1 / 4
それでも暮らしは続く。
しおりを挟む
「ぐっ。」
ペチャペチャ、ポチャン。静寂の中に赤色の雫が垂れる。そこには息が上がりハァハァうるさくしてる俺と、一つの息も切れていない男が立っている。
息も切れていない男は勇者である。勇者というより狂人で天才だ。これまで戦闘で一回も息を切らしたことがない。(俺は毎回切れている。)何よりうまいのが剣術である。まるで流体の如く、サラサラと切る。もう切ってるのか流れてるのかわからない。
そんなこと言ってる俺も、実はすごいのである。国の大会で、最年少優勝の銃撃手である。どんなタイプの銃も百発百中で、当てることができる。まぁ、よく言えばそれだけなのである。イカれてるほどの体力もない。俺と勇者というか狂人はチームを組んで魔王討伐を依頼された。
そして、一週間足らずで魔王城を攻略し、魔王を倒した。これまで一世紀も攻略されなかった魔王城を一週間足らずでだ。イカれてる。
魔王は倒され、横たわっている。勇者は上を向いている。
「さて、帰るか。」勇者はポツリといい、ドアへと向かっていく。
案外さらっとしている。まぁ、凡人にはわからないものだろう。俺は銃のマガジンを一応変え、腰にしまい、ドアへ向かった。
ドアの外はガランとしていた。あたりは暗く、灯り用の松明だけがゆらゆらしている。外は夜になっており、街の方の明かりが煌々と、光っている。魔王城から出ると、俺は肩の力が抜けた。疲れが一気に広がり、体中の細胞が悶絶している。
俺はこのとき「疲れ」しか考えていなかった。
あいつはあんなことを考えていたことも知らずに。
ペチャペチャ、ポチャン。静寂の中に赤色の雫が垂れる。そこには息が上がりハァハァうるさくしてる俺と、一つの息も切れていない男が立っている。
息も切れていない男は勇者である。勇者というより狂人で天才だ。これまで戦闘で一回も息を切らしたことがない。(俺は毎回切れている。)何よりうまいのが剣術である。まるで流体の如く、サラサラと切る。もう切ってるのか流れてるのかわからない。
そんなこと言ってる俺も、実はすごいのである。国の大会で、最年少優勝の銃撃手である。どんなタイプの銃も百発百中で、当てることができる。まぁ、よく言えばそれだけなのである。イカれてるほどの体力もない。俺と勇者というか狂人はチームを組んで魔王討伐を依頼された。
そして、一週間足らずで魔王城を攻略し、魔王を倒した。これまで一世紀も攻略されなかった魔王城を一週間足らずでだ。イカれてる。
魔王は倒され、横たわっている。勇者は上を向いている。
「さて、帰るか。」勇者はポツリといい、ドアへと向かっていく。
案外さらっとしている。まぁ、凡人にはわからないものだろう。俺は銃のマガジンを一応変え、腰にしまい、ドアへ向かった。
ドアの外はガランとしていた。あたりは暗く、灯り用の松明だけがゆらゆらしている。外は夜になっており、街の方の明かりが煌々と、光っている。魔王城から出ると、俺は肩の力が抜けた。疲れが一気に広がり、体中の細胞が悶絶している。
俺はこのとき「疲れ」しか考えていなかった。
あいつはあんなことを考えていたことも知らずに。
0
あなたにおすすめの小説
予言姫は最後に微笑む
あんど もあ
ファンタジー
ラズロ伯爵家の娘リリアは、幼い頃に伯爵家の危機を次々と予言し『ラズロの予言姫』と呼ばれているが、実は一度殺されて死に戻りをしていた。
二度目の人生では無事に家の危機を避けて、リリアも16歳。今宵はデビュタントなのだが、そこには……。
卒業パーティーのその後は
あんど もあ
ファンタジー
乙女ゲームの世界で、ヒロインのサンディに転生してくる人たちをいじめて幸せなエンディングへと導いてきた悪役令嬢のアルテミス。 だが、今回転生してきたサンディには匙を投げた。わがままで身勝手で享楽的、そんな人に私にいじめられる資格は無い。
そんなアルテミスだが、卒業パーティで断罪シーンがやってきて…。
真実の愛ならこれくらいできますわよね?
かぜかおる
ファンタジー
フレデリクなら最後は正しい判断をすると信じていたの
でもそれは裏切られてしまったわ・・・
夜会でフレデリク第一王子は男爵令嬢サラとの真実の愛を見つけたとそう言ってわたくしとの婚約解消を宣言したの。
ねえ、真実の愛で結ばれたお二人、覚悟があるというのなら、これくらいできますわよね?
呪いという祝福を贈りましょう
luna - ルーナ -
ファンタジー
亡き母の言いつけを守り、ジュリエッタは能力を隠していた。
異母妹に無実の罪をつけられて、処刑になったジュリエッタは祝福という呪いを贈った。
死に戻りはしません。
死に戻りの話は多いけど、最後まで死に戻りはしません。ヒロインが幸せにならない話は嫌だ! と、いう方には向かない話です。ご理解の上、読んでください。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる