【完結】オークのツガイになる方法

七咲陸

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  ゼタさんはお家に入るなり、僕を抱っこしたままゼタさんの大きな口で僕の唇を塞ぎました。

「っふ…、んん…」

  厚くて僕の舌の一周りも二周りも大きい舌をねじ込まれ、ねっとりと絡みついてきます。甘く感じる唾液が入り込み、喉奥にそれが絡んで、こく、と喉を小さく鳴らすように飲み込みました。少し牙があってチクチクしますが、それすら気持ち良い感覚にしてくれます。

  ゆっくりと口づけが離れていくと、名残惜しいとばかりに唾液の糸が僕とゼタさんの唇を繋いでいます。ゼタさんはそれを回収するようにもう一度、ちゅ、と音を立ててキスをしてくれました。

  気持ちよくて頭がポーッとしていきます。思えば昨日もこんな感じだった気がします。

「ん、  ゼタさ…もっと…んっ」

  首に腕を回して、キスをもう一度強請るとゼタさんは少し苦しげな顔をした後、僕のお願い通りにキスをしてくれます。ダメなお願いだったでしょうか。でもキスをしてくれますし、どうして苦しそうなのか分からないです。

  またしてもゼタさんは舌を絡み付かせるような深いキスをしてくれました。息継ぎが大変なくらい激しいのですが、やっぱり気持ちよくて、僕も必死にゼタさんの舌に絡みます。
  ぴちゃぴちゃという水音がなんとも卑猥で、音とともに、ゼタさんの舌が僕の上顎を掠る度にゾクゾクと腰が疼きます。

「っぷあ…ん、ゼタさん…」

  いっぱい絡んだ舌が、唇が、口内が。ジンと甘く痺れています。やっぱり僕はもっとゼタさんとキスがしたくてもう一度顔を近づけますが、ゼタさんの唇は僕の唇ではなく、額に行ってしまいます。
  ちゅ、と額にキスを落とされるのも、好きと言われているようでとっても嬉しいのですが、僕としてはもう一回ゼタさんとキスがしたかったのでちょっと残念です。

「ミシュメール。風呂に入ろう」

「あ…じゃぁ僕お風呂の準備して…」

  実はこのゼタさんのお家にはお風呂があるのです。本当にすごすぎませんか。まぁどうやら湧き出た温泉を活用しているようなのですが、オークのみなさんの家にもきちんと分配されているようです。

  その辺の村よりも発展していて、特にこのお風呂というものにはエマもとても感動していました。女の子ですから、ユエルさんから泉質を聞いてとっても嬉しそうにしていました。肌とかに良いらしいのです。

  僕はツガイといえど居候も同然なので、お風呂の準備しに行こうとゼタさんに抱っこされた腕から降りようとしますが、ガッチリ掴まれているせいで降りれません。
  不思議に思ってゼタさんの方を見上げますが、ゼタさんに降ろそうという意思はなさそうに感じました。それどころか、そのまま僕を連れて風呂場の方に向かっていきます。
  連れてってくれるのでしょうか。でも別に歩くのも厄介なほど広いおうちではありません。歩けるのになぁ、なんて呑気に考えていると、ゼタさんはそのまま僕を抱いたまま浴室に入りました。

  服も脱いでないので僕はびっくりしました。モワモワと立ち込める湯の煙が一気に僕たちを包むように襲ってきます。

「ぜ、ゼタさん…?っ、んむ」

  ゼタさんは無言だったのでどうしたのかと思って尋ねるように首を傾げると、僕の唇はゼタさんに食べられてしまいました。

「ん、んんっ、は、ふ…んっ」

  ぴちょん、と水滴が落ちる音と、キスの絡むクチュ、という音が浴室に響いています。水のせいなのか、反響しているのです。ゼタさんはキスをしながら腰を下ろし胡座を描いた上に僕を降ろしました。

  僕の服はゼタさんの大きな手で器用に剥がされていってしまいます。濡れてしまいますが、どうせ洗ってしまうので特に問題ないです。
  上半身があっという間に剥がされると、ズボンも下ろされてしまいます。僕はすでにゼタさんのキスで興奮してしまい、脱がされるズボンから勢いをつけてぷるんっ、と僕のモノが姿を現しました。
  ゼタさんと比べると慎まやかなソレは、ゼタさんの大きな手によって覆われるように掴まれてしまいます。

「っあ!んんっ」

「キスだけでこんなか」

「あうぅ…だって気持ちよくて…」

  ゼタさんのせいだと思うのです。こんなに気持ちよくなっちゃうキスをしてくるんです。僕じゃなくたってきっと反応しちゃうと思います。あ、や、僕以外としてるゼタさんは想像したくないですが…。

  恥ずかしくて少し目線を逸らすと、ゼタさんから微かに笑う声が聞こえます。

「ミシュメール」

「んっ…!」

  ゼタさんの顔が、僕の耳に近づきます。囁かれ、今度は僕の耳がゼタさんに食べられてしまいました。ぴちゃぴちゃと音を立てて、耳の中に入り込むように舌が這っています。
  ゾクゾクとして、快感に身震いを起こしました。僕の身体は子宮だけじゃなく、もう全身が性感帯になったようにゼタさんによって作り替えられてしまったのです。

