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キョウイの船
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「私も光の柱に連れて行ってくれないだろうか?」
ドワーフは僕たちの目的を聞いて、提案してきた。
「いいけど、行ったところで何が起きるか知らないよ」
僕達も光の柱に行って、何が起きるかはわからない。そこには竜がたくさんいるという情報だけ。
「興味があるんです」
ドワーフは笑った。ウサギの笑い方ってこんな感じなんだな。
ドワーフとキョウイと一緒に山を下りた。ドワーフによると、ここまで来ればクイーンバチは来ないらしい。二つ目の山を超えようとした時、山の中腹に船があった。どうやってこの山の中に船を運んだのだろう。興味を示したのはキョウイだった。
「あ、これ俺の船だ」
キョウイは船に近づく。
「お前もこっちの世界に来ていたのか」
嬉しそうにキョウイは笑った。そりゃそうだ、キョウイの最期は船の上。一緒に暮らしていた船と再会できて嬉しいのだろう。
「少し、寄り道してもいいか?」
キョウイは振り返って僕たちを見た。僕は頷く。僕らは先に行く。山の中を進めない船はここでお別れだ。
「なぁ、船ってどうやって動かすんだ?」
僕は古びた船に乗った。やっぱり、キョウイの時代の船は現代の船と違う。海賊船だ。
「こうやってな、帆を張って……」
船の上でキョウイは生き生きしていた。楽しそうに甲板を歩いている。僕は船にある個室を覗く。船長室だろうか、金銀財宝がたくさんあった。これはキョウイの物だろうか、それとも……
「何してんだよ!」
キョウイの怒鳴り声が聞こえた。僕は部屋から出て甲板に向かう。そこでは、ドワーフが怪しい液体を振りまいていた。
「俺の船に変な液体かけんじゃねぇ!!」
キョウイはドワーフに掴みかかる。ドワーフは顔色一つ変えずに指を鳴らした。
「うわっ……」
僕の足下が光る。意味のわからない文字列が浮かび上がった。魔方陣が発動した。
「これは……」
ドワーフに効力を聞く前に船は浮かび上がった。どんどん、山から離れていく。船は空を飛んでいた。
「こうして移動すればいいだろう」
ドワーフはキョウイの手を払った。甲板の手すりにもたれて、空からの景色を楽しんでいる。
「紛らわしいんだよ、ちゃんと説明してからやれ」
キョウイは怒ったことを恥じていた。それでも、船と一緒に移動できるのが嬉しいのか顔に笑みが浮かんでいる。
「ふふっ……」
僕はそんなキョウイの姿を目に焼き付けていた。もうすぐ、旅が終わろうとしている。
ドワーフは僕たちの目的を聞いて、提案してきた。
「いいけど、行ったところで何が起きるか知らないよ」
僕達も光の柱に行って、何が起きるかはわからない。そこには竜がたくさんいるという情報だけ。
「興味があるんです」
ドワーフは笑った。ウサギの笑い方ってこんな感じなんだな。
ドワーフとキョウイと一緒に山を下りた。ドワーフによると、ここまで来ればクイーンバチは来ないらしい。二つ目の山を超えようとした時、山の中腹に船があった。どうやってこの山の中に船を運んだのだろう。興味を示したのはキョウイだった。
「あ、これ俺の船だ」
キョウイは船に近づく。
「お前もこっちの世界に来ていたのか」
嬉しそうにキョウイは笑った。そりゃそうだ、キョウイの最期は船の上。一緒に暮らしていた船と再会できて嬉しいのだろう。
「少し、寄り道してもいいか?」
キョウイは振り返って僕たちを見た。僕は頷く。僕らは先に行く。山の中を進めない船はここでお別れだ。
「なぁ、船ってどうやって動かすんだ?」
僕は古びた船に乗った。やっぱり、キョウイの時代の船は現代の船と違う。海賊船だ。
「こうやってな、帆を張って……」
船の上でキョウイは生き生きしていた。楽しそうに甲板を歩いている。僕は船にある個室を覗く。船長室だろうか、金銀財宝がたくさんあった。これはキョウイの物だろうか、それとも……
「何してんだよ!」
キョウイの怒鳴り声が聞こえた。僕は部屋から出て甲板に向かう。そこでは、ドワーフが怪しい液体を振りまいていた。
「俺の船に変な液体かけんじゃねぇ!!」
キョウイはドワーフに掴みかかる。ドワーフは顔色一つ変えずに指を鳴らした。
「うわっ……」
僕の足下が光る。意味のわからない文字列が浮かび上がった。魔方陣が発動した。
「これは……」
ドワーフに効力を聞く前に船は浮かび上がった。どんどん、山から離れていく。船は空を飛んでいた。
「こうして移動すればいいだろう」
ドワーフはキョウイの手を払った。甲板の手すりにもたれて、空からの景色を楽しんでいる。
「紛らわしいんだよ、ちゃんと説明してからやれ」
キョウイは怒ったことを恥じていた。それでも、船と一緒に移動できるのが嬉しいのか顔に笑みが浮かんでいる。
「ふふっ……」
僕はそんなキョウイの姿を目に焼き付けていた。もうすぐ、旅が終わろうとしている。
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