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番外編
五年目の愛③
一ヶ月程経った頃の事だった。三日間の出張から帰った日、ヴァレリが家に帰ると目を丸くした。
ポカンと口を開けて見てしまった。なんなら帰ってくる家を間違えたのかとすら思ってしまった。
リビングに居たアドルフが出迎えてくれるのはいつもの事だ。ドッと降りてくる疲れがフッと軽くなる気分になった。
ただいま、と言いかけて、「た」の口の形で開いたまま止まった。
「…悪い。どうしても話したいって言って帰らなくて……」
アドルフはボソボソと申し訳なさそうに耳打ちしてきた。
リビングの椅子に座っていたのは、不機嫌そうなアドルフの父親ルドルフと姉スーテラの二人だった。
「いやー、悪いねヴァレリさん。親父がどうしても行くって言ってね。止めても私の言うことは聞いてくれなくてねぇ」
「うるせぇ、スー。お前は来なくても良かったんだよ」
「何言ってんの。この家の場所知らなかったクセに」
スーテラが言うと、更に不機嫌になったルドルフ。
親子喧嘩が勃発しそうだが、この家で喧嘩はやめて頂きたい。
というよりは、嫌がらせかと思うタイミングだ。普段の仕事後ならまだしも、出張と言う家に帰ることも出来なければ仕事漬けになった上に、三日ぶりのアドルフを堪能することも出来ない。地獄か。
思わずため息をつきそうになるが、もしかしたらこれがルドルフの狙いかもしれないと思えば、ポーカーフェイスを崩す訳にもいかない。
恋人に後でしっかり癒されなければやってられるか。
「別れる気になったか?」
「はぁ?! 父さん急になんだよ!そんなこと言うために来たのかよ!」
「親父、それはないよ…脈絡もないし、失礼すぎる」
アドルフは怒り、スーテラは呆れている。やっぱりヴァレリはため息をつきたくなった。いやしかし、ここでため息をついても仕方ない。
「別れる気はないです。お話というのはそれだけですか」
「……アドルフ。お前、コイツの世話でもしてんのか?」
ヴァレリと目も合わせず、アドルフの方に吐き捨てるように言う。愛人のように囲って世話させてるとでも言いたげだ。
アドルフは我慢できないとばかりにワナワナと拳を握り締めている。
「世話なんかしてねぇよ! 俺がやりたいと思ってやってることしかやってねぇ!大体!世話っつーなら実家の方がよっぽどやってる!」
「ああ? 何言ってんだよ! お前の世話は誰がしたと思ってんだ!」
「アディも親父も! 止めな、こんな所で!」
二人が激昂し、スーテラが叱るとガルル…と聞こえてきそうなほど睨み合い始めた。
しかしもうアドルフは我慢の限界だったようだ。
「父さんに育てられた思い出なんかねぇよ!金さえ出してればいいとしか思ってねぇだろ! 大体弟と妹だって、俺が世話してたんだ!でなきゃ今頃栄養失調起こしてる!俺のことだって姉さんが育てたようなもんだ!」
アドルフの両親は共働きだと聞いている。ほとんど家におらず、姉に代わって弟妹の面倒を見てきたのはアドルフだと言っていた。
姉はアドルフの面倒は見ていたが、仕事が始まり、朝に弱くなってしまったらしい。アドルフもそれがわかっていて、姉に文句を言わなかったようだ。
「あんだとこのクソガキが!」
「うるせぇ!文句があるなら今すぐこの家から出てんぐ」
「あー、俺と話があるんでしたよね。ルドルフさん」
アドルフの口を後ろから抑え込むと、むぐむぐと抵抗してくる。
出ていかれては困る。それに、ヴァレリがいることで険悪になったのだから、ヴァレリ以外のことまで喧嘩にならないでいただきたい。
「いいから俺の息子と別れろ!」
「申し訳ないですがそれは無理です。俺は彼が好きで、彼もそう思ってれています」
「な、なんだってアドルフなんだよ!別に他の野郎でも良いだろうが! お前みたいな奴なら他にいくらでも…!」
そう言われることは予想していた。
思っていた通りの展開になり、ヴァレリは最早我慢できずに、フッと吹き出してしまう。
「何が面白ぇんだよ!」
「アドルフ。俺はお腹が空いた」
「はぁ?!」
アドルフの口はまだヴァレリが閉じているので、素っ頓狂な声を出しているのはルドルフの方だ。
