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ルトガーの章
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見学にきたランディはそのまま竜の探索者に加わる事にしたようだ。今の増築が済んだら入居してくるとのこと。増築は順調で最初にブラッドの仕事場が出来上がる予定だ。ブラッドは暇にあかして、誰も手を付けていない3階の部屋を片付けていた。三階の一番広い部屋は3人くらい住めそうな広さで小さなキッチンまでついていた。ニーアとマルクは新居が出来るまでそこに住むことになった。
他の部屋は一番広い部屋とは廊下を隔てていて4部屋、そっけないベッドの枠と机、小さなクローゼットの部屋だった。アキラとルトガーは小さな依頼をこなしてその部屋用のマットレスをウルリッヒ商会から格安で購入した。
『そのぐらいは手伝わせろ』
とラルフが言ったので、ルトガーは甘えることにしたのだ。色々な家事を好むブラッドはニーアと気が合うようで、二人で台所に立ったりしている。オールは敷地内にある果樹園に椅子をおいて一日思索にふけっている事が多い。
そんな平穏な日々だったのだが、一通の手紙がアキラに届く。
「…読めん」
オールが好奇心を露わにアキラの手元を見る。
「これどこの文字だ?」
テーブルに手紙を置いたとたん、ルトガーがテーブルから飛んで離れた。
「どうした?」
アキラがルトガーに聞く。
「その手紙、っていうより文字もしくはインクがおかしい。刺すみたいな痛みがある」
「ふむふむ」
オールがその手紙を読みながら手紙に手をかざした。
「大神官エコーの名において 『迎えに来い、後始末をしろ』、って書いてありますね。これは我々が使う呪い文字です。アキラ以外の人間が読んだらフラフラ行動したでしょうね。アキラの目には効果ないですね」
アキラは少し考えていた。
「ランディの目にも効果はない?」
「ないです。ルトガーは反射的に距離を取ったでしょ?この家にいるならマルクか、ニーア、エドガーが危なかったですね。私とブラッドは特殊な呪い除けの腕輪していますから。ブラッドが採算度外視で作った呪い除けの腕輪です」
オールは暫く考えていたが動き始めた。
「こんないたずらを仕掛けたバカを連れてきます。ブラッド」
ブラッドは頷いて二種類の腕輪を渡す。腰につけていた 革袋 マジックバッグ の中から出したようだ。
「捕縛が緑、魔法無効化が黄色」
「ありがとう、ブラッド」
ルトガーがぼそっという。
「あれじゃないの、フェイス。巡礼についてきた神官の子」
オールは少し考えていた。
「ビンゴでしょうね。あの呪い文字の大神官云々は神殿のものが使う決まり文句ですから」
そういいながらオールは家を出て行った。アキラは溜息をついている。
「ああいう奴は厄介事しか持ってこない」
ああいう奴、がフェイスのことなのはルトガーにもわかった。
士官学校分校から帰宅したエドガーが見たのは見知らぬ少女とその少女を膝の上に腹ばいに置いてスリッパでお尻を叩いてるオールの姿だった。
「何、あれ?」
アキラはテーブルで溜息をつきながらマグカップで紅茶を飲んでいた。
「慮外者に対するお仕置き。なんかエルフのルール破りしたらしい。手首にはまってるのが捕縛の腕輪。足首のは魔法無力化、らしい」
いつもは緩やかに笑っているオールが無表情で一定のリズムで、力いっぱい女の子のお尻を叩いてるずはシュールだった。帰ってから一言も発せずあの態勢らしい。今は既にエルフ語のうわごとが口から洩れているだけのフェイスであった。ニーアはそれを漏れ聴いて
『いたずらっ子は躾けられるものだものね…』
と深くため息をついていた。
他の部屋は一番広い部屋とは廊下を隔てていて4部屋、そっけないベッドの枠と机、小さなクローゼットの部屋だった。アキラとルトガーは小さな依頼をこなしてその部屋用のマットレスをウルリッヒ商会から格安で購入した。
『そのぐらいは手伝わせろ』
とラルフが言ったので、ルトガーは甘えることにしたのだ。色々な家事を好むブラッドはニーアと気が合うようで、二人で台所に立ったりしている。オールは敷地内にある果樹園に椅子をおいて一日思索にふけっている事が多い。
そんな平穏な日々だったのだが、一通の手紙がアキラに届く。
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「どうした?」
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「その手紙、っていうより文字もしくはインクがおかしい。刺すみたいな痛みがある」
「ふむふむ」
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「大神官エコーの名において 『迎えに来い、後始末をしろ』、って書いてありますね。これは我々が使う呪い文字です。アキラ以外の人間が読んだらフラフラ行動したでしょうね。アキラの目には効果ないですね」
アキラは少し考えていた。
「ランディの目にも効果はない?」
「ないです。ルトガーは反射的に距離を取ったでしょ?この家にいるならマルクか、ニーア、エドガーが危なかったですね。私とブラッドは特殊な呪い除けの腕輪していますから。ブラッドが採算度外視で作った呪い除けの腕輪です」
オールは暫く考えていたが動き始めた。
「こんないたずらを仕掛けたバカを連れてきます。ブラッド」
ブラッドは頷いて二種類の腕輪を渡す。腰につけていた 革袋 マジックバッグ の中から出したようだ。
「捕縛が緑、魔法無効化が黄色」
「ありがとう、ブラッド」
ルトガーがぼそっという。
「あれじゃないの、フェイス。巡礼についてきた神官の子」
オールは少し考えていた。
「ビンゴでしょうね。あの呪い文字の大神官云々は神殿のものが使う決まり文句ですから」
そういいながらオールは家を出て行った。アキラは溜息をついている。
「ああいう奴は厄介事しか持ってこない」
ああいう奴、がフェイスのことなのはルトガーにもわかった。
士官学校分校から帰宅したエドガーが見たのは見知らぬ少女とその少女を膝の上に腹ばいに置いてスリッパでお尻を叩いてるオールの姿だった。
「何、あれ?」
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「慮外者に対するお仕置き。なんかエルフのルール破りしたらしい。手首にはまってるのが捕縛の腕輪。足首のは魔法無力化、らしい」
いつもは緩やかに笑っているオールが無表情で一定のリズムで、力いっぱい女の子のお尻を叩いてるずはシュールだった。帰ってから一言も発せずあの態勢らしい。今は既にエルフ語のうわごとが口から洩れているだけのフェイスであった。ニーアはそれを漏れ聴いて
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と深くため息をついていた。
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