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竜宮編
窮奇登場
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浦島の案内によりうなばら村に着いた桃太郎一行
その村はきれいな海と自然豊かな所だった…とても鬼がいる気配すら感じない。
「綺麗な所ですが……」
浦島の顔を見る。
「ええっ見た目はすごくきれいですけどね……自宅に案内します」
浦島の自宅に案内されると母親と思わしき女性が出迎えてくれた。黒い髪をゆった綺麗な女性。
「おかあ ただいまお客さんだよ」
「あらあら 急いで支度しないと」
急いで居間に戻る。
桃太郎は周りを見ていると綺麗な紺色の布を見つける。
「浦島ちゃん これなんだすげぇ高そうな布」
「それ?それはウミカイコの織物だよ」
「ウミカイコ??」
浦島は織物を取りみんなに見せる。
「海にしか生息しない水生昆虫さ普段半透明透明で海の中を漂っていて繭を作る際に陸にあがるんだ その糸から作る縫い物は別名人魚の羽
衣ってよばれているんだ……昔はたくさん取れたんだけどね…今は全然」
「へー」
ウミカイコの布は太陽に照らされ煌びやかに光っている。
「ただいま~ありゃお客さん?」
「おかえり姉ちゃん」
桃太郎は振り向くとそこには短い黒髪でウェーブ一見男と見間違いそうな中性的な顔の美女が立っていた。
桃太郎は思わず見惚れてしまった。
「姉ちゃん この人たちお客さんだよ」
「初めまして ボクは浦島ユウナ 太郎の姉です」
桃太郎は思わずキリッした顔でユウナに話しかける。
「初めまして 俺は桃太郎です 出身はオヤコドン 17歳独身です」
握手を求めるが浦島に静止される。
「うちの姉を口説くな」
「あははは あれ?太郎にめちゃくちゃそっくりな顔しているね」
ユウナはそういうが浦島は否定する。
「よく言われるんだよね?なんでだろう」
そして他の仲間たちも自己紹介をした後 浦島と出会った経緯を話した。
「というわけなんです」
シノはそう答えるとユウナは浦島に拳骨を喰らわせる。
「ごめんなさいね 太郎がまた訳のわからないことを……窮奇様は鬼女ではないとあれほど」
桃太郎はたんこぶを作った浦島を見てケラケラと笑う。
「失礼いたしますが…その窮奇様は本当はどんなお方なのでしょうか」
「素晴らしいお方でだよ 優しく穏やかな方で貧乏なうなばら村をお救いになった人」
龍太郎の質問にユウナはそう答えるがどうしても窮奇が悪い鬼女とは思えずむしろ聖女……浦島の答えた人物像と異なる。
「浦島の言っていることとちげぇな……」
孫悟空は腕組みをしていた。
「…いや浦島ちゃんが嘘をついているとは思えない……ユウナ様失礼ですがその窮奇様に会わせてはくれませんか」
ユウナはコクリと頷いた。
そしてユウナに案内され窮奇のいる御前に辿り着く。
その御前は紅色の柱と金色の紋様が描かれている。
「めちゃくちゃ綺麗だな…」
「見た目はね見た目は」
周りには美麗な花が咲いていることに気がついたチュウスケはその花をこっそり採取した。
そして御前の中に一行は窮奇に会いに行く。
(窮奇…どんな鬼なんだ??色気のある美女だったら俺……困っちゃうな)
デレデレする桃太郎を影から見ていたリツは呆れ返ると年端の行かない少年と共に銀色のツインテールの髪型の赤い着物を着た幼い童が現れた。
「あらあらユウナちゃんと太郎じゃない あんた達誰??勝手に私の御前に入らないでくれる」
その態度に浦島と桃太郎はイラッとしたが周りは気にも止めず
「申し訳ありません お忙しい中本当に」
「まあいいわ 私は窮奇この村の聖女とか勝手に言っている方々がいるようだけど気にはしないでね」
窮奇は偉そうに座る。
「あっ思い出した 太郎今月の上納金はまだなの??早く新しい着物を買うために欲しいのだけれど」
「…申し訳ありません…江戸に向かう途中トラブルに遭い」
窮奇はそれを聞き怒りに震える。
「またいい訳?いい加減にしてほしいわねあんたの命なんてどうでもいいの さあ早く」
ユウナはそっと太郎の肩を持ち……
「言い訳はダメだよ」と言い放つ。
その異常性に桃太郎は気づくが誰も気が付いていなかった。
(そうか…この鬼の力は……周りに自分の都合がいい思想や考えを植え付けるのか……なんて卑劣な……しかしなんで俺この力がきかないんだ?
