出発よ」
リンドバーグ号が発進する。
滑走路へつながるエレベーターからその様子を眺めるヴィンとミグ
ヴィン「離陸してる!」
ミグ「!!」
ヴィンとミグが滑走路にたどり着くと同時にリンドバーグ号が離陸する。
ヴィン「間に合わなかったな・・・」
ミグの方を振り向くヴィン「なにしてる?」
イエーガー号に乗り込むミグ「ライトを追う!」
ヴィン「え?」
イエーガー号に乗り込むヴィン「なんでオレまで・・・」
計器をいじくるミグ「ライトの友達だからだよ。」
ヴィン「で・・・あなた操縦できるの?」
ミグ「訓練で一度乗った。落ちた。」
ヴィン「・・・じゃ僕とかわってくれる?」
・
首都カッシーニの上空。
リンドバーグ号を追いかけるイエーガー号
リンドバーグ号コックピット
計器が後方からイエーガー号が接近していることを表示する。
ライト「あ、あいつや」
スカーレット「ちっ追いかけてきたわ・・・速度を上げて」
ライト「ニャハハ!オレの船があいつに抜かれると思うか?
「え?」
「シートベルトしたほうがいいで。」
ラムジェットエンジンを起動させ吹っ飛んでいくリンドバーグ号
イエーガー号をどんどん引き離す。
イエーガー号コックピット
ヴィン「なんだあれ!?」
ミグ「ラムジェットだ・・・!」
どんどん引き離される
ミグ「見失うぞ!これ以上スピード出ないのか!?」
ヴィン「こういう仕様ですから・・・」
ミグ「このスイッチは?」
ヴィン「あ、それは試作品のスペシャルエンジンだから押しちゃ・・・」
ミグ「もう押した」
イエーガー号の翼が引っ込みロケットエンジンが火を噴く。
一方向に猪突猛進するイエーガー号。
イエーガー号の前に高層ビルが現れる。「ホテル不夜城」
ヴィン「ぶつかる!」
助手席から操縦桿に手を伸ばし切ろうとするミグ「よけろ!」
音声ガイド「このモードではヨーイングできません」
ホテルのスイート
若いセレブのカップルがベッドの上で抱き合っている。
女「愛してるわダン・・・」
男「オレは危険な男だぜ・・・?」
部屋に突っ込んでくるロケットモードのイエーガー号。
吹っ飛ぶ裸のカップル。
イエーガー号のコックピット。
席の上からポンと酸素マスクが落ちてくる。
ミグ「なんか野暮なことしちゃったな」
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