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ハイランカー
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「デッドエンド、相手はそう思っているよね」砕け散ったのは地面だった。
『おっと!まさかの兎乃選手、身代わりだぁぁ!!』
「フィニッシュは一撃必殺、ミスればしばらくエネルギーが足りなくなる…だからこうすればいい」ウサちゃんの口から細長い銃口が顔を見せる。
「超精密射撃!」排出された弾が相手の顎に当たり、そのまま胸部装甲の隙間へとめり込む。
「それから、ウサちゃん必殺!全方位射撃!」
戦いが終わりウサちゃんを台から取り出した兎乃。まだ終わってない所もちらほらあるようだ。
「やったよ夏凪」「結構怖い所あったけど勝って良かったよ」
「ふん、面白い」「アイツまだ居んのかよ。きもいな」「なっつーのことが好きなんだよきっと」ふざけながら控え室へ戻った2人。
控え室のモニターには各試合の様子が映し出されている。第一試合だけで結構な人数が戦っているようだ。
「ワナウワーテンで見たような感じとは違うのかー」感動を素直にこぼす兎乃。
「比べる相手が悪いよ。ワナウワーテンったら世界シェアの配信サイトじゃない…」はぁと頭を抱える夏凪
「悪い意味でじゃないよ?この現場にいる肌感が配信サイトと違っていいってこと」
試合が終わったから誰かが控え室に戻ってきた。試合の勝ち順で青と赤に分けられるシステムの為、2試合に1人しか来ない。
「ふぅ、危なかったす」額の汗を拭う少女。「みなのん?おっひさー」夏凪がズカズカと近寄り肩を揺さぶりほっぺを伸ばし最後は鼻を摘んで何かを確認する。
「本物だ」「痛いからやめるっすよ」地面に倒れ込み荒い息をする少女に兎乃が水を差し出す。
「これ良かったら。ごめんねうちのが迷惑かけて」水を受け取り立ち上がると、みなのんといわれた少女は兎乃の手を取った。
「優しいっすね兎乃さんは!あ、自分もホロボロイド部の部員すっよ。見覚えありませんか?」「ごめんね、私バトルできないから闘技場の方いかないの」
ホロボロイドは身近にあり過ぎるコンテンツとして部活でやるにはと存在意義が問われるくらいに浸透している。
闘技場で他の部活や帰宅部達とホロボロイドバトルをするか、部室で漫画本を交換するか、その程度の活動しかしていない
「そりゃそっすよね。僕は逆に部室2回しか行ったことないっすから。それとアケ専なんで、へへ」
「彼女は一年3組の皆野(みなの)罅(すきま)よ。アーケード版なら向かうとこ敵なしって感じかな」「へー、アケ版の」
「改めて、皆んなの皆に野原の野で皆野。空き缶の缶の横に虖(こ)っていうトラカンムリとやらの下に平野はいった、書くとこんなやつっす。で罅っすよ!」
「思い出した、名簿に難しい名前いたもん」納得したように罅の顔を見る。
「何っすか、惚れたんすか?」「アーケードで強くてこの喋り方の配信者を見た記憶があって!もーまじビジュイケメンなの、高めの声なのに落ち着いててかっこいいって感じの」
「あー、それ僕っすね。アーケード世界一位、アケ代は君たちの財布から。っすよね?」「ぜひ一度会いたかったー!」手を持ってブンブンと振る兎乃。
「まっ、ちょ…生と配信の僕は別もんっすよ!そもそも何でばれたっすか」「勘?」
「アーケード世界一位、アプリ世界一位、アジア53位。私完全に場違いな気がする」1人しょぼくれる夏凪であった。
「んじゃ二回戦いってくるか。2人ともちゃんと勝ち残れよなー!」ヤケクソ気味に吠えながら夏凪は控え室を後にした。
「次の試合終わって敵同士でも悔いないようにやろうね」「勝つ前提なんすね、僕リアルの方でもアジア369位っすよ?徹底的に潰してやりますよ」
ウサちゃんの最終調整を終えてまた先ほどの場所に立つ兎乃。
「よりによって二戦目が王選手とか…勝てるかなこれ」
スクエア内では既に相手のホロットが既に構えていた。
「彼のこれまで行った戦術に今の情景を重ね合わせると、(A)ホログラムシールド(F-P)エネルギー消費型防御システム(P)物理装甲プログラムだよね?」
ホログラムシールドは結構人気のコアでレアリティが高い物ほどホロの強度が高くダメージを通しにくい。
エネルギー消費型防御システムはマイナーコアでダメージを受ける前にエネルギーを使い相殺するシステム。
物理装甲プログラムはジョブ戦の騎士がよく使うコアで戦闘開始時からダメージ計算プログラム内に干渉して、物理攻撃に対する特殊な装甲判定を入れることが可能。
この大会のルールはAFPのシンプルスタイル、世界大会などの特殊なコア制限は無い。
「こっちは手札と火力バレしてるし」
ウサちゃんのコアは(A)ランダム換装(F-Po)破損時身代置換(P)固定火力である。
ランダム換装は小型ホロットに人気のコアで全ての兵装が切り替え時ランダムに現れる。
破損時身代置換は珍しいコアで設定した条件時に破損する予定の機体と身代わりを入れ替える。
固定火力は連射武器を得意とするホロットに人気で、レアリティが高いほど固定値が上がるコアである(一部兵装装備時や特定の装備の時には効果が減少する)
