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49話 マザーとグレートマザー
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ブレストパレスの医務室。
ブリュンヒルドと愛子はマザーの目覚めを心から願っていた。応急処置を施したものの、マザーはいまだ眠りについたままだった。
淫力の消耗が原因ではないかと考えた愛子は力を取り戻してもらうため、ギフト『乳房活性』を発動させ、ブリュンヒルドと自らのおっぱいを絞り出す。
「さあ、乳汁を召し上がって頂きましょう」
愛子が促すと、ブリュンヒルドは絞り出した乳汁を手ですくって、マザーの口に含ませた。飲み干したのを見計らい、愛子も乳汁をマザーの口へと運んだ。
二人の濃厚な乳汁を口にしたマザーは瞬く間に回復し、その目を開く。
「二人とも……心配をかけてしまったわね」
マザーはゆっくりと身体を起こし、愛子とブリュンヒルドの頭を優しく撫でた。二人はおっぱいをはだけたままマザーを挟み込むようにベッドの両脇に佇んでいる。言葉にならない声を発し、滝のように涙を流しながらマザーの無事を喜んでいる。
「ブリュンヒルド、ゆっくりでいいからわたしがどうなったのか、聞かせてもらえますか?」
マザーは泣き止まないブリュンヒルドをそっと抱きしめた。あやすように背中をポンポンと叩き、問いかける。
ブリュンヒルドはしばらくして落ち着きを取り戻し、決戦から今に至る経緯をマザーに話し始めた。つい先ほどまで気を失っていた愛子もブリュンヒルドの話を聞いて事の顛末を知る。
「よく分かったわブリュンヒルド。わたしを助けてくれたことに感謝します」
「愛子、無理をさせてごめんなさい。あなたは本当によく頑張ってくれたわ」
マザーが労いの言葉をかけると二人は再び感涙し、膝をついて祈りを捧げた。
「「グレートマザーの祝福あれ」」
(―――私たちは性戦に敗北してしまった。でも、グレートマザーへの信仰が揺らぐわけではないわ。人類を救う道はきっと続いているはず……そうね、今ならばきっと―――)
二人が祈る姿を見てマザーは神の存在を感じていた。神が示される人類救済への道。エニウスとの性戦の決着は歴史の大きな転換点に違いない。それならば『神託の書』にはその先を示す新たな一節が記されているはず。マザーはすぐにでも『リーディング』を行いたい衝動に駆られていた。
「愛子、少し休んだらみんなの治療を指揮してくれるかしら」
声を掛けられた愛子が涙目のまま見上げると、そこにはすでに行動に移ろうとするマザーの姿があった。
「はい、わかりました。マザーはどちらに……行かれるのですか?」
「神託を受けるため、執務室でリーディングを行ってみるわ。ブリュンヒルドは全ヴァルキュリヤに敗戦を伝えて帰還するように指示をお願いするわ」
「おっしゃる通りに」
二人に指示を出した後、マザーはガウンを羽織り医務室を後にした。
―――ブレストパレス執務室
身を清め、白の修道服に着替えたマザーは大きな姿見の前に立ち、静かに呼吸を整えていた。
『リーディング』は自身の奥深くにある記録を読み解くための儀式。膨大な淫力と自己暗示によって古より受け継がれる地球外生命体の因子にアクセスをする。そして彼女は因子の情報を『神託の書』という書物のイメージに置き換えて取り出しているのだ。
マザーはいつも通り、鏡に映った姿に意識を集中し、ゆっくりと淫力を高めていった。しかし、時間をかけているのに燭台の炎を揺らすほどの淫力を室内に満たす事ができない。
(力が足りないようね。水野友美……彼女との戦いでずいぶん消耗しているわ)
翌日になれば淫力は回復し『リーディング』も問題なく行えただろう。でもマザーは今すぐに『神託の書』を見たかったのだ。
『リーディング』を中断したマザーは引き出しから小瓶をひとつ取り出した。イランイランの香りがするマッサージオイルだ。