アドルフもスーテラも、まさかそんなことをヴァレリか言い出すとは思わず、唖然としていた。
「夕飯作ってくれるか?」
アドルフはしばらく目を丸くしていたが、やがてゆっくりと小さく頷いた。塞いでいた口を解放すると、ルドルフの方を一瞬睨んでから、キッチンへ歩いていった。
「やっぱり、使用人のように使ってるんじゃねえか」
「アドルフの趣味をご存知で?」
「……なんだと?」
ニッコリと微笑んで対面する。まるで取引をしている時のような感覚になり始める。
相手の弱い所を突いて突いて突きまくる。やる時は徹底的にだ。
少し離れた位置にいるアドルフには多分ヴァレリの声は聞こえてない。
「ご存知ですか?」
「……息子の趣味なんざ、興味ねぇ」
「親父、そりゃないよ……」
スーテラが呆れたように頑固なルドルフを見た。ため息もついて。
「アドルフの趣味は料理です。俺は別に、使用人を雇っても一向に構わないんですが、アドルフが嫌がったんです」
「だからなんだよ」
「彼は自ら進んで楽しそうに家事をこなします。だから俺も、彼に強制している訳では無いということです」
テーブルで腕を組んで、ルドルフを正面から見据える。ルドルフの顔はまだ分からないと言う顔だ。
「俺は、確かに作ってくれたら嬉しいと頼みました。でもそれは、アドルフが楽しんでいるからやってもらっています。実は俺も、付き合ってから三年間、そんなことも知りませんでした」
「……知ったから、なんだよ」
「彼のことをちゃんと、正面から向き合ったのは、付き合ってから三年経ってからのことでした。そしてようやく、彼の趣味が料理だと知ったのです」
静かにゆっくりと伝わるように一つ一つ丁寧に言葉を繋いだ。
言わなくては伝わらない。それをヴァレリに教えてくれたのは他でもない、アドルフだ。
三年間、逃げられ続け、決定的な言葉を言わずにのうのうと過ごしていたヴァレリが反省した時を思い出す。
「俺がアイツを分かってねぇって言うのか」
「そうですね。今の段階では、父親の貴方より知っているつもりです」
イラついたようにテーブルをダンッと叩かれる。音が届いたアドルフが、一瞬キッチンから出ようとするがヴァレリは手で静止した。
「知らないというのは罪深いものです。三年間、彼がしたかった事、して欲しかった事、言って欲しかった事を何一つ与えてやることが出来なかった」
「は、最低だな」
「そうですね、最低です。でも過去のアドルフも、きっと、貴方と沢山話がしたかったはずだ」
ようやっと、ルドルフはハッとする。
「アドルフには仕事の悩みも、性の悩みも、弟妹の悩みも。本当は沢山あったのではないでしょうか。彼はとても我慢強い男です。出会って三年間、アドルフは自分の趣味すら俺に明かさないくらいだったのですから」
キッチンに立つアドルフは聞こえないながらも心配でチラチラと目線を送ってくるのが伝わる。
安心しろと、伝わるように微笑めば、ホッとした様子を見せている。
「アドルフはそれでも、ルドルフさんと向き合うために俺を紹介してくれたんです。そう。自分自身を知って欲しいと。見て欲しいと思ってたんですよ」
ルドルフは黙り、静かに悩み始めた。
そして、ぽつりと零すように尋ねる。
「………いつから。いつからアイツは……同性愛者だったんだ」
「ちょうど、親父が忙しかった頃だよ。母さんも弟と妹の世話と仕事で忙しくて、ほとんど家に居なかった。……私に相談してきたのは、私が何となく気づいたからだ」
気づかなかったら、教えて貰えなかっただろうね。とスーテラは自嘲するように言う。
「アディはずっと悩んでた。だから私が、大人になったらそういう店に行って、本当に同性愛者なのか確認してこいって言ったんだ。悩むくらいなら行動してこいってね。帰ってきた時、やっと少し晴れた顔をしたのは今でも覚えてる」
ゆっくりと思い出すように言われ、ルドルフはじっと悔しそうな、考え込んだような顔をしていた。
暫くして、顔を上げ、ヴァレリと視線が合う。
「……アンタ、アドルフのどこを気に入ったんだよ」
「そうですね。強いて言うなら」
きっと。
アドルフはやっと前を向ける。
信頼出来る人間が、こんなに沢山いることに、気づけるはずだ。
分かっていた人も、分かろうとしてくれる人もいることに。