「ぁ、ゃ…ゼタさ…っ」

  ゼタさんの手によってスッポリと包まれていた僕のモノからぷくりと蜜が溢れます。ゼタさんが僕のものを程よい力加減で扱いてきて、その蜜によって卑猥な音がまたさらに僕の耳を襲うのです。

  頭がクラクラするほどの直接的な快感に、僕は夢中になってしまいます。もっとして欲しくて、もう腰がずっと疼いています。

「ミシュメール。子宮が完成している証拠だ。ほら」

「ふぇ…?」

  ゼタさんは僕のお尻の割れ目に手を当てました。いつも凶器のようなゼタさんを受け入れている僕のお尻の穴に指が滑り込み、なんとすぐに入り込んでしまいました。

「ひぅ…っ、え、なんで、僕、緩くなっちゃったんですか…?」

  昨日もゼタさんの凶器を受け入れていたせいなのか、ゼタさんの太い指が簡単にニュル、と入ってしまうではないですか。
  昨日はそんなに簡単に指が入らなかったはずなのです。ゆっくり捏ねるように、皺を伸ばすように、たくさん慣らしてくれてようやくゼタさんを受け入れられたはずなのに。

「違う。ミシュメールの中から滑りやすくなるように液が出てるんだ」

「えき…?ひゃうっ、ん…!あっ」

  ゼタさんはわざとなのか、僕が困惑しているのにクチュクチュと僕の中にある指を動かし始めます。

  一週間ほど前は全く感じなかったはずの僕の中も、すっかりゼタさんに作り替えられてしまいました。
  どうしてこんなに気持ちよくなってしまったのか、とゼタさんに三日目くらいで尋ねた時に教えてもらったのです。そしたら、『オークの精液と唾液には催淫作用がある』と言われました。どうりで僕がゼタさんに即オチしたわけです。ズルじゃないですか。ぷく、と膨れてゼタさんに言うと、苦笑されてしまいました。まあそうですよね。オークという性質の話ですから、ゼタさんが悪いわけでないのです。

「んっ、んん、ゼタさん…っ、あ、やぁ…!」

  愛液に塗れた僕の中を、かき混ぜるように、広げるようにゼタさんの指が動きます。僕のイイ所も狙いながらなんて、器用すぎます。

「嫌?こんなに気持ちよさそうな顔して?」

「あ、んっ、あぁ…っ」

  僕は一体どんな顔をしているのでしょうか。ゼタさんの瞳を見つめていると、僕の姿が映ります。

「あっ…や、やだぁ…っ」

  僕はとってもダラシない顔をしていました。半開きの口に、蒸気した頬、とろんとした眼。恥ずかしくて見て欲しくなくて、見たくなくて、僕は瞼を閉じて首をフルフルと振ります。
  そんな僕をゼタさんは嬉しそうに眼を細めています。

「本当、可愛すぎてどうにかなってしまいそうだ」

「んっ、ぅ…ゼタさ、あっ!やぁ!あんっ」

  僕の中に挿入っていた指がグチュグチュと動き回り、ぷっくりと膨れた前立腺をコリコリと捏ねるように当てられてしまいます。気をしっかり持ちたいのに快楽に弱くなってしまったこの身体はそうはさせてもらえません。

「あっ、あっ、やぁ…!だめ、ひ、あ」

  コリコリと擦られ続け、僕は簡単に追い立てられてしまいます。
  ゼタさんはまだ服を着ていたままで、僕はその服をぎゅっと握って気をやってしまいそうになるのを耐えます。
  そんな僕の様子に気づいたのか、もっと激しく指をバラバラに動かしてきます。

「あっ!や、イく、イッちゃう…っ!!」

  耐えきれず、僕はゼタさんの激しい指の動きで瞼をギュッと閉じながら、つま先を無意識に曲げながら達してしまいました。

「すごいな。俺の指が食いちぎられそうだぞ」

  ハフハフとどうにか息を整えつつも、ゼタさんの指を未だ離したくないと言わんばかりにヒクヒクしているのが自分でもわかります。
  ゼタさんは「ちゃんとイケたな」と僕を褒めつつ、額に、頬に優しくキスを落としてくれます。そのキスにすら感じてしまい、「っん」と声を漏らして体を震わせてしまうのです。

  僕の前は全然弄られていないのに、どうやら後ろだけでイッてしまいました。とろりと僕の前から蜜が溢れているのを見て、僕はやっぱり恥ずかしくなってしまいます。
  こんな淫乱な身体でゼタさんは呆れないでしょうか。だって、まだ一週間とちょっとですよ?催淫作用のあるオークの特性も混じっているとは言え、ちょっとチョロすぎませんか?

「ぜ、たさ…」

  不安になってゼタさんに腕を伸ばすと、ゼタさんは僕を持ち上げながら胡坐をかいていた足を伸ばして立ち上がります。

「体を洗って、湯船に浸かろうか」

「は、はい…」

  未だ快感に震える体はゼタさんの手によって丁寧に洗われます。自分で洗うと言ったのですが、ゼタさんは楽しそうに僕を泡でもこもこにして洗ってくれます。

  そして丁寧に洗っていたはずのゼタさんの手つきがどんどんやらしくなっていって、僕は感じてしまい、もう一度気をやってしまうコトになってしまったのです。
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