浦島ちゃんもそうだが……このままだと…そうだ)
桃太郎は深呼吸をし窮奇に提案する。
「…なあ窮奇様 俺から提案がある窮奇様のほしい供物とかあれば浦島ちゃんの失った今月分の上納金とやら取り消してくれねぇか?」
「上納金を取り消す!?」ユウナと一行と年端も行かない子達はその言葉に狼狽える。
窮奇は冷静に少し考えニヤリと笑う。
「わかったわ じゃあ太郎の上納金を取り消す代わりに……私のほしいものをしかたなくおしえてあげるわ……」
指をパチンと鳴らすと少年が巻物を桃太郎に差し出した。
巻物をにはこう書かれている。
[深海にあると言われる竜宮族がいると言われる竜宮城の秘宝の玉手箱]
「玉手箱…」
桃太郎がつぶやくと窮奇は続ける。
「期限は3日それまで玉手箱を見つけることね
まあ無理だろうけど」
窮奇は笑いながら桃太郎を見ていた。
そして御前から離れ、浦島の家につき相談するが…
「オレ今回パス 浦島が悪いんだから庇いたくない」
「私も…」
「拙者も」
「私も今回は」
「オイラは研究」
仲間たちに早急に裏切りにあってしまい
結局一人で行く事に…
「窮奇の力だな…まいったな……」
その時 刀ともりを持った浦島がやって来た。
「桃太郎さん お供します 力には自信はあるしそれに刀もあります」
浦島は刀を抜こうとするがなかなか抜けず抜けた瞬間すっ転んでしまった…どうやら浦島には
剣の才能がないようだ。
「浦島ちゃん…帰れ」
桃太郎は苦笑いをしながら答えた。
その村はきれいな海と自然豊かな所だった…とても鬼がいる気配すら感じない。
「綺麗な所ですが……」
浦島の顔を見る。
「ええっ見た目はすごくきれいですけどね……自宅に案内します」
浦島の自宅に案内されると母親と思わしき女性が出迎えてくれた。黒い髪をゆった綺麗な女性。
「おかあ ただいまお客さんだよ」
「あらあら 急いで支度しないと」
急いで居間に戻る。
桃太郎は周りを見ていると綺麗な紺色の布を見つける。
「浦島ちゃん これなんだすげぇ高そうな布」
「それ?それはウミカイコの織物だよ」
「ウミカイコ??」
浦島は織物を取りみんなに見せる。
「海にしか生息しない水生昆虫さ普段半透明透明で海の中を漂っていて繭を作る際に陸にあがるんだ その糸から作る縫い物は別名人魚の羽
衣ってよばれているんだ……昔はたくさん取れたんだけどね…今は全然」
「へー」
ウミカイコの布は太陽に照らされ煌びやかに光っている。
「ただいま~ありゃお客さん?」
「おかえり姉ちゃん」
桃太郎は振り向くとそこには短い黒髪でウェーブ一見男と見間違いそうな中性的な顔の美女が立っていた。
桃太郎は思わず見惚れてしまった。
「姉ちゃん この人たちお客さんだよ」
「初めまして ボクは浦島ユウナ 太郎の姉です」
桃太郎は思わずキリッした顔でユウナに話しかける。
「初めまして 俺は桃太郎です 出身はオヤコドン 17歳独身です」
握手を求めるが浦島に静止される。
「うちの姉を口説くな」
「あははは あれ?太郎にめちゃくちゃそっくりな顔しているね」
ユウナはそういうが浦島は否定する。
「よく言われるんだよね?なんでだろう」
そして他の仲間たちも自己紹介をした後 浦島と出会った経緯を話した。
「というわけなんです」
シノはそう答えるとユウナは浦島に拳骨を喰らわせる。
「ごめんなさいね 太郎がまた訳のわからないことを……窮奇様は鬼女ではないとあれほど」
桃太郎はたんこぶを作った浦島を見てケラケラと笑う。
