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10.Night head-1
しおりを挟む(嘘だ!)
エドウィナは信じなかった。
だが、続けざまにアルカードは
「まだ分からないかい?Edwina・NinonはAnnie・Windonのアナグラムさ。大方、君のお友達が並べ替えで付けた名前なのだろう。」
アルカードは語り出したアニーの出生を。
「元は3人家族だった。生物学を私は専攻していた。
この姿も私の研究による賜物だよ。力がみなぎってくる。この姿に変わってからかな。
私が人間の血を糧に生きる超人へと進化したのは。」
「超人?お化けの間違いよ。あなた正気じゃない!」
「いきりたつな、私はとある男性の子供をゾンビとも言うべき怪物にしようとしたのだ。
全ては研究の為にな。」
エドウィナにはアルカードへの殺意が芽生えていた。
「そんな目をするなよ。君の母、ジャニスは猛反対したよ。それは五月蝿かった。
邪魔なジャニスを殺害し、男性から子供を連れ去った。
君が先刻殺害したそこに横たわっている怪物がその子供だ。名はノーマン、ロバート・ヘイムダルの実子だ。」
母の死を知ったアニーは2度の自殺を図った。
一度目はリストカット、二度目は投身自殺である。
二度目の自殺の際に頭を強打し記憶喪失及び昏睡状態となっていたのだ。
疑問の氷解は続く。
(信じたくない。けどアイツの言葉には色々と辻褄が合ってしまう。だから、私が目覚めた時シュザンヌは一瞬口ごもったのか・・・
夢に出てきた少女は子供の頃の私だったんだ。
昏睡状態になった際に、私は顔を整形された。
だから、アルカードは直ぐに私を発見出来なかった。
更に記憶も失っていた事を知ったシュザンヌとスペンスは私に別の人間として生きてもらいたくて本名を隠そうとしたんだ。
コイツから私を・・・。守ってくれていたんだ。)
「あ・・・あ。」
言葉が出なかった。
「さて、アニー。いや、エドウィナと呼ぶべきかな?
私は君の持つ『力』と君が母から託されたであろう『力』を制御する薬の調合法が書かれた書類が欲しい。」
「ちから・・・?何の事?」
と問うエドウィナ。
「ナイトヘッドさ。」
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