社畜サラリーマンの優雅な性奴隷生活

文字の大きさ
182 / 244

状況把握

しおりを挟む
「魔人の操る触手には催淫効果があるそうですよ」
「ああ…どうりで…」

あの触手はレイノルドの中にいる魔人の眷属(?)だったらしい。ひと通りの辱めを受けた後、「時間ですよ」と素知らぬ顔で入ってきてくれたエルヴィンによって助け出された龍之介は、自室のベッドの上で納得の溜息を漏らす。

「スピネルに使われた媚薬と似てんなって、ちょっと思ったんだ…」
「魔人と他種族が交わろうと思ったら、あのくらいの強い精神麻痺状態に陥らなければ物理的に不可能なんですよ」
「へええ…」
「特に、魔力量に差があると傍に寄るだけで怖気が走るでしょう?よくここまで慣れたものだと思いますよ、実際」
「え、もしかしてそれ、俺に対して言ってます?」
「ええ。普段は眠っておられますが、目を覚まされると途端に気配が一変しますから、屋敷の者たちも最初は怯えてしまって大変でした」
「魔人てやっぱ、怖いんだなぁ」
「……他人事のように言いますね」

これからあの魔人と子作りしようと言うのに、とエルヴィンはしれっととんでもないことを口にする。

「……え?いや、子作りはレイノルドと…」
「表向きはそうでしょうけど、実際は混じると思いますよ。出産の危険性に関しては、まだなんとも言えませんが」
「……俺、夜通し触手の相手してて疲労困憊で今すぐにでも寝たいなって思ってたんだけど」
「はい」
「そこんとこ、詳しく教えてください…」
「そうですね。折角ですし、この機会に色々説明しておきましょうか」


そう言って、エルヴィンは重要なことをかいつまんで教えてくれた。




「ええ……そっか、ダームウェルにそんな事情が…」
「恐らくは、かねてより探していた人物の情報で白の魔人に誘い出されたのだと思います。あの方はその情報を得る為に下界に降り、魔人としての能力を捨ててまで貴族の使い走りのような真似をしていたのですから」
「ダームウェルのそばにいても全然平気なのって、魔人としての能力を失ってるからってこと?」
「正確には、何処かに封じてあるのだとは思いますが……そのおかげで殆どの者があの方の正体に気付くことはありませんね」
「(確かに、セックスしても全然平気だったしなあ…)」
「(何を考えてるか察した顔)」

ダームウェルとレイノルドの2対1だったからこそ分があると踏んでいた勝負だった。
にも関わらず蓋を開けれてみればその有様でしたから、レイノルド様も相当苦戦なさったようでして、とエルヴィンは続ける。

「…で、倒し切れずに已む無く自分の中に封じたってこと?」
「まあ、どんな密約を交わしたのかまでは承知しておりませんが、だいたいの想像はつきます。あの魔人は自分の子供が欲しいのですよ。その為に、あなたとレイノルド様を利用しようとしている」
「自分の子供って……でもレイノルドの体の中に間借りしてるだけの状態ですよね?そんなんでセックスして孕ませたって、自分の子供って言えんのかな…?」
「そこはもう、あの魔人にしか判断出来ない基準があるのですよ」

とにかく自分の子供をつくる、という呪いにあの魔人は取り憑かれている状態ですから、とエルヴィンは言った。その顔には、なんともいえない憂いを含んでいるように龍之介には見えた。


「…………もしかして、エルヴィンさんてあの魔人と元々知り合いだったりします?」
「どうして、そう思うのです」
「なんか、……まぁ、なんとなく?ですけど…」

言いたくないのなら答えなくて全然いいんですけど、とすぐに話題を変えようとした龍之介であったが、エルヴィンは意外にも「そうですね」とあっさり龍之介の指摘を受け入れる。

「知り合いではあります。といっても、こちらが一方的に知っているだけでしょうが」

昔、姉があの魔人に孕まされ、臨月を待たずに亡くなったのですよ、とエルヴィンはまるで世間話のようにさらりとそう告げたのであった。
しおりを挟む
感想 33

あなたにおすすめの小説

過保護な父の歪んだ愛着。旅立ちを控えた俺の身体は、夜ごとに父の形で塗り潰される

中山(ほ)
BL
「パックの中、僕の形になっちゃったね」 夢か現か。耳元で囁かれる甘い声と、内側を執拗に掻き回す熱。翌朝、自室で目覚めたパックに、昨夜の記憶はない。ただ、疼くような下腹部の熱だけが残っていた。 相談しようと向かった相手こそが、自分を侵食している張本人だとも知らずに、パックは父の部屋の扉を開く。 このお話はムーンライトでも投稿してます〜

異世界のオークションで落札された俺は男娼となる

mamaマリナ
BL
 親の借金により俺は、ヤクザから異世界へ売られた。異世界ブルーム王国のオークションにかけられ、男娼婦館の獣人クレイに買われた。  異世界ブルーム王国では、人間は、人気で貴重らしい。そして、特に日本人は人気があり、俺は、日本円にして500億で買われたみたいだった。  俺の異世界での男娼としてのお話。    ※Rは18です

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

一人の騎士に群がる飢えた(性的)エルフ達

ミクリ21
BL
エルフ達が一人の騎士に群がってえちえちする話。

【完結済み】準ヒロインに転生したビッチだけど出番終わったから好きにします。

mamaマリナ
BL
【完結済み、番外編投稿予定】  別れ話の途中で転生したこと思い出した。でも、シナリオの最後のシーンだからこれから好きにしていいよね。ビッチの本領発揮します。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

身代わり召喚された俺は四人の支配者に溺愛される〜囲い込まれて逃げられません〜

たら昆布
BL
間違って異世界召喚された青年が4人の男に愛される話

処理中です...