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プロローグ
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「ん……ふわ~ぁ」
朝起きてまず1番に目に入るのは、この国……水の国アクアを守る大魔術師の、エリーサ・アクア様のポスターです。エリーサ様は、私が誰よりも憧れている方です。魔術の腕は国民誰もが息を呑むほど素晴らしく、その姿は国民誰もが一目惚れするほど美しく、何より、国民の誰よりも善に満ちたお方です。1日の始まりにこれを見ると、今日もがんばろうという気になれます。
……といっても、今日は休日なのですが。
「ルチア~!もう朝ご飯できてるよ~!」
「はーい!」
伸びをしてベッドから降り、部屋を出ます。階段を降りていくと、いつも食べている朝食の匂いがしました。
「ごちそうさまでした。」
今日もお母さんの作るごはんは美味しいなぁ、と思っていると、お母さんが何か言いたげな顔で隣の椅子に座ってきました。なんだか悪い予感がします…。
「ルチア~。またあなた、魔術の実践授業で校庭を水浸しにさせたの?学校から連絡来てたわよ。しかも、水の初級魔術の授業だったんだって?初級魔術で、校庭が水浸しになるはず無いじゃない。威力のコントロールができていないって、先生も言ってたわよ?しかも、その後倒れたんだって?十中八九魔力の枯渇じゃない。もう………」
始まってしまいました…
確かに私は、魔術の威力のコントロールが全くと言っていいほどできません。昨日の授業では、魔術で少量の水を生成して、それを的に当てる、という初級魔術の授業でしたが…
「水を…生成……あれ!?こんな量のはずじゃなかったんですが……とりあえず、的に当ててみましょう。えいっ!って、うわぁ!!なんでこんなに出続けるんですかぁ!?」
そのせいで校庭はびしょ濡れに…みんなも先生も、もちろん私も、びしょ濡れに……
先生にはカンカンに怒られてしまいました……。
うぅ……思い出したくありません……….
「とにかく、次からは気をつけるのよ。」
「はい………」
お母さんはそう言うと、椅子から立ってどこかに行ってしまいました…
アクアの国民は、水を生成したり、操ったり、水を使う魔術は得意なはずなのですが…なぜなのでしょうか………
なぜこうも私は、魔術の威力のコントロールが出来ないのでしょうか……
椅子の上でしばらく丸まっていると、お母さんがなぜかとても興奮した様子で、私の方へ駆け寄ってきました。
「ルチア!!!ルチア、落ち着いて聞いてね……」
!?そ、そんなにも重要なお話なのでしょうか…
「この封筒、ルチア宛てなんだけどね…たぶん、これはきっと……」
お母さんが私に見せたのは、真っ赤な封蝋がされた1枚の封筒で……
差出人は……こ、国立魔術学校!?!?
国立魔術学校というのは、将来の魔術師の卵を育てる学校で、基本的には生まれながらに魔力の量が多い貴族の方々や、王族の方々が通う学校です。エリーサ様も、昔この学校をご卒業されています。
そんな学校が、私に何を……
「ルチア、開けてみて」
お母さんから封筒を受け取り、恐る恐る封を開けてみると……
「え、えええええええええええ!?」
中の便箋には、こう書かれていました。
【ルチア・フィオーレ様 貴女は国立魔術学校への入学資格が認められました】
朝起きてまず1番に目に入るのは、この国……水の国アクアを守る大魔術師の、エリーサ・アクア様のポスターです。エリーサ様は、私が誰よりも憧れている方です。魔術の腕は国民誰もが息を呑むほど素晴らしく、その姿は国民誰もが一目惚れするほど美しく、何より、国民の誰よりも善に満ちたお方です。1日の始まりにこれを見ると、今日もがんばろうという気になれます。
……といっても、今日は休日なのですが。
「ルチア~!もう朝ご飯できてるよ~!」
「はーい!」
伸びをしてベッドから降り、部屋を出ます。階段を降りていくと、いつも食べている朝食の匂いがしました。
「ごちそうさまでした。」
今日もお母さんの作るごはんは美味しいなぁ、と思っていると、お母さんが何か言いたげな顔で隣の椅子に座ってきました。なんだか悪い予感がします…。
「ルチア~。またあなた、魔術の実践授業で校庭を水浸しにさせたの?学校から連絡来てたわよ。しかも、水の初級魔術の授業だったんだって?初級魔術で、校庭が水浸しになるはず無いじゃない。威力のコントロールができていないって、先生も言ってたわよ?しかも、その後倒れたんだって?十中八九魔力の枯渇じゃない。もう………」
始まってしまいました…
確かに私は、魔術の威力のコントロールが全くと言っていいほどできません。昨日の授業では、魔術で少量の水を生成して、それを的に当てる、という初級魔術の授業でしたが…
「水を…生成……あれ!?こんな量のはずじゃなかったんですが……とりあえず、的に当ててみましょう。えいっ!って、うわぁ!!なんでこんなに出続けるんですかぁ!?」
そのせいで校庭はびしょ濡れに…みんなも先生も、もちろん私も、びしょ濡れに……
先生にはカンカンに怒られてしまいました……。
うぅ……思い出したくありません……….
「とにかく、次からは気をつけるのよ。」
「はい………」
お母さんはそう言うと、椅子から立ってどこかに行ってしまいました…
アクアの国民は、水を生成したり、操ったり、水を使う魔術は得意なはずなのですが…なぜなのでしょうか………
なぜこうも私は、魔術の威力のコントロールが出来ないのでしょうか……
椅子の上でしばらく丸まっていると、お母さんがなぜかとても興奮した様子で、私の方へ駆け寄ってきました。
「ルチア!!!ルチア、落ち着いて聞いてね……」
!?そ、そんなにも重要なお話なのでしょうか…
「この封筒、ルチア宛てなんだけどね…たぶん、これはきっと……」
お母さんが私に見せたのは、真っ赤な封蝋がされた1枚の封筒で……
差出人は……こ、国立魔術学校!?!?
国立魔術学校というのは、将来の魔術師の卵を育てる学校で、基本的には生まれながらに魔力の量が多い貴族の方々や、王族の方々が通う学校です。エリーサ様も、昔この学校をご卒業されています。
そんな学校が、私に何を……
「ルチア、開けてみて」
お母さんから封筒を受け取り、恐る恐る封を開けてみると……
「え、えええええええええええ!?」
中の便箋には、こう書かれていました。
【ルチア・フィオーレ様 貴女は国立魔術学校への入学資格が認められました】
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