小瓶の蓋を開け、オイルを手のひらで受け止める。透き通った黄金色のオイルを両手をすり合わせて温めると、甘く華やかな香りが周囲に漂った。腕にオイルを塗り広げていると次第に気分が高揚し、いつの間にか胸元を大きくはだけ、自らの乳房を揉みしだいていた。やさしく、そして強く、繰り返し揉まれる乳房がオイルに塗れていく。乳首が大きくそそり立ち刺激に震えているのに、彼女が声を上げる事は無かった。自分の一番敏感な部分を責め、声を殺して我慢する。逝きそうになる直前で寸止めを繰り返し、悶々とした気持ちを高める事でマザーの淫力は大きく回復していった。
力が満ちたのを感じた彼女は大きな姿見の前で『リーディング』を再開した。鏡に映った姿に意識を集中すると、視界から周囲の景色が薄れ、霧に包まれていく。成功だ。
「わたしのなすべき事は?」
目の前に現れる一冊の本。『神託の書』を手に取り、一番最後のページを開く。
『創世の因子は解放された。覚醒に至るとき繁栄は約束される』
そのページを読み終えると本は消えゆき、霧がゆっくりと晴れていった。
(決戦で見たものと同じだわ……)
『神託の書』の最後の一節はマザーが決戦の最中に見たビジョンと同じままだったのだ。そして、決戦の前にその一節は書かれていなかった。
マザーは一日を振り返り、神託に強く結び付く出来事を思い返した。
(リーディングをしていないのに脳裏に浮かんだ『神託の書』。それは彼女と戦っていた時に起こった。そしてあの力。創世の因子の解放と思えなくもないわ)
マザーは確信した。水野友美がグレートマザーの資質を持つ者だと。そして、彼女を覚醒に至らしめる事が自分達の使命であると。
「今日はもう休みましょう」
これから先について、とめどなく考え込んでしまいそうな自分に向かって彼女は言い聞かせた。自室に戻り、シャワーを済ませると逸る気持ちを抑えながらベッドに入る。ベッドの中で彼女はいちじく浣腸のノズルを尻穴にあてがい、ゆっくりと挿し込んでいった。そして、浣腸のふくらみを握り込み薬液を静かに注入していく。
(ああ……雲をつかむようだったグレートマザーの存在がこんなに近くまで……必ず、必ず覚醒に導いてみせます……)
マザーは友美の淫力の暴走を受け、新たな性癖に目覚めていた。高まる便意に高揚を覚え、我慢を続ける程にグレートマザーの存在を身近に感じられる。彼女はギリギリのところでトイレへ駆け込み絶頂を迎えた。
その夜、マザーは久しぶりにぐっすりと眠っていた。安堵の表情を浮かべたままぐっすりと―――
ブリュンヒルドと愛子はマザーの目覚めを心から願っていた。応急処置を施したものの、マザーはいまだ眠りについたままだった。
淫力の消耗が原因ではないかと考えた愛子は力を取り戻してもらうため、ギフト『乳房活性』を発動させ、ブリュンヒルドと自らのおっぱいを絞り出す。
「さあ、乳汁を召し上がって頂きましょう」
愛子が促すと、ブリュンヒルドは絞り出した乳汁を手ですくって、マザーの口に含ませた。飲み干したのを見計らい、愛子も乳汁をマザーの口へと運んだ。
二人の濃厚な乳汁を口にしたマザーは瞬く間に回復し、その目を開く。
「二人とも……心配をかけてしまったわね」
マザーはゆっくりと身体を起こし、愛子とブリュンヒルドの頭を優しく撫でた。二人はおっぱいをはだけたままマザーを挟み込むようにベッドの両脇に佇んでいる。言葉にならない声を発し、滝のように涙を流しながらマザーの無事を喜んでいる。
「ブリュンヒルド、ゆっくりでいいからわたしがどうなったのか、聞かせてもらえますか?」
マザーは泣き止まないブリュンヒルドをそっと抱きしめた。あやすように背中をポンポンと叩き、問いかける。
ブリュンヒルドはしばらくして落ち着きを取り戻し、決戦から今に至る経緯をマザーに話し始めた。つい先ほどまで気を失っていた愛子もブリュンヒルドの話を聞いて事の顛末を知る。
「よく分かったわブリュンヒルド。わたしを助けてくれたことに感謝します」
「愛子、無理をさせてごめんなさい。あなたは本当によく頑張ってくれたわ」
マザーが労いの言葉をかけると二人は再び感涙し、膝をついて祈りを捧げた。
「「グレートマザーの祝福あれ」」
(―――私たちは性戦に敗北してしまった。でも、グレートマザーへの信仰が揺らぐわけではないわ。人類を救う道はきっと続いているはず……そうね、今ならばきっと―――)
