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狐と龍の混合
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さて、散々レイノルドの上で盛って精も根も尽き果てたその後、はたと龍之介は我に返った。
「やばっ、放置しちゃってんじゃん!!」
がばりとレイノルドの上から起き上がり、そのままベビーベッドのそばまで這うようにして移動する(腰が立たなかった…)。柵につかまって漸く中を覗き込んでみれば、何故かそこには我が子と、その隣に寄り添うようにすやすやと寝息を立てている赤子ほどの獣の姿があった。
「…………………???」
え?なにこれ、どこから侵入してきたの??
ぽかんと口を開け放心していたのも束の間、次の瞬間龍之介はサッと青ざめる。いやいや、ダメだろ!危ないだろ!?普通に不審だろこんな物体!!
慌ててその獣を退かそうと手を伸ばした龍之介だったが、「やめておけ」とレイノルドに制されてしまう。なんで?と顔だけで振り返ると、全裸のレイノルドがいつの間にかぴたりと背後に立っていた。こわっ、気配消してくんなよな、もう…
「それは魔人が擬態したものだ」
「………………へっ?」
擬態?何に?これに?魔人が???
「悪い、意味が全然わかんねえんだけど」
「盟約を結んだのだ。魂と存在を懸けた謂わば命の盟約だな。だから心配はいらない」
「いや、だからぁ………それじゃ全然説明になってないっつーの…」
つまりなんだ?この獣の中にはレイノルドの中に封じてたはずの魔人の魂?人格?がそっくりそのまま入ってるってこと?
「でも、危険なんだろ魔人って」
「弱体化した状態でも国ひとつくらいなら簡単に滅ぼせるな」
「いやー…なんでそんな危険なもんを我が子の隣に置いて冷静でいられるんだよ…」
てか、なんでお前の中から出てきてんの!?そんな簡単に出しちゃえるもんだったの!?と声を荒げると、シーと人差し指で口元をおさえられた。あ、うるさいって?そりゃごめんだけどさ…!
「真意が判明してからは、そういう約束だったからな。とは言え出産までは何があるかわからない。生まれてくる子が魔人の望むモノであるかどうかの確証もなかった。まあ姿形は変わってしまったが、どんな姿でもそばにいられればそれでいいと言うので盟約を結んだのだ。故に、今のそれは決してその子を傷つけることはない」
むしろ、それは最強の護衛になると思うぞ、とレイノルドは真顔でとんでもないことを言った。え、なにこれ全然話についていけてないんですけど、誰かちゃんと説明出来る人連れてきてー!エルヴィンとかスピネル、大至急で召喚してきてーー!!と、切に望む龍之介であった…
「やばっ、放置しちゃってんじゃん!!」
がばりとレイノルドの上から起き上がり、そのままベビーベッドのそばまで這うようにして移動する(腰が立たなかった…)。柵につかまって漸く中を覗き込んでみれば、何故かそこには我が子と、その隣に寄り添うようにすやすやと寝息を立てている赤子ほどの獣の姿があった。
「…………………???」
え?なにこれ、どこから侵入してきたの??
ぽかんと口を開け放心していたのも束の間、次の瞬間龍之介はサッと青ざめる。いやいや、ダメだろ!危ないだろ!?普通に不審だろこんな物体!!
慌ててその獣を退かそうと手を伸ばした龍之介だったが、「やめておけ」とレイノルドに制されてしまう。なんで?と顔だけで振り返ると、全裸のレイノルドがいつの間にかぴたりと背後に立っていた。こわっ、気配消してくんなよな、もう…
「それは魔人が擬態したものだ」
「………………へっ?」
擬態?何に?これに?魔人が???
「悪い、意味が全然わかんねえんだけど」
「盟約を結んだのだ。魂と存在を懸けた謂わば命の盟約だな。だから心配はいらない」
「いや、だからぁ………それじゃ全然説明になってないっつーの…」
つまりなんだ?この獣の中にはレイノルドの中に封じてたはずの魔人の魂?人格?がそっくりそのまま入ってるってこと?
「でも、危険なんだろ魔人って」
「弱体化した状態でも国ひとつくらいなら簡単に滅ぼせるな」
「いやー…なんでそんな危険なもんを我が子の隣に置いて冷静でいられるんだよ…」
てか、なんでお前の中から出てきてんの!?そんな簡単に出しちゃえるもんだったの!?と声を荒げると、シーと人差し指で口元をおさえられた。あ、うるさいって?そりゃごめんだけどさ…!
「真意が判明してからは、そういう約束だったからな。とは言え出産までは何があるかわからない。生まれてくる子が魔人の望むモノであるかどうかの確証もなかった。まあ姿形は変わってしまったが、どんな姿でもそばにいられればそれでいいと言うので盟約を結んだのだ。故に、今のそれは決してその子を傷つけることはない」
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