ウサちゃんもスクエア内に投影された。開始時間まで残り10、9、
『おっと!まさかの兎乃選手、身代わりだぁぁ!!』
「フィニッシュは一撃必殺、ミスればしばらくエネルギーが足りなくなる…だからこうすればいい」ウサちゃんの口から細長い銃口が顔を見せる。
「超精密射撃!」排出された弾が相手の顎に当たり、そのまま胸部装甲の隙間へとめり込む。
「それから、ウサちゃん必殺!全方位射撃!」
戦いが終わりウサちゃんを台から取り出した兎乃。まだ終わってない所もちらほらあるようだ。
「やったよ夏凪」「結構怖い所あったけど勝って良かったよ」
「ふん、面白い」「アイツまだ居んのかよ。きもいな」「なっつーのことが好きなんだよきっと」ふざけながら控え室へ戻った2人。
控え室のモニターには各試合の様子が映し出されている。第一試合だけで結構な人数が戦っているようだ。
「ワナウワーテンで見たような感じとは違うのかー」感動を素直にこぼす兎乃。
「比べる相手が悪いよ。ワナウワーテンったら世界シェアの配信サイトじゃない…」はぁと頭を抱える夏凪
「悪い意味でじゃないよ?この現場にいる肌感が配信サイトと違っていいってこと」
試合が終わったから誰かが控え室に戻ってきた。試合の勝ち順で青と赤に分けられるシステムの為、2試合に1人しか来ない。
「ふぅ、危なかったす」額の汗を拭う少女。「みなのん?おっひさー」夏凪がズカズカと近寄り肩を揺さぶりほっぺを伸ばし最後は鼻を摘んで何かを確認する。
「本物だ」「痛いからやめるっすよ」地面に倒れ込み荒い息をする少女に兎乃が水を差し出す。
「これ良かったら。ごめんねうちのが迷惑かけて」水を受け取り立ち上がると、みなのんといわれた少女は兎乃の手を取った。
「優しいっすね兎乃さんは!あ、自分もホロボロイド部の部員すっよ。見覚えありませんか?」「ごめんね、私バトルできないから闘技場の方いかないの」
ホロボロイドは身近にあり過ぎるコンテンツとして部活でやるにはと存在意義が問われるくらいに浸透している。
闘技場で他の部活や帰宅部達とホロボロイドバトルをするか、部室で漫画本を交換するか、その程度の活動しかしていない
「そりゃそっすよね。僕は逆に部室2回しか行ったことないっすから。それとアケ専なんで、へへ」
「彼女は一年3組の皆野(みなの)罅(すきま)よ。アーケード版なら向かうとこ敵なしって感じかな」「へー、アケ版の」
「改めて、皆んなの皆に野原の野で皆野。空き缶の缶の横に虖(こ)っていうトラカンムリとやらの下に平野はいった、書くとこんなやつっす。で罅っすよ!」
「思い出した、名簿に難しい名前いたもん」納得したように罅の顔を見る。
「何っすか、惚れたんすか?」「アーケードで強くてこの喋り方の配信者を見た記憶があって!もーまじビジュイケメンなの、高めの声なのに落ち着いててかっこいいって感じの」
「あー、それ僕っすね。アーケード世界一位、アケ代は君たちの財布から。っすよね?」「ぜひ一度会いたかったー!」手を持ってブンブンと振る兎乃。
「まっ、ちょ…生と配信の僕は別もんっすよ!そもそも何でばれたっすか」「勘?」
「アーケード世界一位、アプリ世界一位、アジア53位。私完全に場違いな気がする」1人しょぼくれる夏凪であった。
「んじゃ二回戦いってくるか。2人ともちゃんと勝ち残れよなー!」ヤケクソ気味に吠えながら夏凪は控え室を後にした。
「次の試合終わって敵同士でも悔いないようにやろうね」「勝つ前提なんすね、僕リアルの方でもアジア369位っすよ?徹底的に潰してやりますよ」
ウサちゃんの最終調整を終えてまた先ほどの場所に立つ兎乃。
「よりによって二戦目が王選手とか…勝てるかなこれ」
スクエア内では既に相手のホロットが既に構えていた。
「彼のこれまで行った戦術に今の情景を重ね合わせると、(A)ホログラムシールド(F-P)エネルギー消費型防御システム(P)物理装甲プログラムだよね?」
ホログラムシールドは結構人気のコアでレアリティが高い物ほどホロの強度が高くダメージを通しにくい。
エネルギー消費型防御システムはマイナーコアでダメージを受ける前にエネルギーを使い相殺するシステム。
物理装甲プログラムはジョブ戦の騎士がよく使うコアで戦闘開始時からダメージ計算プログラム内に干渉して、物理攻撃に対する特殊な装甲判定を入れることが可能。
この大会のルールはAFPのシンプルスタイル、世界大会などの特殊なコア制限は無い。
「こっちは手札と火力バレしてるし」
ウサちゃんのコアは(A)ランダム換装(F-Po)破損時身代置換(P)固定火力である。
ランダム換装は小型ホロットに人気のコアで全ての兵装が切り替え時ランダムに現れる。
破損時身代置換は珍しいコアで設定した条件時に破損する予定の機体と身代わりを入れ替える。
固定火力は連射武器を得意とするホロットに人気で、レアリティが高いほど固定値が上がるコアである(一部兵装装備時や特定の装備の時には効果が減少する)
ウサちゃんもスクエア内に投影された。開始時間まで残り10、9、
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