社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

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ルート分岐などない

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「私としてはどちらでも構いません」

……と言いたいところですが、まあそれは建前です。と、エルヴィンは清々しい迄の笑顔でこう言った。

「現地で相手を見つけてくるのが面倒なので、是非とも同行願えませんか?」
「でもレイノルドってモテるだろ?黙ってても抱かれたい奴らがうじゃうじゃ寄ってくるんじゃ…」
「以前はそうでしたが、今はもう選り好みが激し過ぎて全拒否ですよ。あの人のお眼鏡にかなう相手を見つけてくるのは本当に大変なんですから」
「レイノルドの好みって…」
「あなたみたいなタイプを探してくるの、かなり重労働なんですよ」

わかります?私の苦労が、とエルヴィンはスッと目を細める。ごめんなさい、ちょっとわからないです…


「でも俺がついてくと、その、向こうの国の人?獣人?に抱かれないといけないんだろ?」
「まあそうなるでしょうね」
「獣人て、えーと、どんな感じなの…?」
「見た目ですか?それとも種族として?」
「それもあるけど、セックスとか…」
「まあ苛烈でしょうね。獣人といっても個体差がありますから一概には言えませんが、少なくともこれから会われる予定の方はかなりの…」
「かなりの?」
「性豪ですね」
「おう…」

どうしても抱かれないとダメ?と念押しする龍之介に、エルヴィンは若干気の毒そうに「そうですね」と頷いてみせる。

「確かにあなたは虚弱ですし、あの方の相手をおひとりでこなすのは些か無理があるとは思います」
「そんなに?それ俺死ぬやつじゃない?」
「まあその可能性もなくはないですね」
「駄目じゃん!俺が死んでもいいの!?」
「よくはありませんけど」
「けど!?」
「仕方がないかなあって」
「………………」

俺の命の価値って…と絶望する龍之介に対して、エルヴィンは「冗談ですよ」と微笑みかけてくる。全然冗談に聞こえなかったんですけど!?

「私も今あなたに死なれるのは困ります。なので、傾向と対策はきちんと立てていきましょうね」
「エルヴィンさんて、優しいようで、優しくないよな…」
「優しいですよ、少なくともあなたにはね」
「そうかなぁ…」

そうですよ、とエルヴィンは微笑む。それとも屋敷に残りますか?と例の貞操帯片手に尋ねてくるあたり、やっぱり優しくなんてないよなと龍之介は確信する。

「無理ですよ、三ヶ月もオナ禁なんて耐えられる気がしない」
「でもあなた、射精なしでもイケるでしょう?」
「うん?」
「このアナルプラグはお飾りみたいなものです。外そうと思えば簡単に外れる。だから厳密に言えば浮気セックスは可能なんですよ」
「…………でも、勃起したら痛いじゃん」
「相当圧迫されるでしょうね。それに排泄も座ってしか出来ません。下着も別のものを用意しなければいけないでしょうね」
「別のものって…」
「女性ものの下着を御用意しますよ。そのままでは汚してしまうでしょうしね」
「………………」

ますますつけたくなくなってきた。
こういうのを前門の虎後門の狼というのだろうか…


「まあなんだかんだ危なくなったら、レイノルド様が助けて下さると思いますよ。あれでかなりあなたのことは溺愛していますから」
「そうかなあ…」
「それより寧ろ、屋敷に残った方が問題になるかと」
「え、なんで?」
「本当、何ででしょうねえ…」

まだわからない方が幸せですよとエルヴィンは言う。
よくわからないが、わからなくていいというならそれでいいだろう。今は極力余計なことは考えたくない龍之介であった。
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