キッチンに立つ恋人を見て、顔が綻ぶのを感じながら、伝える。
「人見知りで臆病で人間不信で…それでいてすごく寂しがり屋な所でしょうね」
ポカンと口を開けて見てしまった。なんなら帰ってくる家を間違えたのかとすら思ってしまった。
リビングに居たアドルフが出迎えてくれるのはいつもの事だ。ドッと降りてくる疲れがフッと軽くなる気分になった。
ただいま、と言いかけて、「た」の口の形で開いたまま止まった。
「…悪い。どうしても話したいって言って帰らなくて……」
アドルフはボソボソと申し訳なさそうに耳打ちしてきた。
リビングの椅子に座っていたのは、不機嫌そうなアドルフの父親ルドルフと姉スーテラの二人だった。
「いやー、悪いねヴァレリさん。親父がどうしても行くって言ってね。止めても私の言うことは聞いてくれなくてねぇ」
「うるせぇ、スー。お前は来なくても良かったんだよ」
「何言ってんの。この家の場所知らなかったクセに」
スーテラが言うと、更に不機嫌になったルドルフ。
親子喧嘩が勃発しそうだが、この家で喧嘩はやめて頂きたい。
というよりは、嫌がらせかと思うタイミングだ。普段の仕事後ならまだしも、出張と言う家に帰ることも出来なければ仕事漬けになった上に、三日ぶりのアドルフを堪能することも出来ない。地獄か。
思わずため息をつきそうになるが、もしかしたらこれがルドルフの狙いかもしれないと思えば、ポーカーフェイスを崩す訳にもいかない。
恋人に後でしっかり癒されなければやってられるか。
「別れる気になったか?」
「はぁ?! 父さん急になんだよ!そんなこと言うために来たのかよ!」
「親父、それはないよ…脈絡もないし、失礼すぎる」
アドルフは怒り、スーテラは呆れている。やっぱりヴァレリはため息をつきたくなった。いやしかし、ここでため息をついても仕方ない。
「別れる気はないです。お話というのはそれだけですか」
「……アドルフ。お前、コイツの世話でもしてんのか?」
ヴァレリと目も合わせず、アドルフの方に吐き捨てるように言う。愛人のように囲って世話させてるとでも言いたげだ。
アドルフは我慢できないとばかりにワナワナと拳を握り締めている。
「世話なんかしてねぇよ! 俺がやりたいと思ってやってることしかやってねぇ!大体!世話っつーなら実家の方がよっぽどやってる!」
「ああ? 何言ってんだよ! お前の世話は誰がしたと思ってんだ!」
「アディも親父も! 止めな、こんな所で!」
二人が激昂し、スーテラが叱るとガルル…と聞こえてきそうなほど睨み合い始めた。
しかしもうアドルフは我慢の限界だったようだ。
「父さんに育てられた思い出なんかねぇよ!金さえ出してればいいとしか思ってねぇだろ! 大体弟と妹だって、俺が世話してたんだ!でなきゃ今頃栄養失調起こしてる!俺のことだって姉さんが育てたようなもんだ!」
アドルフの両親は共働きだと聞いている。ほとんど家におらず、姉に代わって弟妹の面倒を見てきたのはアドルフだと言っていた。
姉はアドルフの面倒は見ていたが、仕事が始まり、朝に弱くなってしまったらしい。アドルフもそれがわかっていて、姉に文句を言わなかったようだ。
「あんだとこのクソガキが!」
「うるせぇ!文句があるなら今すぐこの家から出てんぐ」
「あー、俺と話があるんでしたよね。ルドルフさん」
アドルフの口を後ろから抑え込むと、むぐむぐと抵抗してくる。
出ていかれては困る。それに、ヴァレリがいることで険悪になったのだから、ヴァレリ以外のことまで喧嘩にならないでいただきたい。
「いいから俺の息子と別れろ!」
「申し訳ないですがそれは無理です。俺は彼が好きで、彼もそう思ってれています」
「な、なんだってアドルフなんだよ!別に他の野郎でも良いだろうが! お前みたいな奴なら他にいくらでも…!」
そう言われることは予想していた。
思っていた通りの展開になり、ヴァレリは最早我慢できずに、フッと吹き出してしまう。
「何が面白ぇんだよ!」
「アドルフ。俺はお腹が空いた」
「はぁ?!」
アドルフの口はまだヴァレリが閉じているので、素っ頓狂な声を出しているのはルドルフの方だ。
アドルフもスーテラも、まさかそんなことをヴァレリか言い出すとは思わず、唖然としていた。