二人が祈る姿を見てマザーは神の存在を感じていた。神が示される人類救済への道。エニウスとの性戦の決着は歴史の大きな転換点に違いない。それならば『神託の書』にはその先を示す新たな一節が記されているはず。マザーはすぐにでも『リーディング』を行いたい衝動に駆られていた。
「愛子、少し休んだらみんなの治療を指揮してくれるかしら」
声を掛けられた愛子が涙目のまま見上げると、そこにはすでに行動に移ろうとするマザーの姿があった。
「はい、わかりました。マザーはどちらに……行かれるのですか?」
「神託を受けるため、執務室でリーディングを行ってみるわ。ブリュンヒルドは全ヴァルキュリヤに敗戦を伝えて帰還するように指示をお願いするわ」
「おっしゃる通りに」
二人に指示を出した後、マザーはガウンを羽織り医務室を後にした。
―――ブレストパレス執務室
身を清め、白の修道服に着替えたマザーは大きな姿見の前に立ち、静かに呼吸を整えていた。
『リーディング』は自身の奥深くにある記録を読み解くための儀式。膨大な淫力と自己暗示によって古より受け継がれる地球外生命体の因子にアクセスをする。そして彼女は因子の情報を『神託の書』という書物のイメージに置き換えて取り出しているのだ。
マザーはいつも通り、鏡に映った姿に意識を集中し、ゆっくりと淫力を高めていった。しかし、時間をかけているのに燭台の炎を揺らすほどの淫力を室内に満たす事ができない。
(力が足りないようね。水野友美……彼女との戦いでずいぶん消耗しているわ)
翌日になれば淫力は回復し『リーディング』も問題なく行えただろう。でもマザーは今すぐに『神託の書』を見たかったのだ。
『リーディング』を中断したマザーは引き出しから小瓶をひとつ取り出した。イランイランの香りがするマッサージオイルだ。
小瓶の蓋を開け、オイルを手のひらで受け止める。透き通った黄金色のオイルを両手をすり合わせて温めると、甘く華やかな香りが周囲に漂った。腕にオイルを塗り広げていると次第に気分が高揚し、いつの間にか胸元を大きくはだけ、自らの乳房を揉みしだいていた。やさしく、そして強く、繰り返し揉まれる乳房がオイルに塗れていく。乳首が大きくそそり立ち刺激に震えているのに、彼女が声を上げる事は無かった。自分の一番敏感な部分を責め、声を殺して我慢する。逝きそうになる直前で寸止めを繰り返し、悶々とした気持ちを高める事でマザーの淫力は大きく回復していった。
力が満ちたのを感じた彼女は大きな姿見の前で『リーディング』を再開した。鏡に映った姿に意識を集中すると、視界から周囲の景色が薄れ、霧に包まれていく。成功だ。
「わたしのなすべき事は?」
目の前に現れる一冊の本。『神託の書』を手に取り、一番最後のページを開く。
『創世の因子は解放された。覚醒に至るとき繁栄は約束される』
そのページを読み終えると本は消えゆき、霧がゆっくりと晴れていった。
(決戦で見たものと同じだわ……)
『神託の書』の最後の一節はマザーが決戦の最中に見たビジョンと同じままだったのだ。そして、決戦の前にその一節は書かれていなかった。
マザーは一日を振り返り、神託に強く結び付く出来事を思い返した。
(リーディングをしていないのに脳裏に浮かんだ『神託の書』。それは彼女と戦っていた時に起こった。そしてあの力。創世の因子の解放と思えなくもないわ)
マザーは確信した。水野友美がグレートマザーの資質を持つ者だと。そして、彼女を覚醒に至らしめる事が自分達の使命であると。
「今日はもう休みましょう」
これから先について、とめどなく考え込んでしまいそうな自分に向かって彼女は言い聞かせた。自室に戻り、シャワーを済ませると逸る気持ちを抑えながらベッドに入る。ベッドの中で彼女はいちじく浣腸のノズルを尻穴にあてがい、ゆっくりと挿し込んでいった。そして、浣腸のふくらみを握り込み薬液を静かに注入していく。
(ああ……雲をつかむようだったグレートマザーの存在がこんなに近くまで……必ず、必ず覚醒に導いてみせます……)
マザーは友美の淫力の暴走を受け、新たな性癖に目覚めていた。高まる便意に高揚を覚え、我慢を続ける程にグレートマザーの存在を身近に感じられる。彼女はギリギリのところでトイレへ駆け込み絶頂を迎えた。
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