「失礼いたしますが…その窮奇様は本当はどんなお方なのでしょうか」
「素晴らしいお方でだよ 優しく穏やかな方で貧乏なうなばら村をお救いになった人」
龍太郎の質問にユウナはそう答えるがどうしても窮奇が悪い鬼女とは思えずむしろ聖女……浦島の答えた人物像と異なる。
「浦島の言っていることとちげぇな……」
孫悟空は腕組みをしていた。
「…いや浦島ちゃんが嘘をついているとは思えない……ユウナ様失礼ですがその窮奇様に会わせてはくれませんか」
ユウナはコクリと頷いた。
そしてユウナに案内され窮奇のいる御前に辿り着く。
その御前は紅色の柱と金色の紋様が描かれている。
「めちゃくちゃ綺麗だな…」
「見た目はね見た目は」
周りには美麗な花が咲いていることに気がついたチュウスケはその花をこっそり採取した。
そして御前の中に一行は窮奇に会いに行く。
(窮奇…どんな鬼なんだ??色気のある美女だったら俺……困っちゃうな)
デレデレする桃太郎を影から見ていたリツは呆れ返ると年端の行かない少年と共に銀色のツインテールの髪型の赤い着物を着た幼い童が現れた。
「あらあらユウナちゃんと太郎じゃない あんた達誰??勝手に私の御前に入らないでくれる」
その態度に浦島と桃太郎はイラッとしたが周りは気にも止めず
「申し訳ありません お忙しい中本当に」
「まあいいわ 私は窮奇この村の聖女とか勝手に言っている方々がいるようだけど気にはしないでね」
窮奇は偉そうに座る。
「あっ思い出した 太郎今月の上納金はまだなの??早く新しい着物を買うために欲しいのだけれど」
「…申し訳ありません…江戸に向かう途中トラブルに遭い」
窮奇はそれを聞き怒りに震える。
「またいい訳?いい加減にしてほしいわねあんたの命なんてどうでもいいの さあ早く」
ユウナはそっと太郎の肩を持ち……
「言い訳はダメだよ」と言い放つ。
その異常性に桃太郎は気づくが誰も気が付いていなかった。
(そうか…この鬼の力は……周りに自分の都合がいい思想や考えを植え付けるのか……なんて卑劣な……しかしなんで俺この力がきかないんだ?
浦島ちゃんもそうだが……このままだと…そうだ)
桃太郎は深呼吸をし窮奇に提案する。
「…なあ窮奇様 俺から提案がある窮奇様のほしい供物とかあれば浦島ちゃんの失った今月分の上納金とやら取り消してくれねぇか?」
「上納金を取り消す!?」ユウナと一行と年端も行かない子達はその言葉に狼狽える。
窮奇は冷静に少し考えニヤリと笑う。
「わかったわ じゃあ太郎の上納金を取り消す代わりに……私のほしいものをしかたなくおしえてあげるわ……」
指をパチンと鳴らすと少年が巻物を桃太郎に差し出した。
巻物をにはこう書かれている。
[深海にあると言われる竜宮族がいると言われる竜宮城の秘宝の玉手箱]
「玉手箱…」
桃太郎がつぶやくと窮奇は続ける。
「期限は3日それまで玉手箱を見つけることね
まあ無理だろうけど」
窮奇は笑いながら桃太郎を見ていた。
そして御前から離れ、浦島の家につき相談するが…
「オレ今回パス 浦島が悪いんだから庇いたくない」
「私も…」
「拙者も」
「私も今回は」
「オイラは研究」
仲間たちに早急に裏切りにあってしまい
結局一人で行く事に…
「窮奇の力だな…まいったな……」
その時 刀ともりを持った浦島がやって来た。
「桃太郎さん お供します 力には自信はあるしそれに刀もあります」
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