「夕飯作ってくれるか?」
アドルフはしばらく目を丸くしていたが、やがてゆっくりと小さく頷いた。塞いでいた口を解放すると、ルドルフの方を一瞬睨んでから、キッチンへ歩いていった。
「やっぱり、使用人のように使ってるんじゃねえか」
「アドルフの趣味をご存知で?」
「……なんだと?」
ニッコリと微笑んで対面する。まるで取引をしている時のような感覚になり始める。
相手の弱い所を突いて突いて突きまくる。やる時は徹底的にだ。
少し離れた位置にいるアドルフには多分ヴァレリの声は聞こえてない。
「ご存知ですか?」
「……息子の趣味なんざ、興味ねぇ」
「親父、そりゃないよ……」
スーテラが呆れたように頑固なルドルフを見た。ため息もついて。
「アドルフの趣味は料理です。俺は別に、使用人を雇っても一向に構わないんですが、アドルフが嫌がったんです」
「だからなんだよ」
「彼は自ら進んで楽しそうに家事をこなします。だから俺も、彼に強制している訳では無いということです」
テーブルで腕を組んで、ルドルフを正面から見据える。ルドルフの顔はまだ分からないと言う顔だ。
「俺は、確かに作ってくれたら嬉しいと頼みました。でもそれは、アドルフが楽しんでいるからやってもらっています。実は俺も、付き合ってから三年間、そんなことも知りませんでした」
「……知ったから、なんだよ」
「彼のことをちゃんと、正面から向き合ったのは、付き合ってから三年経ってからのことでした。そしてようやく、彼の趣味が料理だと知ったのです」
静かにゆっくりと伝わるように一つ一つ丁寧に言葉を繋いだ。
言わなくては伝わらない。それをヴァレリに教えてくれたのは他でもない、アドルフだ。
三年間、逃げられ続け、決定的な言葉を言わずにのうのうと過ごしていたヴァレリが反省した時を思い出す。
「俺がアイツを分かってねぇって言うのか」
「そうですね。今の段階では、父親の貴方より知っているつもりです」
イラついたようにテーブルをダンッと叩かれる。音が届いたアドルフが、一瞬キッチンから出ようとするがヴァレリは手で静止した。
「知らないというのは罪深いものです。三年間、彼がしたかった事、して欲しかった事、言って欲しかった事を何一つ与えてやることが出来なかった」
「は、最低だな」
「そうですね、最低です。でも過去のアドルフも、きっと、貴方と沢山話がしたかったはずだ」
ようやっと、ルドルフはハッとする。
「アドルフには仕事の悩みも、性の悩みも、弟妹の悩みも。本当は沢山あったのではないでしょうか。彼はとても我慢強い男です。出会って三年間、アドルフは自分の趣味すら俺に明かさないくらいだったのですから」
キッチンに立つアドルフは聞こえないながらも心配でチラチラと目線を送ってくるのが伝わる。
安心しろと、伝わるように微笑めば、ホッとした様子を見せている。
「アドルフはそれでも、ルドルフさんと向き合うために俺を紹介してくれたんです。そう。自分自身を知って欲しいと。見て欲しいと思ってたんですよ」
ルドルフは黙り、静かに悩み始めた。
そして、ぽつりと零すように尋ねる。
「………いつから。いつからアイツは……同性愛者だったんだ」
「ちょうど、親父が忙しかった頃だよ。母さんも弟と妹の世話と仕事で忙しくて、ほとんど家に居なかった。……私に相談してきたのは、私が何となく気づいたからだ」
気づかなかったら、教えて貰えなかっただろうね。とスーテラは自嘲するように言う。
「アディはずっと悩んでた。だから私が、大人になったらそういう店に行って、本当に同性愛者なのか確認してこいって言ったんだ。悩むくらいなら行動してこいってね。帰ってきた時、やっと少し晴れた顔をしたのは今でも覚えてる」
ゆっくりと思い出すように言われ、ルドルフはじっと悔しそうな、考え込んだような顔をしていた。
暫くして、顔を上げ、ヴァレリと視線が合う。
「……アンタ、アドルフのどこを気に入ったんだよ」
「そうですね。強いて言うなら」
きっと。
アドルフはやっと前を向ける。
信頼出来る人間が、こんなに沢山いることに、気づけるはずだ。
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