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第10話
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ユリアナさんは未来は揺れ動くものだと言っていたし、答えが出ないことを悩んでいても仕方がないので、俺たちは魔物の町づくりについて話すことにした。
「とりあえず、今俺たちに必要なのは戦力だと思うんだ。平和に暮らすためには武力も必要だ。魔王が倒されたことによって、世界各地の魔物たちが強化されているみたいだし、このまま放っておいたら大変なことになるかもしれないからな」
「そうですね。ここ最近、各地で強い魔物が増えているみたいですし」
ミズハはそう言って真剣な顔になった。魔王は倒されると同時に呪いとバフ魔法を発動し、配下の魔物たちは強化さているのだ。そして、勇者パーティーのメンバーを倒すべく動き出している。勇者パーティーの一人が住む小さな村がたった一匹の強力な魔物に襲われて壊滅したという話もあるくらいだ。だから、俺たちは仲間たちを増やして、少しでも早く戦力を整えなければならないと思ったのだ。
「ああ、この町はユリアナさんの防御結界に頼っている部分が大きい。だが、これからはそうもいかないだろう。いざという時に町を守るには、それなりの力が必要だ」
「そうですね……。でも、どうやって防衛力を強化すればよいのでしょう。私たちには戦うための武器も防具もありませんよ」
「ああ、そうだな……。だけど、俺たちには魔物の仲間いる。しかも沢山な。だから、魔物たちを繁殖させて魔物の町を拡大すれば良いんじゃないかと思ってるんだ」
「なるほど……。強い魔物の仲間がいれば、この町が襲われる可能性も減りますもんね!」
「ああ、そういうことだ!」
俺はそう言って、ミズハの頭をポンッと叩いた。ミズハは嬉しそうな表情をしていた。
その後、俺とミズハは魔物の町にどんな施設を作るか、どのようにして繁殖を促すかなどを話し合いながら夜を過ごした。
「とりあえず、今俺たちに必要なのは戦力だと思うんだ。平和に暮らすためには武力も必要だ。魔王が倒されたことによって、世界各地の魔物たちが強化されているみたいだし、このまま放っておいたら大変なことになるかもしれないからな」
「そうですね。ここ最近、各地で強い魔物が増えているみたいですし」
ミズハはそう言って真剣な顔になった。魔王は倒されると同時に呪いとバフ魔法を発動し、配下の魔物たちは強化さているのだ。そして、勇者パーティーのメンバーを倒すべく動き出している。勇者パーティーの一人が住む小さな村がたった一匹の強力な魔物に襲われて壊滅したという話もあるくらいだ。だから、俺たちは仲間たちを増やして、少しでも早く戦力を整えなければならないと思ったのだ。
「ああ、この町はユリアナさんの防御結界に頼っている部分が大きい。だが、これからはそうもいかないだろう。いざという時に町を守るには、それなりの力が必要だ」
「そうですね……。でも、どうやって防衛力を強化すればよいのでしょう。私たちには戦うための武器も防具もありませんよ」
「ああ、そうだな……。だけど、俺たちには魔物の仲間いる。しかも沢山な。だから、魔物たちを繁殖させて魔物の町を拡大すれば良いんじゃないかと思ってるんだ」
「なるほど……。強い魔物の仲間がいれば、この町が襲われる可能性も減りますもんね!」
「ああ、そういうことだ!」
俺はそう言って、ミズハの頭をポンッと叩いた。ミズハは嬉しそうな表情をしていた。
その後、俺とミズハは魔物の町にどんな施設を作るか、どのようにして繁殖を促すかなどを話し合いながら夜を過ごした。
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